なんでも日記

出かけた時気付いた事や、身の回りのニュース等をとりとめも無く書きます。

「小さな親切」運動のはなし

2010年02月04日 | 趣味
 お友達から「いい話が載っているので読んでみて~」と渡された一冊の文庫本です
 河出文庫 「小さな親切」運動本部編による
 <あのときはありがとう「涙が出るほどいい話」>

 1963年「出来る親切はみんなでしよう」をスローガンにスタートした「小さな親切」運動
 1985年の第1回から1995年の第11回まで応募のあった54000通の
 「小さな親切」はがきキャンペーンの中から122編が収載されています

 はがき一枚分なので、短く集約されていて読みやすい文章になっています
 身近でも良く見かける、ちょっとした親切ですが
 受ける側にとっては、身にしみる程ありがたい事なのでしょうね

 胸にじーんとくる話 「サンタさんありがとう」

 お父さんが、オートバイで飲酒運転事故を起し、自身は3日後病院で、死亡してしまいます
 相手さんは何とか助かりましたが、それから一家は母を中心に大変でした
 そんな時、毎年届くクリスマスプレゼントは、事故の時の相手さんからだった事が後で分かりました
 とても心の広い被害者の方で良かったですね

 生きるファイトがわく話 「自分で選んだ道だから」

 酒に酔って暴れた主人の「お前なんか出て行け」の言葉に
 2歳の娘を連れて家を飛び出しタクシーで実家に向かいました
 実家の近くになった頃、運転手さんが「ご主人とケンカしたんでしょ。今日は黙ってこのまま帰りなさい
 こんな時間に実家に帰ったら親御さんも心配されて事が大きくなりますよ」と
 バックミラーごしに私の涙目をみての運転手さんの気持ち
 それからは、親には心配掛けまいと誓い、それが運転手さんへのお礼だと思います
 子供の事を思って、少し辛抱して、母子家庭にならないように頑張って下さい

 優しい気持ちになれる話 「まいちゃんのおはし」

 保育所に通うまいちゃん、給食で初めておはしを使う日
 うれしくて、みんなに見せて回りました
 しかし、その日の献立には、おはしを使うメニューはなかったのですが
 調理員の所へ行き、事情を話し、おはしを使う一品をこしらえて貰ったそうです
 娘は上機嫌で帰宅、後で聞いてジーンとしましたと親御さん
 ここまでして下さる保母さんも中々いないと思いますが・・・

 心があったかくなる話 「お金より大切なもの」

 心臓の悪い子猫を飼うのに、生活に余裕が無い両親に頼みこんで
 自分のご飯をわけるからと、やっとのことで飼いましたが
 やはり、病気になり動物病院に通い、また往診にきてもらい費用がかさみます
 先生はお金は後でよい、お年玉を貰ってからで良いからと
 お年玉の1万円を持って行くと7000円のおつりを貰いました
 猫は元気に15年生きました、お金より大切なモノがあることを教えられました
 動物の診療費は、高いのですが、とても良い先生ですね

 何だかうれしくなる話 「すがすがしい女先生」

 子供達が、遠足で電車を利用する事がよくあります
 相変わらず、車内はよくしゃべり、よく動きます
 子供達が降りた後はホッとします
 そんな時、引率してきた若い女の先生は、中にいる乗客に向かって
 「お騒がせして本当にすみませんでした」と大声で深々とお辞儀をして去りました
 先生の一言で、イヤーな雰囲気がとても良い空気になったことでしょう

 その他、とても沢山あるのですが、
 目だったのが、一見不良かと見える学生が
 結構親切で、色々な人達に、心遣いをしている話が、多く見受けられました
 見かけで判断した事を、とても恥じますと言う方が多く居られました
 今の若い者は・・・と言われがちですが、大人も見習わなくてはいけない事も有るのです
 
 
 

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