岡崎シニア山岳会

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日焼けについて

2010年08月08日 | 登山の知識情報
標高が高い所ほど紫外線が強く(約10%/1000m)、登山に日焼けはつきものですが、皮膚の再生機能が衰えている、シニアは特に注意した方が良いと思います。
また紫外線は角膜(雪目を起こす)や水晶体にもダメージを与え、白内障の原因にもなりますので、登山にサングラスは欠かせません。ただし最近のめがねレンズはUVカット機能が有りますので、裸眼に比べ安全です。
以下http://www.net-dream.jp/からの引用です。
日焼けの原因は紫外線の照射にあることはご存じと思います。一口に紫外線といってもその皮膚(ひふ)に与える強さはいろいろあります。波長が短いほど皮膚に障害を与えます。紫外線の波長が短いものをUVBといい、その波長の長さは281~320nm(ナノメートル。1ナノメートルは10億分の1メートル)でサンバーンといわれ、皮膚に紅斑や水泡を発生させます。UVAといわれるものは波長が長く、321~400nmのもので、サンターンと呼ばれて皮膚の色素沈着を起こします。
 さて、このうち皮膚がんを発生させる波長は280~320nm、つまりUVBが危険ということになります。
 白色人種では紫外線による皮膚がんの発生が多く、増加の一途をたどっています。アメリカでは年間約40万人の皮膚がんが発生し、大多数は紫外線によるものといわれます。レーガン元アメリカ大統領の鼻にできた皮膚がんはよくご存じと思います。オーストラリアはさらに紫外線の影響が強く、最近のキャンペーンでは、もし長生きすれば、国民のすべてが皮膚がんにかかる恐れがあると警告しています。もともと白色人種は紫外線に弱く、皮膚がんの発生が高かったのですが、最近のオゾン層の破壊が拍車をかけたわけです。
 オゾン層は地上10~50kmに存在し、紫外線の短い波長、例えば290nm以下のものを吸収していたのですが、その破壊により短いものが地球上に到達する結果となりました。
 では日本ではどうでしょうか。日本でも毎年、紫外線による皮膚がんが増加しています。紫外線に当たってすぐ皮膚がんが発生するものではなく、10年あるいは20年以上経過して発生します。従って、将来、日本でも飛躍的に増加するかもしれません。紫外線に当たると日光斑というシミができます。このシミの1部が有棘(ゆうきょく)細胞がんや基底細胞がん、あるいは悪性黒色腫(メラノーマ)などに変化することがあります。
 有棘細胞がんの前駆病変として日光角化症があり、これが最近、増加しています。基底細胞がんはもともと露出部位に多い皮膚がんです。悪性黒色腫に変わる割合は少ないのですが、悪性度は大変高く、命取りになります。
 紫外線を予防するには、過度の日光浴を避けること(紫外線の量の多い11時から13時ころは避ける)、山や海に行く時は日焼け止めを使用すること(化粧を濃いめにすることもよい)。また、プールや海水浴で5分くらい水につかると紫外線の感受性が高まってきます。塩水は日焼けを促します。また、油っこい食べ物、アルコール、甘いものの取り過ぎは皮膚を弱くします。日光に当たったら、その後の手入れもお忘れなく。


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2 コメント

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Unknown (トイプードル)
2010-08-10 11:22:14
はじめまして、こんにちわ♪
プールや海って普段より焼けやすいんですね><参考にさせてもらいます^^
紫外線の件 (チャトラン)
2010-08-11 14:50:48
コメントの投稿ありがとうございます。殆どの女性の方は紫外線対策に興味が有ると思いますが、問題は男性です。しかし最近はずいぶん注意する人が多くなりました。雪山やスキー、ボードでは標高が高く、雪面からの反射を考えると平地の2倍くらいまで浴びることになります。夏の海岸やプールも水面からの反射が加わり、やはり注意が必要と思います。私は若い頃、甲羅干しをした時出来た、ソバカスが背中に残ってしまいました。

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