岡崎シニア山岳会

岡崎シニア山岳会活動報告 コメント歓迎します。

岩登りにおけるリードクライミング

2021年07月31日 | 登山の知識情報

OSACの岩登りであまりやってなかったリードクライミングの方法を説明します。

9月に計画した御在所の岩登りコース 前尾根はこの方法で登ります。

前尾根取りつきからヤグラと言う岩場までロープの補助で登りますが、リード(最初登る人)は途中2-3mおきにアンカーにロープをヌンチャク掛けます、もし落ちると最大ヌンチャクの間隔の2倍以上落ちることなります。

確保者(ビレーヤー)はこれを想定し下で構えますが、基本はリードする人はそのコースでは落ちない技術を持って対応します。

また多くの人が登る有名なコースには先輩方が設置したアンカーが残っており(残置アンカー)これを使いますが劣化している場合があるので大丈夫か確認してから使います。


天気分布予報と雨雲レーダー比較

2021年07月26日 | 登山の知識情報

OSACでは山行計画に対し、CLが天気図を配布し山行の実施、中止を連絡することになっていますが、天気が偏西風に流され西から東に移行する時は分かり易いのですが、今回は難しい判断でした。

三ノ峰のCLは中止、良い判断したと思います、白山市など下界は晴れの予報でしたので興味を持ち経過を調べました。

その結果を画像でまとめましたので、ご参照ください。

 私の大まかな理解は沖縄と小笠原付近の台風は動きが遅く、概ね本州は高気圧に覆われていますが、山に吹きあがる風で雨雲が発生し三ノ峰付近にも24-25日にかけて雨が降ったようです。

 参考までに各予報機関の予報を添付しましたが、必ずしも当たっていません、しかし私はtenki.JPの山の予報はOKと思いました。

(スマホアプリは250円/MですがPCでは無料で閲覧できました)

宿泊でなく翌日、日帰りの場合、先日紹介した、天気分布予報を参考に判断する事をお勧めします。


天気図、天気分布予報、雨雲レーダー

2021年07月12日 | 登山の知識情報

OSACでは山行を始める前に会員に天気図を配布する事になっています。

そこで悪天候が想定される場合 CLとしてどのように天気図を解釈し山行を決めたか考えを述べることが重要です。

今回事例ではCLは雨が降ることを想定し参加者の同意を取り決行を決めたそうです。

ただその後バスのアクセスに問題が生じ、中止されました。

天気図を見ると2日共本州中央部を前線が横断しており、上空に寒気が入っているので、積乱雲が発生し易く、所処で大雨が降ることが予想されます。(東京では雹が降った)

ただどこで積乱雲が発生し大雨になるかは予想出来ないのです。

今回天気分布予報の雨雲と実際発生した雨雲の対比を試みました。

天気分布予報のサイクルが3時間おきなので、動きの速い積乱雲は移動の方向から、何処を通過するか推測が必要です。

雨雲レーダーを見ると駒ヶ岳付近も積乱雲が通過したと読み取ることが出来ます。

最後に雨を想定した山行を否定する物ではありません、私の友人で自称 雨男は雨を気にしていたら登山出来ないと言っていました。