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台湾旅行記④ 台北駅周辺の日本を探す 後編

2017-12-14 22:31:23 | 旅行

 総統府から歩いて二二八和平公園へ向かいます。公園の名前の由来は、第二次世界大戦後の台湾で起きた二・二八事件(事件の概要については、ここでは割愛させていただく・・・)で、その犠牲となった台湾住民を追悼する二二八和平紀念碑が建立されています。

 ニニ八和平公園内には、二・二八事件の概略が分かる台北ニニ八記念館という施設があります。こちらは、日本統治時代の台湾でラジオ放送を行っていた台湾放送協会の建物があった場所のようです。

 台北ニニ八記念館は、普段は20台湾ドルの入場料が必要ですが、僕の行った日は特別に無料ということで、内部も見学してきました。ニニ八事件についての展示がされていますが、展示物には中国語の説明書きのほかに日本語で概略が書かれているので、ものすごく大雑把ですが、ニニ八事件について知ることができます。

 ニニ八和平公園を台北駅方面に向かって歩くと、国立台湾博物館があります。

 元々は1908年に台湾総督の児玉源太郎と民政長官の後藤新平を記念するため、「児玉総督後藤民政長官記念館」として現在の場所に建築され、翌年に台湾総督府博物館に改称され、数度の名称変更の後、現在の名称になっています。

 僕が訪れた時は、蝶や鮭に関する展示などをしていました。国立台湾博物館の3階には、児玉源太郎と後藤新平の銅像が展示されており、阿寒湖のマリモを発見したことで知られる川上瀧彌(台湾総督府博物館の初代館長)に関する展示も行われておりました。

 手前にある牛の像は、日本統治時代の台湾にあった台湾神社に奉納されたものを移設したもののようです。

 今回観光した台北駅周辺はこの位でしたが、日本に戻ってから調べると、見落としていた場所も意外にあり、次に台湾に旅行するときには、台北駅周辺をもう少し散策したいと思います。