平成15年以来続いている年末年始山行のスタートは道志の菰釣山に決めた。
ここは3年前の大晦日ボブさんと一緒に歩いたのだが、道を間違えて雪のついた超急登を文字通り4つ足で急斜面をよじ登ったバリハイルートをになった。終わってみれば良い想い出だ。
実はある目的①,②の為に選んだのだが、それは後ほど・・・
30日は午後早めにタントに荷物を詰め込みんでから旧友との飲み会へ。とても楽しかったが、帰宅は22時過ぎ。風呂に入ってから22:45にベッドへ。
それでも気合いで4時に起床。朝食とトイレを済ませ5:05に出発。
都内、相模原、道志道も空いていて順調だった。6:40頃道の駅道志へ到着。先ずはトイレへ
日の出前の空。
ところで登山準備中に気付いたことを一つ書きたい。
ここは植え込みの花を守るために「前向き駐車」の標示がある。なのに、入ってくる車の殆どはバックで停めている。冬だから花が咲いていないということでは無いと思う。難しいことじゃないのに、何故守らないんだろうね。
準備を済ませ、7:27に出発←遅い(^^;)
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前回はボブさんに着いていくだけで、どういうルートを辿ったのかあやふやだった。そこで、今回はこのガイドをプリントアウトして、エアリアと比較しながら歩くことにした。
今日もTBSラジオを聴きながら歩いている。この時間は堀尾さんの番組だったが、堀尾さん、長峰アナは年末でお休み。代わりに春風亭一之輔さんと皆川玲奈アナが話していた。
この付近は日が当たらず、寒いのなんの・・・
富士の頭が見える。
道志の森キャンプ場の脇を通る。車とテントが数梁あった。ここで年越しってことか。非日常を味わうには良いだろうが、寒いだろうな~
3年前はこんな感じの雪道だったので全く印象が違う。
キャンプ場からの林道は車高があるゴツい車でないとキビシイ感じだ。タントでは先々週のこともあるし、通りたくない。ますます目的①の達成が難しくなる(>_<)
ピンクのテープは比較的新しい。
あのテープはこっちに行くと落ちるよってことなのか。
メタウォーター道志の森の看板。この水は横浜市の水源だ。
8:26 ←歩いている時は随分かかるな~と思っていたが、道の駅からほぼ1時間かかっている(>_<)
これは目的①を達成する為にはキツいな~
ここを左折。3年前はここ(画像)を直進してエライ目にあったんだよな~
こっちが正しいルート。
ここを一気に渡ったが、ゴアテのハイキングシューズでも結構濡れてしまった。幸い靴下が冷たくなる程では無かったが、油断出来ない。
少し先でパンを食べ、テルモスに入れたホットコーヒーで一息ついた。
ここでステッキを出してリスタート。
この付近はかなり整備されている。キャンプ場からの林道をもっとマジメに整備すれば随分楽になるんだけどな~
8:49 むむ、またここを渡るの?
ここは先ほど通ったところより水量がある。靴を脱ぐか・・・冷たいだろうな~(T_T)
なんだこっちか。直進で良かった(^^;)
この木橋大丈夫か?ステッキでバランスを取りつつ慎重に・・・
その後も数回徒渉する箇所があったが、体重を掛けても良さそうな岩を探せば問題なかった。
前回はこの付近を山頂から戻ってくるときに通っているはずなのだが、全く印象が違う。なにしろ前回はすっかり雪に埋もれていたのだからね。
たまに付けられているピンクのテープを探しながら進んだ。
歩きにく~い
結構急登!
そうだ、思い出した。前回はここを一気に降りたのだ。(画像)
9:29 分岐が見えた。
ブナ沢乗越の標柱。3年前はこれだった。最近設置されたのかな。
ガイドを確認するとここで「甲相国境尾根」に出るのだ。
霜柱がビッシリ! チェーンアイゼンはザックに入れてあるが必要無かった。
9:36 分岐からほんのちょっとで避難小屋へ
今回も中を覗いてみた。とてもキレイ!
その後はやや急だが、気持ちの良い登り道を進む。
10:01 富士が正面にドカ~~ンと見えて菰釣山山頂へ。
道の駅からほぼ2時間半ってことか。前回はバリハイルートだったが、正規ルートならそれほどかかっていないね。
誰も居ないので、セルフタイマーで。切れてしまったが、ここの標高は1339m
ようやくデジイチタイム。ここから見る富士は素敵だ。
富士の右(北)には南アルプス
4時過ぎに朝食を取ってからもう6時間経っている。勿論ブランチ。美味かった~
再びデジイチタイム
上で撮った南アルプスをズーム。上河内岳、布引山、笊ヶ岳、右の真っ白が聖岳
その右(北)に赤石と悪沢
その右(北)に塩見岳
木が邪魔なので少し下って別のアングルを探した。
今度は富士の左側
越前岳だね。
なかなか素敵な展望だ。これで満足。
目的②もあるので余裕を持っていきたい。10:51下山開始
登りで撮るのを忘れていたが、この付近はブナの大木が多い
分岐へ。直進して城ヶ尾峠も考えたが、ガイドには展望が無いとあるし、目的①の為には往路を戻った方がイイ。
何回かある徒渉も往路より気分が楽だった。
11:43 ここまで来れば平坦な道だけ。ステッキをザックに入れた。
11:52 林道へ。
往路の長い林道をひたすら戻った。そういえばキャンプ場を過ぎて集落で犬の散歩をしている年配男性に会うまで誰にも会わなかった。
3年前同様、大晦日にこの山へ行く物好きは滅多に居ないってことだね。
12:48 道の駅へ。山頂からほぼ2時間で到着したわけだ。う~ん、目的①を1人で達成するのは無理かなぁ
さてこれから目的②へ向けて出発だ。続く