北ユーラシアの歴史
貂主の国
イブン=ファドラーンとヴァイキング(1)
【映画の中のイブン=ファドラーン】
ヴォルガ=ブルガールのイスラム改宗に関わり、北方世界の知識を
後世に伝えたイブン=ファドラーン(といっても「ファドラーンの息子」って
意味なので本人の名は別。Ahmad Ibun Fadlan。)
その彼が史実を離れてヴァイキングの世界に飛び込み、北の果ての
大地で大活躍、という映画があります。「13ウォーリアーズ」というのがそれ。
アントニオ=バンデラス様が主人公のファドラーン役(え?)で、原作は
ジュラシックパークのマイケル=クライトン。
(→ギャガのサイト)
原題が「13th Warrior(13番目の男)」なのに・・・、という細かい突っ込み
なんぞなんなく吹っ飛ばしてくれる痛快活劇です。「7人の侍」っぽい
筋立ても見えるので邦題の方がむしろしっくりする位。
映画館で見たとき、題字が正道会館の館長の書だったのには
何もそこまでとは思いましたが(誉め言葉です)。
一応映画の最初の部分、ファドラーンがヴァイキング達に会うシーンで
旅行記の記述が使われています(他人が口をすすいだ水を回しあって・・・
という部分。絶対、できない・・・orz)が、あとはもう自由奔放に
作られているのでツッコミ体質な歴史好きにはつらいかもしれません(笑)
後半はもっととんでもないものが出てきますし。
主人公なはずのバンデラスことファドラーンよりも、副主人公なブルヴァイの方が
熱烈にかっこいい!主役食いまくりです。
ヴァルハラへ召されていくシーンはもう涙モノですよ。
俺もヴァルハラに連れてってー、というか。
DVDだとブルヴァイの吹き替え、佐々木健介です。
ヴォルガ=ブルガールのイスラム改宗に関わり、北方世界の知識を
後世に伝えたイブン=ファドラーン(といっても「ファドラーンの息子」って
意味なので本人の名は別。Ahmad Ibun Fadlan。)
その彼が史実を離れてヴァイキングの世界に飛び込み、北の果ての
大地で大活躍、という映画があります。「13ウォーリアーズ」というのがそれ。
アントニオ=バンデラス様が主人公のファドラーン役(え?)で、原作は
ジュラシックパークのマイケル=クライトン。
(→ギャガのサイト)
原題が「13th Warrior(13番目の男)」なのに・・・、という細かい突っ込み
なんぞなんなく吹っ飛ばしてくれる痛快活劇です。「7人の侍」っぽい
筋立ても見えるので邦題の方がむしろしっくりする位。
映画館で見たとき、題字が正道会館の館長の書だったのには
何もそこまでとは思いましたが(誉め言葉です)。
一応映画の最初の部分、ファドラーンがヴァイキング達に会うシーンで
旅行記の記述が使われています(他人が口をすすいだ水を回しあって・・・
という部分。絶対、できない・・・orz)が、あとはもう自由奔放に
作られているのでツッコミ体質な歴史好きにはつらいかもしれません(笑)
後半はもっととんでもないものが出てきますし。
主人公なはずのバンデラスことファドラーンよりも、副主人公なブルヴァイの方が
熱烈にかっこいい!主役食いまくりです。
ヴァルハラへ召されていくシーンはもう涙モノですよ。
俺もヴァルハラに連れてってー、というか。
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DVDだとブルヴァイの吹き替え、佐々木健介です。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
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『13ウォーリアーズ』は、何度も見ようと躊躇して作品でした。パッケージのストーリーを読んでの判断なのですが、これはもう迷ってしまうですね。作品舞台や背景がなんとなくしか伝わってこないので。
ですから、こう書いていただけたら、もう本当にすぐに見たでしょう。これは間違いなく。
悪い意味ではなく、つっこみどころつっこみながらというのは、歴史で学んだものをフィードバックする。あるいその確認作業をするという行為だと思います。ですから楽しいことではないでしょうか。
作品をつまらなくするのは、作品自体にもその責任はあるかとは思いますが、作品に対する失意が多くを占めてしまった時、たぶんより悪いのは、つっこみがそのまま失意につながるようになるのがまずいような。そうならぬよう見る作法も必要かなと。なにごとも限度というのもありますが。あくまで私見です。
北方史の繁栄をいのりながら、声をあてられる佐々木健介氏がはまり役ではあることをせつに願って。それでは。
お名前は大カラスさんとこで拝見しておりました(^^;;
今後ともよろしくお願いします。
たしかにつっこみながら酒を呑む(いや誰もそうは言ってないし)というのは楽しいです。でも一人でつっこむのは寂しすぎるんですよ。
一緒に突っ込んでくれる人がいない、それがつらいというか(笑)
あと、このDVDはおまけで解説がついているんですが、ファドラーンの辿った道がカフカス側にいっちゃってて「おいおいそれじゃぁハザールのど真ん中だよ」てな感じです。バンデラス様なファドラーンなら突破してしまいそうですが。
というわけで、機会があれば、ぜひ。
ハザール帝国といえば、買わなかったのが惜しまれる本がありまして、よく知人にいわれのですが、無理をしてでも買っておくのが本というもの。それを思いだしました。
とりとめのない話を書きましたが、もう1つ。>つっこみながら酒を呑む、といいますと頼山陽も豆をかじながらしたといいますが、つっこみをいれるのは、今も昔も口にいれるものが必要なのでしょう。今度試しにやってみようかなと。なぜか、画面を見る時には、口に運ぶものを用意していないことにいまさら気づいたので。
マスマスの発展お祈りしまして。それでは、また。
ファドラーン、文民の割には頑張っていたではありませんか。ブルヴァイは印象薄かったけど……なんでかな。
売ってるの見ないんだけど、バンデラス方面から見るかな~、どうするかな~、と迷ってる人はいると思うので、大々的に宣伝するといいんではないかな~。そうすれば、安いDVDも出やすくなってファドラーンに関心を持つ人の裾野も広がる……と希望的観測ですが(笑)。
私も「英雄十三傑」で、武侠とか香港映画ファンといった普段はテュルクに関係ない方面に少しはテュルクの存在をアピールできたのでは、と思っておりますので~。
いや、もちろんファドラーンも好きなんですが。
やはり北方でタタール、といえば西シベリア出身のアブドゥルレシト=イブラヒムの生涯を大河ドラマで見てみたいところ。頭山満とかも出てきて結構面白いものができるとおもうんですがねぇ。