2023年も10日が経過しました。
2023年の我が家の正月は何の特別なイベントもなく淡々と過ぎていきました。
淡々と過ぎていった理由としては、
（1）土日祝日盆正月が関係ない『24時間働いて48時間休む』と言う私のシフト勤務
（2）『正月だからと言って特別な事はしない』と言う高齢者主体の我が家の数年前からの方針転換
の2つのせいです。今年の元旦の私の朝食兼昼食が夜勤明けにコンビニで買ってきた菓子パンと牛乳だけ、と言うことで我が家の今の正月がどんなものなのかを判って頂けると思います。
昔は必ず母親が手間暇かけて作っていたおせち料理は全くなし、餅の入った雑煮を食べたのは1月4日、おとそは飲んでいません。普段と違うのは少し値の張るブリの刺身を元旦と2日の夜に食べたくらいですかね（炊き立てのごはんにブリを海苔で巻いて美味しく頂きました）。こんな感じの正月がここ何年か続いているので、昔のように正月に特別感を持つことは私の人生ではもうなさそうです。
そんな地味な2023年の正月でしたが、年末年始に発生した出来事がいくつかあるので書きたいと思います。今回は大晦日の出勤の話です。
去年の11月1日に書いたように去年（2022年）の大晦日は1999年以来の職場での年越しになりました。大晦日の朝の8時から元旦の朝の8時までの24時間勤務でした。
私が設備管理の仕事で勤務している施設は大学です。
大学は年末年始の1週間は休みだったので人はいつもよりもかなり少なかったのですが、研究施設があるので、そこに出入りしている先生や学生さんや関係者は年末年始も普通に出勤（登校）していました。実験したり、生き物の世話があるので休めないみたいです。あとは、研究施設とは関係ありませんが、海外からの留学生の姿もちらほら見かけました。
そんな感じで大晦日とは言え施設利用者が全くいない無人状態ではないので何らかのトラブルは発生します。
『暖房が停まって警報が鳴る』『実験器具の漏電で警報が鳴る』『室内に鍵を置いたまま外に出て再入場できないので鍵を開けて欲しいと依頼の電話が鳴る』『風による火災感知器の誤作動で警報が鳴る』等のトラブルが発生します。これは普段の土日祝日に発生するトラブルと一緒です。警報が鳴ると我々は現場に向かわないといけません。
それに加えて大晦日は12月末日でもあるので、電気メーターの月末の検針作業も行わないといけませんでした。この検針作業とトラブル対応で2022年の最後の勤務は普段の土日祝日並みに仕事がありました（平日よりは忙しくありません）。気が付いたら夕方でした。
自宅だったら大晦日の夜はテレビを観たりして過ごすのですが、我々は監視室で待機です。
監視室の隣りにある待機室にはテレビが設置されているのですが、その部屋に行ってテレビを観ている同僚はいませんでした。それぞれがスマホやパソコンでニュースや動画を観たり、ゲームをしたりして過ごしていました。私は電子書籍で小説と漫画を読んでいました。会話は全くありません。
会話があったのは、私が20時30分くらいに上司からのみんなへの差し入れの年越しそば（写真のどん兵衛）を食べ始めた時くらいですかね。
「年越しそば食べるのは22時過ぎだ。〇〇さんは食べるのが早すぎる。」と私が指摘された後に、「俺は晩飯と一緒にもう食べちゃった。」とか「私の家では年越し寸前に食べる。」等の意見が監視室の中を飛び交いました。年越しそばを食べる時間はそれぞれ家や地域によって違うみたいですね。
そんな会話を最後に監視室の6人は静かになり、何の警報も鳴らずに消灯時間の23時になりました。夜更かしすることなく全員床に就きました。
そして、夜中に警報が鳴って起こされることはなく、私は元旦の朝5時に自然に目が覚めました。新しい年になった感動は全くありませんでしたね。
その後はいつものように朝の巡回を行ない、次の班に業務を引き継ぎ、8時に建物を出て、偶然見えた初日の出の写真を撮って帰宅しました（元旦の記事に掲載）。9時過ぎに家に戻った時は両親はまだ寝ていました。2人してテレビをつけっぱなしで真夜中までコタツで寝ていたそうです。風邪を引いちゃいますね。
以上、23年ぶりの職場で年越しの話でした。
大きなトラブルが生じることなく2022年が終わって良かったです。
