ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

全てが無事に終了したけど孤独で虚しい ~ 父親が亡くなってからの諸々の手続き ~

2023年12月17日 | 老いと生きる
 父親が亡くなった後に行なわないといけなかった手続きの中で唯一残っていた大物案件の『不動産と建物の相続手続き(名義変更)』が先日無事に終わりました。所有者が父親から母親に変わりました。来年からの固定資産税は母親が納付することになります。 それ以外(小物案件)の、喪中はがきの手配と送付、父親を看取って下さった先生(医師)へのお歳暮の送付も終わったので、4月中旬に父親が倒れてから始まった色々な手配や手 . . . 本文を読む
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私には判るような気がします ~ 優しくなった同僚 ~

2023年10月26日 | 老いと生きる
 (2023年8月16日の記事の続き) 「家に帰りたくない。」と悲痛な表情で私に語っていた同僚(40代)の御家族が天に召されました。  そんなに仲が良い訳ではない私に珍しく愚痴を吐いたその日から数日後の急な出来事でした。「おしっこが出なくなった。」と聞いた3日後くらいには亡くなられたそうです。私の父親と同じように自宅で看取れたそうなので良かったですね。 その後、同僚は私の時と同じように2週間くらい . . . 本文を読む
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それが介護。慣れるしかない。 ~ はじめて聞いた同僚の弱音 ~

2023年08月16日 | 老いと生きる
 先日、夜勤の待機部屋の台所で晩飯のカップ焼きそばのお湯を捨てていたら、同僚の一人が私の横にそっと立ちました。 その同僚(元請け会社の正社員で40代)とは普段はあまり話をしないので、「なんだろう。珍しいなぁ。」と思って顔を見たら、悲痛な表情で私に向かって一言発しました。それは、 「家に帰りたくない。」でした。いつも強気の同僚の口から出たとは思えない意外な言葉でした。 その同僚とはたまにお互いの高齢 . . . 本文を読む
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それは『いつも行っているお店』とは言わない ~ 母親のナビで仏具屋へ ~

2023年07月19日 | 老いと生きる
 先日、福岡市の繁華街の中心の『中洲』にある有名な仏具屋さんに母親と一緒に私の愛車のハイゼットで行って来ました。 この時期に仏具屋に行ったのは、4月に亡くなった父親の初盆用の新しい提灯(ちょうちん)を購入するためです。我が家には30年以上お盆で使用している古い提灯があるのですが、「お父さんは新しい提灯で迎えよう。」と言う母親の一言で、新しい提灯を購入することが決まりました。  ちなみに、提灯を買い . . . 本文を読む
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四十九日の法要が無事終了

2023年06月11日 | 老いと生きる
 昨日は4月23日に亡くなった父親の四十九日(しじゅうくにち)の法要でした。  父親が亡くなったことはお付き合いのある数軒のご近所さんにしか知らせていなかったのですが、住職さんが私の家で朝の10時から大きなよく通る声でお経をあげたので、ご近所中に我が家で不幸があったことが知れ渡ったと思います。現に私の家を覗き込んでいた謎のお爺さんがいましたからね(誰だろう、あのG3)。 法要は1時間くらいで終わっ . . . 本文を読む
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あっと言う間の1ヶ月

2023年05月23日 | 老いと生きる
 父親が亡くなってから丸1ヶ月が経過しました。 しかし、いまだにフワフワした変な感じで生活しています。しばらくの間はこんな感じが続くんでしょうね。 父親と同じ時期に腰痛(坐骨神経痛)で倒れた母親も、今朝、約40日ぶりにスーパーマーケットに買い物に行ったので、徐々に以前のような生活に戻りつつあります(この40日間は私が買い物に行っていました)。 今日現在の母親は、私の車に乗って行き、歩くのはスーパー . . . 本文を読む
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父親の最後の45分間

2023年05月02日 | 老いと生きる
 5月になりました。 父親が亡くなってからあっと言う間に1週間が過ぎ、私は仕事に復帰し、腰痛でダウンしていた母親も少しずつ回復に向かっています。本当に時の流れは速いですね。 さて、今回は私が「そう言うことだったのね。」と思った父親の最後の45分間について書きたいと思います。 4月23日(日)は父親の点滴をはずして3日目だったので、お医者さんと看護師さんから「いつ逝ってもおかしくないですよ。」と言わ . . . 本文を読む
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草木が枯れるように逝った私の父親

2023年04月27日 | 老いと生きる
 日曜日(4/23)の夜に私の父親が天に召されました。 89歳と8ヶ月の大往生でした。 最期は3日前に借りた介護用ベットの上で、草木が枯れるように穏やかに息を引き取りました。 訪問診療(在宅医療)でお世話になっている先生が到着するまで20分くらい心臓マッサージを私は続けましたが、息を吹き返すことはありませんでした。17日(月)の夜に『危篤状態』と言われてから1週間頑張ったので父親は凄いと思います。 . . . 本文を読む
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いつまで続くのか、我が家の極度の緊張状態

2023年04月23日 | 老いと生きる
 詳細は後日書きますが、我が家では先週の月曜日(4/17)の早朝からかなりの緊張状態が続いています。その原因は、両親ともに一人では普通の生活がおくれない状態になってしまったからです。 その為、家族で唯一動ける私は、仕事に行くこともできず、2階の自分の部屋でゲームや映画を楽しむこともできず、1階の居間をベースに生活しています。生きる糧(趣味)と完全に切り離されている日々は久しぶりですね。読書やテレビ . . . 本文を読む
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徘徊防止策の1つ『ワンタッチ・シマリ』 ~ 私の近くの認知症(その7) ~

2023年03月28日 | 老いと生きる
 2月25日の記事に書いたように、先月、私の父親は夜に一人で家を出て、街を徘徊して警察のお世話になりました。 この父親の行動によって同居している母親と私の行動は以前よりもかなり制限されてしまいました。父親は一日中何をするか判らないので、母親か私のどちらかが必ず同じ部屋(1階の居間)にいることに決めました。徘徊だけでなく、家の中の物を壊したり隠したりするので監視していないといけません。母親と私は交代 . . . 本文を読む
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とうとう警察のお世話に・・・。 ~ 私の近くの認知症(その6) ~

2023年02月25日 | 老いと生きる
 2月21日(火)。夜勤明けの朝9時30分。 私が家に帰って母親に「ただいま。」を言った瞬間に「昨日は大変だったのよ。」と神妙な顔で言われました。 私は「また父親がコタツから出ないで夜中に大暴れしたのかなぁ。」とか「おむつがズレて布団に大量のおしっこが漏れたのかなぁ。」と想像したのですが、その後に母親の口から語られた話は私の想像を超える話でした。まぁ、本音を言うと、それは「いつかこの日が来るだろう . . . 本文を読む
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年末年始の出来事(その4) ~ 久しぶりの母親の大笑い ~

2023年01月24日 | 老いと生きる
 我が家は父親が凶暴化(認知症の影響か)と暴君化(昔からです)していることもあって家庭から『笑い』が極端に減りました。私も母親もよく笑う人間だったんですけどね。  そんな状態がここ数年続いている我が家ですが、正月に母親が涙を流して大笑いする出来事がありました。本当に久しぶりです。  私が2階の自室から1階の居間に降りていくと、母親が「ハゲのおじさんが馬鹿馬鹿しくて・・・。面白かったのよぉぉぉ~ . . . 本文を読む
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年末年始の出来事(その3) ~ コタツから出ない父親との闘い2DAYS ~

2023年01月23日 | 老いと生きる
 「コタツは人をダメにする。」と言いますが、我が家でも認知症の父親をコタツから出すのが一苦労です。 去年は11月中旬にコタツを出したのですが、それ以降は風呂に入れるのと、爪を切るのが超困難なミッションになりました。秋までは食卓でイスに座って食べていた3度の食事も「コタツで食べる。」と言って動こうとしません。食事の時は左手はコタツの中に入れたままで右手だけ出して食べます。無精者ですね。  コタツか . . . 本文を読む
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今日の小ネタ(その10) ~ テーブルの上に置かれた『むさかなおまさ』のメモ ~

2022年11月29日 | 老いと生きる
 先日、朝起きて1階の居間のテーブルの上を見ると母親が書いたメモが置かれていました。メモに大きな字で書かれていた7文字は、  『むさかなおまさ』 でした。私は朝から「なんじゃこれ。」でした。  私の母親はテレビを観たりラジオを聴いたりしている時に、気になった言葉をメモに書いて冷蔵庫に貼ったり、テーブルの上に置くことが時々あります。今も我が家の冷蔵庫には『モイネロ』『パンデミック』『カマドウマ . . . 本文を読む
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本屋に行く必要がなくなった ~ ネットショップの便利さを知った母 ~

2022年11月27日 | 老いと生きる
 私が子供の頃、誕生日やクリスマスの時に母親から買ってもらうプレゼントはほとんどが『本』でした。 私は『変身サイボーグ』や『ミクロマン』等のオモチャが欲しかったのですが、買ってもらった記憶があまりありません。オモチャは自分のおこづかいを貯めて買うか、4つ上の兄におさがりをもらうかだったと思います。 そんな子供時代を経ているので、私の生きる糧(趣味)の中心に『読書部門』と『オモチャ部門』が鎮座してい . . . 本文を読む
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