ノリの東京の友人の生きる糧(福岡編)

日々のちょっとした楽しみや悲しみを徒然に語ります。

予算が余ったのか? ~ くりぃむナントカ 「クイズ・上田がバカならバカ騒ぎ」 ~

2008年02月29日 | テレビドラマ・お笑い・番組・他
 数あるお笑い番組の中でも、毎週必ず録画して見ているのが、月曜日の夜にやっている、くりぃむしちゅーの『くりぃむナントカ』です。
 大好きだった『内村プロデュース』の後番組で、実験的な笑いにも挑戦し続けている番組ですが、とうとう4月からゴールデンタイムに進出するそうです。時間帯を気にして、笑いの質が変化するのは勘弁して欲しいですが、まずはめでたいですね。

 さて、今週オンエアされた『クイズ!上田がバカならバカ騒ぎ!』には、久しぶりに大笑いさせてもらいました。番組の制作予算が余ったのか、無駄にお金を投入している感じがして天晴れでした。こう言う笑いに対するお金の使い方は大好きです。

 番組自体は、ウンチク王の上田さんに、8人の芸人(次長課長、おぎやはぎ、バナナマン、ブラックマヨネーズの4組)が自分が考えてきた二択のクイズを出すだけのシンプルな物なのですが、上田さんが間違った時だけ、みんなが大騒ぎ(馬鹿騒ぎ)すると言うのが、このクイズの特長です(よくこんな企画通りましたね・・)。
 最初に有田さんから説明を聞いた時には「面白いのか?。企画倒れじゃないか?」と私は思って見ていました。

 案の定、ウンチク王の上田さんは、8問連続正解で、番組の目的の『馬鹿騒ぎ』は見ることができませんでした。8人の完敗です。

 「これではまずい」と言うことで、8人が上田さんのクツをなめて、お情けで再度クイズを出すことになりました(『くりぃむナントカ』での上田さんの立ち位置は、プロレスで言う「ヒール(悪役)」です。嫌な奴を演じています。有田さんが「ベビーフェイス(正義の味方)」ですね。このハッキリした色分けが、この番組を面白くしています)。

 ここで、ようやく不正解が出ました(この日は合計2回不正解)。そして、馬鹿騒ぎが始まりました。

 「上田さんにパイか何かぶつけるのかな?」とか「みんなで、馬鹿、馬鹿と罵るのかな?」と思っていたのですが、行なわれた馬鹿騒ぎは私の想像の範疇を超えていました。

 座っていた上田さんの後ろのカーテンが上がって出てきたのは、合計100人を超えるであろうチアリーダー&阿波踊り&和太鼓奏者の女性の大群で、北島三郎先生の『祭り』をBGMにして、1分くらい上田さんを取り囲んで大騒ぎで馬鹿にしていました。8人の芸人は祭りのはっぴを着て横で大喜びしています。なんじゃ、この映像は・・。
 
 私は見ていて、始めは唖然として声が出なかったのですが、少ししたら大笑いしてしまいました。緩急の演出が見事ですね。あまりのことに唖然としている上田さんの固まった表情も笑えます。

 唖然としている上田さんに、またクイズが出されて、また不正解が出ました。

 2回目の馬鹿騒ぎは、先程のメンバーに、リオのカーニバル風のダンサー達と、締め込み姿の裸の祭り姿の男達を加えて行われました。
 なぜか、上田さんの座っているイスごと持ち上げて、上田さんを神輿(みこし)化して、『祭り』をBGMにして「ワッショイ、ワッショイ」と言う感じで大騒ぎです。終盤では、祭りでよく見る、神輿に水をかける行為も行なわれました。今回は神輿ではなく、上田さんの顔面めがけて水がかけられていましたけどね・・。

 こうして、全身びしょぬれで唖然としている上田さんを映して番組は終わりました。上田さんの「ここまでやらなくてもいいんじゃないか」と言う至極まっとうな発言で終わりです。その後は、なんのフォローも説明もありません。いいですね、この感じ。私の笑いのツボにピッタリとはまりました。

 祭りのために集めた大勢のエキストラのギャラがいくらか判りませんが、それなりの費用はかかったと思います。ただし、このお金のかけ方は、私的には『あり』ですね。久しぶりに良いものを見せてもらいました。満足です。

 ゴールデンに移っても、今回のような訳のわからない実験的な笑いを続けて欲しいですね。くりぃむしちゅーには、先輩芸人の大御所に取り込まれることなく、独自の路線で行って欲しいと願います。あぁ、面白かった。もう1回見ようっと・・。
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