古いダンボールの中身を整理してたら
こんなものが出てきました。
Argonauta Argo アオイガイの学名です。
昔、大学生のころ海の漂着物展というものに行きました。
確か会場は宗像ユリックスだったかな。
海辺を歩いて物を収集するのが趣味の人がいて
長年の収集物が展示してありました。
今で言うビーチコーミングみたいなものかな。
いやいやもっと生々しかったきがする。
玄海灘の荒波で打ち上げられた様々な物、海外の容器だったり椰子の実やイルカの死体なんかもあったかな。
解説では人間の死体にも何回か遭遇したって書いてありました。
そんな展示品の一つにアオイガイがありました。
たこ船と呼ばれる殻を持った軟体動物なんだけど
オウムガイもこの仲間です。
オウムガイも展示してあったのですが
私はアオイガイの方に惹かれてしまいました。
なんか繊細で壊れやすく、日本的な情緒みたいなものも感じました。
で、このアオイガイは、冬の季節風によってよく海岸に打ち上げられるとのこと。
その情報をもとに、それから何回か冬の玄海灘に通い、海ノ中道とか三苫海岸とかだったかな
いくつかのアオイガイを見つけることが出来ました。
北風の吹く誰も居ない冬の海によくまあ通ったもんです。
いくつか見つけて人にあげたりして
一個だけ手元に残していました。
それがこの箱です。
カッコつけて学名なんか書いたりして
箱を開けるのは何年ぶりだろう