忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

政権公約V.S.マニフェスト

2009-08-02 00:40:55 | のんき的時事問題
のんき的視点の続きです。

彼は、恐らく声を高らかにして叫びたいんでしょう。

「本当の財源は景気回復から生まれるのだ」と。

ですが、今の国際的、国内的事情からすると、少なくとも国民の目には、「そんな
日和見的な財源は財源ではない」というように映るはずです。

だから、単純でわかりやすい、「消費税の増税」というフレーズでこれをカモフ
ラージュしているのだと思います。これもまた、国民の目には「増税しかないの
か!!」としか映らないでしょう。

しかし、それでも「景気を回復させることが即ち財源の拡充に繋がる」よりは国民
に受け入れてもらいやすい、と、苦汁の選択をしているのだと思います。

ですから、麻生さんが民主党に対して、本当に言いたいのは、「財源が明確でな
い」ではなく、「景気回復政策を明確にしていない民主党の政策では、どんなに国
民にとって耳障りの良い政策を取ったとしても、それは単なるバラマキでしかな
い」ということなのだと思うのです。

10年後に国民の年間の平均所得を100万円アップさせる、というフレーズも、
強ちいい加減なものではないと思うのです。

彼の政治手法は、「短期的、中期的、中長期的、長期的」と段階を踏んで見通しを
たて、短期的には何を行うべきか、中期的には何を行うべきか。その上で中長期的
にどのような目標を立て、長期的にどのような目標を立てるのか。
一貫してそのような政策を執り行っています。エコ政策などその良い見本だと思い
ます。

彼の信念は、図らずもこの政権公約発表の最後ににじみ出ています。

本当に、彼は志半ばだと考えているんだと思います。せっかく自分たちが作り上げ
てきて、ようやく形になりつつあるものを、ここにきて、民主党という、ヴィジョ
ンを持たない政党ににめちゃくちゃにされたくない、と。

自民党政権公約その2
その3

「それから日本テレビの方でしたかね。ご質問はこの、今改革をしろという話と、
自由民主党の、いわゆる改めますと、いうのがインパクトが違う、と、何かそうい
う話でしたね。日本テレビの方、もう一度質問してください。そういうこと言われ
たんでしたね。質問の意味を取り違えると具合が悪いので、もう一度言ってくださ


―――(自民党政権自体に、問い直しを求める有権者の声にどのように答えるつ
もりなのか)――

質問の意味が、ぜひとも覚えていていただきたいのが、我々は、これまでも政権を
担って結党以来やってきた政党であります。その結果、4年前、改革、という形
で、色々改革を進めました。

その改革を進めてきた、その結果、ご存知のように、色々なものが改革されました
が、その改革の結果、地域に格差が出た。所得に格差が出た。などなど、雇用の面
でも、大幅に規制を緩和し、改革した結果のひずみというものに関して、我々はそ
のひずみは無視できないところまで来ていると、そう感じております。

従って、我々は保守党ですから、自由民主党としては、きちんとした、日本の家族
とか、そういう、本来我々が大事にすべきものをきちんと大事にした上に立って、
更に改めるところは改めると申し上げているのであって、革命をしたり、ゼロから
全部、と申し上げているのではありません。

自由民主党は、これまでも、我々の祖先が作ってくれた国を、まず基本は大事にし
た上に、その上で、どうしていくかと言うことを申し上げているのであって、改め
るべきは改めると申し上げると、それが国民にとってどう取られる、と。革命的
な、選挙と言ったようなことを言っておられる方もおられるようですが、我々は革
命を起こすつもりはありません。

この日本という国をきっちりとした上で、どうするか、という話をしているので
あって、政策を選択していただく。その意味で、この8月という1ヶ月は、色々各
党がマニフェストを出したり修正されたりしているようですが、我々はきちんとし
た対応をお示しもうしあげる。ぜひ皆さま方に、この1ヶ月は、8月。それぞれ郷
土に帰ったり、色々なされると思いますが、その1ヶ月間、我々のお示しした政策
について、郷土に帰られて、またご家族で、色んな形で、じっくりと座って、この
政策というものについて、真剣に考えていただいて、国民に、我々の政策を選んで
いただきたい。そう思っております。


暗に小泉政権が行ったことと同じことを、今また民主党が行おうとしているんだ
と、そう国民に対して忠告しているのだと思います。

それでも尚、彼は(民主党を批判しつつも)中立的な表現を行い、国民が冷静に政
策を選択することが出来るよう、配慮しているように思えます。

表面に見える、文章化された政権公約だけでなく、麻生さんが公約にこめた思いが
どのようなものであるか、改めて「全体のスピーチの流れの中で」皆さんが判断し
てくださるよう、のんきは切に願います。


ブログランキング・にほんブログ村へ相互リンクとランキングプラスTREview
帰りしにクリックを・・・

あなたの1票が、のんきのブログを沢山の方に知っていただく力になります^^


最新の画像もっと見る

コメントを投稿