忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

「悪」か「正義」か~日本銀行を考える~

2012-01-09 21:23:27 | のんき的経済問題
さて・・・シリーズ、十二支にはなぜ龍が存在するのか()に続く2012年第二弾!

「コーヒーのお話?
ひ、ひよこさん・・・ コーヒーのお話の続きは、現在Amazonから資料を取り寄せ中です。 もうしばしお待ちを・・・

「じゃ、な~に? 
そ、そりゃ~~タイトルにもございますように、 日本銀行のお話です。

はい。ってことで、ちょいと久しぶりに政治・経済系のネタをば。
本当は、消費税の問題にしようかと思ったんですが、消費税ネタもずいぶん記しましたからねぇ。

ちなみに消費税を記そうと考えたのは、

消費増税案を決定 14年8%・15年10%、半年延期
↑こちらのニュースを見たから。正直怒りに近い感情を覚えましてね。すぐにでも記事にしようかと思ったのですが、ちょいと抑えました。年末だったし、
あまり小難しいことやネガティブなことを記すのもどうか、と思いまして。

何に対して怒りを覚えたか、ってことは、のんきのブログから「消費税」でブログ内検索でもかけてやってください。
なんとなく想像がつくと思いますのです。

んで、日にちが経って少し感情が冷めてしまったこともあり、今回は違う記事にしてみます。消費税のことは、また詳しく記事にすることもあるでしょう。

まぁね~。世論が、大分のんきが考えていることに近づいていることもその理由の一つにあるんですよ。マスコミの記事にしても然り、TVから見える国民
の考え方も然り。

だけど、だからこそきちんと正確にわかってもらいたい、っていう気持ちもあります。だから、きっとまた消費税のことは記事にすると思います。


んで、改めて今回日銀のことを記事にしようと思った理由、なんですが。

そのことを記す前に、そもそものんきの考え方と世論との間にあったギャップについて、少し説明してみたいと思います。


のんきだって、最初っからわかっていたわけじゃありません。糸口は、たった一つの疑問です。
・・・って言っても、はっきりとは忘れたなぁ。

確か、日本の国債のことを、「そんなに危なくない」という情報をちらほらと見かけて、「それって本当なのかなぁ」って考えてたのが、そもそもの始まり
だったでしょうか。理屈が知りたかったんですよ。危なくない、っていうんだったら、危なくないっていう理由が。

んで出会ったのが三橋貴明さんという存在。その時に受けたショックを記したのが→こちらの記事です。

まぁ、目からうろこというか、なんというか・・・。マジでショックでしたね。
それからどんどんとのんきは「日本の国債が破綻しない理由」ってのに取りつかれてどんどんと調べ始めたわけです。

最初の理由は、

日本の国債は、日本政府の借金であって、日本国民の借金ではない。日本の国債は94%を国民が保有していて、実際には国民にとって「国債」とは借金では
なく、資産である。日本国民の資産は1400兆あり、日本の借金は(当時で)830兆だから、まだまだ余裕がある。

この理屈です。つまり、現在の国債の状況は、日本国政府が日本国民からお金を借りていて、別に外国から借りているわけではないから問題はない、ということ。
対外的には純資産を230兆ほど抱えていて、純債務国だ、と。

ところが・・・。なんですかね、マスコミってやつは。この理屈を逆手にとりだしたんですよ。
「国民の資産は1400兆あるというが、毎年40兆近い国債が発行されており、時期に1400兆の資産は底をつく。そうなったら国内で国債の消化ができなくなり、
国債のGDPに占める割合が世界でもずば抜けて多い日本では、やがて国債は破綻します」と。

恐ろしいですね。 彼らの言う、「日本の借金」が1000兆円に近づいてくると、中にはこんなことをいうマスコミまで現れる始末。
「国民の資産は1400兆あるというが、国民の借金は300兆もある。資産と相殺すると、その額は1100兆しかない。もうすでに『日本の借金』は1000兆円に迫って
おり、日本の国債が破綻するのももう間近だ」と。

さて。これを見て、おかしいと感じる人はどのくらいいるでしょうか。























はい。では二つ目。日本の国債が破綻しない理由。
・日本の国債の本当の購入者は主に銀行をはじめとする民間の金融機関であり、その資産総額は2700兆円を大きく上回る。

そもそも国民の資産とされる1400兆とは、預金取り扱い機関の資産の総額が1400兆(実際はもうじき1500兆に迫ろうとしてます)だということで、では
その1400兆のうち、いったいいくらが国債の購入に充てられているのか、というと、その額は360兆程度。つまり、負債と相殺したとしても、「限界に
近づいている」というのは誤っていることがわかります。

日本の国債が破綻しない理由三つ目。
・日本政府の金融資産は400兆以上存在する。(中央政府の資産は200兆)

マスコミはなぜか国民の資産は負債と相殺したがるくせに、政府の資産は負債の金額のみで示そうとします。

四つ目の理由。
・「1000兆」と言っているのは「地方債を含む公債」の総額であり、中央政府の保有する国債の総額は(決して少なくはないが)800兆円弱に過ぎない。

国債と地方債を合算することで、政府(国・地方を合わせて)の負債をより大きく見せようとしています。

この理由をもってすれば、上記の破綻する理由など吹いて飛ぶこともよくわかるかと思います。ですが、それでも、

「『いつか』支払いの限界が来て、国債の買い取りができなくなる日が来るに違いない。その場合はどう説明するのだ」といいます。

そういった人たちを納得させるために登場するのが「日本銀行」の存在です。
上記の理由がすべて理屈として通用しなくなる時が仮に到来したとしても、実はこの国の金融のシステムを用いれば、日本の国債の消化が全くできなくなる
時など到来するはずがないのです。というより不可能だと思います。

日本の国債の7割を購入しているのは日銀以外のの金融機関です。仮に国債の消化が難しくなるということは、そのほとんどの原因が民間の金融機関にある、
ということになります。

他の金融機関が保有しておらず、日銀のみに与えられた権利として、「日本銀行券の発行」という権能があります。
もし仮に民間の金融機関が国債の買い取りをできなるとすれば、国債の預入残高に占める割合が多くなりすぎ、国債の購入に充てる余裕がなくなった、という
ことです。

であれば、日銀が保有する資産から工面して民間の金融機関が保有する国債の買い取りを行います。そのことによって民間の金融機関に再び国債を買い取るだけ
の余裕が生まれ、再び国債を消化することが可能になります。

量が足りないのであれば、日銀がさらに日銀券を発行し、国債の消化が可能となるまで買い続ければ、国債の消化を行うことができます。
このことを、「買いオペ」と呼びます。

さて。それでも

「それだけ国債を買い取っても、それでも国債の買い取りができなかったらどうするのだ。日本の国債は破綻するぞ」

という人がいます。つまり、民間の金融機関が保有する資産のすべてを使い尽くしてもなお国債の買い取りができなくなったらどうするのだ、と。

その場合、最終的に登場するのが、「日銀による国債の政府からの直接買受」という方法です。

このことは、「財政法」という法律で規定されていて、

第5条 すべて、公債の発行については、日本銀行にこれを引き受けさせ、又、借入金の借入については、日本銀行からこれを借り入れて
はならない。但し、特別の事由がある場合において、国会の議決を経た金額の範囲内では、この限りでない。


として、国会の議決があれば日銀による政府からの国債の直接買受は可能である、と記されているのです。

そうすると、最終的にどうしても国債を破綻させたい連中はこういいます。

そんなことをしたらインフレが起きて大変なことになる」と。

っていうか、そこまでしないといけなくなった時点で、すでに大変なことになっていると思うんですが。
という突っ込みはさておき・・・。

国債を日銀が直接買受るとインフレになる、っていうんだったら、インフレが社会問題として深刻になる前に買受をやめればいいだけの話だと思うんですけ
どね。


と、まぁ。実はここまではのんきが本当に記したい記事を記すまでのプロローグ。記事中でのんきが記すことを理解するために知っておいてほしいこと、
です。

ってことで、次回はなぜのんきが日銀のことを記事にしたくなったのか。そのあたりを詳しくお話ししてみたいと思います。

あ、その前に、「コーヒーの記事」の続きを書くための資料が到着したら・・・ちょいとこの記事は中断です。
次回記事がどちらのネタになるか。 次回記事をお楽しみにネ。


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