さて。のんきは今日からお正月休みです。
今年もあとわずかですね。
「一年は早い」でしょうか。それとも、「長かったな~」でしょうか。 いろんな一年があると思いますが、年末になると、「あっという間だったね~」
と言う人が多いように思います。
のんきにとっては・・・ホント、いろんな事のあった一年でしたから、ずいぶんと長い一年間だったように思います。
しかし、振り返ってみると・・・やっぱり、「あっという間だったなぁ~」という感じでしょうか。
ともあれ、皆さま。今年も一年お世話になりました。来る年もぜひぜひ、よろしくお願いいたします。
さてさて。それでは、改めて、「十二支にはなぜ龍が存在するのか~トーテム信仰から見るルーツ~」。
十二支にはなぜ龍が存在するのかの続きです。
ところで、皆さま。唐突ですが、「伏羲」「女媧」ってご存知でしょうか。
こんなゲームにも登場したりしていました。
残念ながら、ゲームに登場していた伏羲(ふっき)、女媧(じょか)については・・・画像を見つけることができませなんだ。
ちなみに画像の人物は「呂布」。言わずと知れた三国志の豪傑ですな。
ゲームでは、伏羲も女媧も、ちゃんと足がついていて、人間みたいな姿をしているんですが・・・本物(?)の伏羲と女媧はこんな形で描かれています。
変でしょ? これ、下半身がヘビ、上半身が人間の伏羲と女媧が、絡み合うような形で描かれた物なのだそうです。
「ってことは、ひょっとしてその伏羲と女媧が龍の元になった、ってこと?」
ひよこさん、それはちょいと勇み足ですな。
実は、「龍」とは、伏羲と女媧の内、伏羲の作った生き物。伏羲とは、天帝から神様の称号を与えられて、人類を生み出した、人類創造の神、なんですって。
あ、もちろん中国のお話ね。
人類を生み出した伏羲は、馬の頭、ヘビの体、鳥の爪を持つ生き物を生み出しました。それが「龍」だったのです。人類の喜ぶ生き物なんですと。
ふむふむ。なるほど。馬の頭とヘビの体、鳥の爪、ねぇ。それだけでずいぶんと今の印象とは違いますね。
だけど・・・ではなぜ、「馬の頭」と「ヘビの体」「鳥の爪」の生き物で、人が喜ぶんでしょう。
実は、そのあたりにタイトルに記している、「トーテム信仰」っていう古代中国人が有していた思想が関わってきます。
「トーテム信仰?」
うん。
「トーテムポールとかの?」
うん。
その「トーテム」。 元々、トーテムポールの「トーテム」って、ネイティブアメリカン。俗に言うインディアンの言葉で、「あれは私の一族のものだ」
という意味の言葉に由来するんだって。もちろんWikiの受け売りですが。
19世紀の学者さんによって作られた「造語」で、意味は
自分たちの「部族」や「血縁(血統)」に特別に関連していると信じている野生の動物や植物などのこと
とWikiには記されています。つまり、こういった野生の動物や植物などを神格化し、崇拝の対象としている信仰の事を、「トーテム信仰」と呼ぶのです。
古代中国では、この「トーテム信仰」が広まっていたようです。
動物や植物は自分たちの祖先の霊であり、それが信仰の対象であったというのです。まあ、日本も似たようなもんですかね。
その神格化される生き物が地域によって違っていて、たとえば南の方では鳥が、北の方では亀が、東の方ではヘビが、西では虎が・・・と言うように。
はい。 こうやって書くと思いだすでしょ。四聖獣のお話。
青龍・朱雀・白虎・玄武のお話です。よく似てますね。 ヘビと龍は同一視された、と言うことでしょうか。蛇より龍の方が格好いいですもんね。
さて。お話を少し戻しますが、伏羲によって龍を与えられた古代中国人。主に黄河流域に住んでいた「華夏民族」と呼ばれる人たちらしいのですが、この事に
よって、その「龍」を「トーテム」、すなわち信仰の対象とし、それ以来長く中国にこの「龍」のことを伝え続けてきたのです。
どうでしょう。こんな風にお話すると、興味がわいてきませんか?
「なるほど~、龍は天帝から神様と認められた伏羲って人が作った動物で、馬の頭とヘビの体、鳥の爪で出来た動物のことだったんだな~」
で終わりますでしょうか。実は、「龍」が今のような姿になるにいたるには、もう少し中国の歴史の流れを手繰ってみる必要があるようです。
伏羲とは、今から約七千年前に存在したという設定になっていて、実在した人物が神格化されたものなのか、それとも端っから想像上の設定なのか、ということ
すら定かではありません。
ですが、この伏羲という存在が初めて文書として登場する時代は、呉(ご)の時代。三世紀頃のお話です。
つまり、「馬とヘビと鳥のキメラだ」っていう設定は、実際に伏羲が存在したといわれる時代から五千年前後も経過した後の設定。
その時書物に記した人が勝手に作ったのか、それとも長い歴史の中で口伝されたものなのかは判りませんが、一番最初にこの「龍」が考えだされた時、本当に
龍はそんな姿をしていたのか。
ヒントはこんな間違い探しから。
「龍」と「蛇」です。
さて。両方とも模型です。この違い、判るでしょうか。
顔が違う、とか色が違う、とかはなしですよ。龍の体が「蛇」をモチーフしたものだと考えて、それぞれの違い。
わっかるかな~~~。
日本の未来は明るい!!
は日本を明るくする!!
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今年もあとわずかですね。
「一年は早い」でしょうか。それとも、「長かったな~」でしょうか。 いろんな一年があると思いますが、年末になると、「あっという間だったね~」
と言う人が多いように思います。
のんきにとっては・・・ホント、いろんな事のあった一年でしたから、ずいぶんと長い一年間だったように思います。
しかし、振り返ってみると・・・やっぱり、「あっという間だったなぁ~」という感じでしょうか。
ともあれ、皆さま。今年も一年お世話になりました。来る年もぜひぜひ、よろしくお願いいたします。
さてさて。それでは、改めて、「十二支にはなぜ龍が存在するのか~トーテム信仰から見るルーツ~」。
十二支にはなぜ龍が存在するのかの続きです。
ところで、皆さま。唐突ですが、「伏羲」「女媧」ってご存知でしょうか。
こんなゲームにも登場したりしていました。
残念ながら、ゲームに登場していた伏羲(ふっき)、女媧(じょか)については・・・画像を見つけることができませなんだ。
ちなみに画像の人物は「呂布」。言わずと知れた三国志の豪傑ですな。
ゲームでは、伏羲も女媧も、ちゃんと足がついていて、人間みたいな姿をしているんですが・・・本物(?)の伏羲と女媧はこんな形で描かれています。
変でしょ? これ、下半身がヘビ、上半身が人間の伏羲と女媧が、絡み合うような形で描かれた物なのだそうです。
「ってことは、ひょっとしてその伏羲と女媧が龍の元になった、ってこと?」
ひよこさん、それはちょいと勇み足ですな。
実は、「龍」とは、伏羲と女媧の内、伏羲の作った生き物。伏羲とは、天帝から神様の称号を与えられて、人類を生み出した、人類創造の神、なんですって。
あ、もちろん中国のお話ね。
人類を生み出した伏羲は、馬の頭、ヘビの体、鳥の爪を持つ生き物を生み出しました。それが「龍」だったのです。人類の喜ぶ生き物なんですと。
ふむふむ。なるほど。馬の頭とヘビの体、鳥の爪、ねぇ。それだけでずいぶんと今の印象とは違いますね。
だけど・・・ではなぜ、「馬の頭」と「ヘビの体」「鳥の爪」の生き物で、人が喜ぶんでしょう。
実は、そのあたりにタイトルに記している、「トーテム信仰」っていう古代中国人が有していた思想が関わってきます。
「トーテム信仰?」
うん。
「トーテムポールとかの?」
うん。
その「トーテム」。 元々、トーテムポールの「トーテム」って、ネイティブアメリカン。俗に言うインディアンの言葉で、「あれは私の一族のものだ」
という意味の言葉に由来するんだって。もちろんWikiの受け売りですが。
19世紀の学者さんによって作られた「造語」で、意味は
自分たちの「部族」や「血縁(血統)」に特別に関連していると信じている野生の動物や植物などのこと
とWikiには記されています。つまり、こういった野生の動物や植物などを神格化し、崇拝の対象としている信仰の事を、「トーテム信仰」と呼ぶのです。
古代中国では、この「トーテム信仰」が広まっていたようです。
動物や植物は自分たちの祖先の霊であり、それが信仰の対象であったというのです。まあ、日本も似たようなもんですかね。
その神格化される生き物が地域によって違っていて、たとえば南の方では鳥が、北の方では亀が、東の方ではヘビが、西では虎が・・・と言うように。
はい。 こうやって書くと思いだすでしょ。四聖獣のお話。
青龍・朱雀・白虎・玄武のお話です。よく似てますね。 ヘビと龍は同一視された、と言うことでしょうか。蛇より龍の方が格好いいですもんね。
さて。お話を少し戻しますが、伏羲によって龍を与えられた古代中国人。主に黄河流域に住んでいた「華夏民族」と呼ばれる人たちらしいのですが、この事に
よって、その「龍」を「トーテム」、すなわち信仰の対象とし、それ以来長く中国にこの「龍」のことを伝え続けてきたのです。
どうでしょう。こんな風にお話すると、興味がわいてきませんか?
「なるほど~、龍は天帝から神様と認められた伏羲って人が作った動物で、馬の頭とヘビの体、鳥の爪で出来た動物のことだったんだな~」
で終わりますでしょうか。実は、「龍」が今のような姿になるにいたるには、もう少し中国の歴史の流れを手繰ってみる必要があるようです。
伏羲とは、今から約七千年前に存在したという設定になっていて、実在した人物が神格化されたものなのか、それとも端っから想像上の設定なのか、ということ
すら定かではありません。
ですが、この伏羲という存在が初めて文書として登場する時代は、呉(ご)の時代。三世紀頃のお話です。
つまり、「馬とヘビと鳥のキメラだ」っていう設定は、実際に伏羲が存在したといわれる時代から五千年前後も経過した後の設定。
その時書物に記した人が勝手に作ったのか、それとも長い歴史の中で口伝されたものなのかは判りませんが、一番最初にこの「龍」が考えだされた時、本当に
龍はそんな姿をしていたのか。
ヒントはこんな間違い探しから。
「龍」と「蛇」です。
さて。両方とも模型です。この違い、判るでしょうか。
顔が違う、とか色が違う、とかはなしですよ。龍の体が「蛇」をモチーフしたものだと考えて、それぞれの違い。
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