忙しいほうがいい。でも本当は・・・

時間が止まってしまうと、いろんなことを
考えてしまいます。
だから忙しいほうがいい。

でも、本当は・・・

きっかけ

2008-09-07 19:36:00 | ボランティア
うん・・・。前回の日記は少しテーマが重たかったので、できれば明るめの
話題とセットにしたい、と思っていたのですが。

やはり昨日帰ってきたのは午前2時。
W杯サッカーの日本対バーレーン戦が始まる寸前でした。

眠たかったので、バーレーン戦どころではありませんでした。

僕がボランティアを始めた契機は、大学時代のサークル活動。
「V.Y.S.」という、主に小学生の子どもたちと関わりあうことを
目的としたボランティアサークルでした。特にハンディを持った子ども
たちとか、そういうわけではなく、地域の子供会のお手伝いをしたり、
ワークキャンプと言って、春休みと夏休みに過疎地域の小学校に行って、
泊りがけで1週間ほど子どもたちと関わりあったり、そんな活動を行って
いました。

このときは、「ボランティアがしたい」という意識は全くありませんで
した。純粋に、子どもが大好きだったから、参加していました。

ボランティア活動を本格的にやり始めたのは、最初の仕事場を辞め、退職
金とともに、時間が手元に出来てしまったことが契機でした。

まだ、自分自身が確立しておらず、右に行くのか、左に行くのか、こころ
がうろうろしていたような時代です。

一番最初に手を出したのは、聴覚にハンディがある人たちと関わるボラン
ティア団体でした。時間をもてあましていた僕に、親が、「手話とか覚え
たらどうだ」と提案したことが契機です。

ある人との人間関係で気まずくなり、あるときからここには行かなくなり
ました。重要な役職も担おうとしていた、まさにそのとき、たった一人の
人との関係を絶つためだけに、無責任に全てを放り出してしまったことで、
今でもこの団体に対する「思い」は、僕のこころの中に傷として残ってい
ます。

同じ頃、松山総合福祉センターで、何かやれることはないかな、とパンフ
レットを
見ながらうろうろしていたとき、ふと目に留まったパンフレットがあり
ました。資格も何もない自分が、これだったらできるかな、と軽い気持ち
で始めました。

今では、僕の根幹にもなっている活動です。この、「資格も何もない自分」
が、「他者と交流する」ためという考えが、今考えると、僕がボランティア
を続けている理由かもしれません。

そして、何よりも、自分が好きでやったこと、ただそれなのに、人に喜んで
もらえる感覚・・・。

ひょっとすると、子どものころからそうだったのかも知れません。
自分自身が辛い思いをするよりも、誰かが辛そうな顔をしていたり、辛くて
涙を流したりしているのを見ると、まるで自分の心が切りつけられるような
辛さを覚えます。

反対に、自分と関わりあう誰かが心の底からうれしそうな表情を見せている
とき、まるで自分のことのようにうれしくなります。

中学校の時、当時の教頭先生が、講和で話していた言葉。

「情けは人のためならず」

そのときは、そこまで深く受け止めていませんでした。
ですが、今ならよくわかります。
「人に情けをかけると、それは回りまわって、いつか自分自身に帰ってくる。
だから、人には積極的に情けをかけなさい」

「情けをかける」という表現は、少し高飛車なイメージもありますが、この
言葉全体に流れる感覚は、素直に受け止めることができます。

「人」が「自分」を成長させてくれるんですよね。感謝です。


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