戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

新・山の上からこんにちは vol.143

2016年01月22日 | 新・山の上からこんにちは

こんにちは、日光自然博物館です。

 

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
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大雪の影響で「今は何月だっけ?」と言っていたのがウソだったかのように、冬の奥日光らしい銀世界が広がっています!

今回は湯元温泉の地区内と湯ノ湖畔の情報をお伝えします。

湖畔にはふわふわの雪が積もっていました。そして湖面には多くの水鳥が浮かんでいました。

中でもオオバンの姿が目につきました。

オオバンは全身が黒、くちばしとおでこが白で目が赤いクイナという鳥の仲間です。くちばしとおでこの白がよく目立つので、見分けやすいです。

奥日光では中禅寺湖でもよく姿を見かけます。

潜水が得意なオオバンは、盛んに潜っては食料の水草を咥えて浮上してきました。大きめの水草を咥えているものもいましたが、あっという間に水草を平らげてしまいました。

せっかちなのかな?と思いましたが、よく周りを見てみるとオオバンに交じって潜水が苦手なヒドリガモが浮上してきたオオバンに近づく姿が見えました。せっかく手に入れた食料を奪われたくなかったから素早く食べたのかもしれません。

一見違う種類の鳥が仲良く泳いでいるほほえましい光景に見えますが、実はお互いの生存をかけた駆け引きが隠れているのかもしれないですね。

 

他にも湯元温泉の地区内では、雪がいろいろなものを素敵なものに変身させていました!

これは地面からわき出る温泉の取り入れ口にある背の低い温泉小屋です。屋根にこんもり積もった雪、屋根から垂れるつらら、そしてわき出した温泉の湯気が、温泉小屋をまるで雪の中で生活する小人の村のように見せていました。

それだけではなく、湯元地区の奥にある温泉寺へと向かう道の石灯籠は、雪が積もってソフトクリームがたくさん並んでいるみたいです!

普段あまり気に留めないものを素敵な姿に変身させてしまう雪をより魅力的に感じました!(はる)

 

■ 自然体験イベント情報 

  平成28年 1月31日(日)
  「親子で雪の運動会2016」 
  (1月21日 締切)

  平成28年 2月6日(土)湯元周辺/2月20日(土)光徳周辺/2月27日(土)湯元周辺
  「スノーシューで雪の森へ!2016
  (各開催日10日前 締切)

 ■ 企画展情報 

  平成27年11/28(土)~平成28年2/14(日) 「干支展 日光のサル」


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