戦場ヶ原からこんにちは

日光自然博物館がお送りする奥日光の自然情報+αです。

湯ノ湖・湯滝の歩道状況+釣り?

2017年04月22日 | 自然情報

4月18日付で、湯ノ湖歩道の一部が通行止め解除になった(日光湯元ビジターセンターHPより)ということでしたので、だいぶご無沙汰になっていた湯ノ湖まで足を伸ばし、湯滝の階段を下り、小滝コースをぐるり一周してきました。

春らしいぽかぽか陽気の中を歩けるのは、やっぱり気持ちいいですね。
(私が業務で外歩きに出ると、なかなかの確率で悪天候なので……) 

 

◆ 湯ノ湖 ◆

歩道の様子ですが、未だ通行止めの山側(西側)と兎島方面は、遠目にも残雪が多いのが分かりました。

対して国道沿い(東側)は、木道や歩道上にはもうほとんど雪がない状態。

(国道沿いの歩道の一部)

軽装備でハイキングを楽しむお客さんともたくさんすれ違いました。

 

 

◆ 湯滝 ◆

湯滝の横を下る階段には、もう全く雪がない状況!

階段の途中から見上げる湯滝も、けっこう好きだったり。

 

湯滝周辺の森、小滝を回り込むロングコースの歩道では、大部分の雪がとけていましたが、主に日陰ではとけ残りもありました。

小滝付近の階段では、表面はシャーベット状になっていましたが、雪がまだかかっている段差がいくつか。
雪解け水でできたぬかるみも、湯滝周辺の森では多めです。

深い雪にはまる・凍った表面で滑る、ということはもうほとんどないと思いますが、とけた雪・ぬかるみ対策として、防水性のある靴がオススメです。

 

◆ おまけの自然情報 ◆

湯ノ湖では、5月1日の解禁日を待ちきれず、「たっぽん!」と盛大に湖に飛び込んで、釣り(?)をしていらっしゃる方を発見!

 (クリックで拡大)

狙い澄まして、上空からあっという間に一発で仕留めてしまう、ミサゴさん。
人にはなし得ない鮮やかな手腕(翼腕?)に、感服! (山)

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

新・山の上からこんにちはvol.207

2017年04月21日 | 新・山の上からこんにちは

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光は 7℃ (博物館周辺 8:00時点)

 

来週26日には赤沼自然情報センターが開館し、赤沼から千手ヶ浜の間を走る低公害バスも運行開始するということで、今回は西ノ湖へ足を伸ばしてきました。

 

(西ノ湖入口~吊橋までのカラマツ林)

 

気になるのが、道の雪の様子。

西ノ湖入口(バス停)~西ノ湖手前の吊橋までの広い遊歩道では、大部分の雪がすでに溶けていました。
吊橋~西ノ湖までの、やや狭めの道は、溶け残りも比較的多くあり、ぬかるんでいる場所もありました。

もっと暖かくなって残りの融雪が進むと、ぬかるみがさらに多くなります。登山靴など、防水対策も必要です。

 

さて、広い歩道に残っていた雪の中に、こんな、冬の生きものたちの名残を見つけることが出来ました。

直径5cmくらいの、ネズミのトンネル!

彼らは普段、地面と落ち葉の間など隠れたトンネルを利用しているので、その全体像を私は見たことがありませんでした。
雪がまだ深かった時には雪の下になって、やっぱり見えなかったのではないかと思います。
冬と春の、ちょうど良い狭間のタイミングだったようです。

 

 

気になる西ノ湖の様子は、ドン!

岸が杭から約200m奥に下がっていました。

雪解け水が流れ込む前の今頃では、毎年見られる光景だそうですが、私自身はこんなに水が少ない西ノ湖は初めて。

そのおかげで、普段なら水没してしまう、湖の真ん中近くまで歩いて行けたのですが、そこは湖の深みになっていたため、岸を振り返っても陸地が見えなくて、とても新鮮でした。

 

湖のエメラルドグリーンも、いつもより深い色に見えました。
青空、雲、対岸の山々の反射が、まるで一枚の絵画のようで、しばし見惚れてしまいました。 

 

 

西ノ湖からの帰り道、ゴジュウカラというスズメくらいの小鳥が巣を作っている現場にも遭遇しました。

枯木から柔らかい木片を剥がしては巣に持って帰る、ということをせっせと繰り返していましたが、夢中になってシャッターを切る私に気付くと、途端にけたたましい声を出し始めました。

冬の間は人も少ないので安心して子育ての準備をしていたでしょうに、申し訳ないことをしてしまいました。
場合によっては作っていた巣を捨てさせてしまうこともあるので、観察の際には気を付けないといけません。

 

しかし、人が少ないおかげもあるのか、今回は本当に様々な野鳥のさえずりが聞こえました。
すっかり暖かくなったというわけではないですが、冬の名残も春の兆しも見られる絶妙なタイミングを満喫できました。(山)

 

◆ イベント情報 ◆

 ★「戦場ヶ原春のガイドウォーク(プレDCイベント)
  平成29年5月3日(水祝)~5月7日(日) 10:00~/13:30~ 〈当日受付〉
   戦場ヶ原で早春の生きものさがし!短距離のお手軽ハイキングイベントです。

 ★「ツツジのトンネルを歩く!中禅寺湖畔フラワートレッキング(プレDCイベント)
  平成29年5月14日(日) 9:45~14:00 〈5月4日(木)締切〉
   絶景の穴場ポイントへレッツゴー!春の花々の世界へご案内します。 

 ★「中禅寺湖南岸トレッキング(プレDCイベント)
  平成29年5月28日(日) 9:00~15:30 〈5月17日(水)締切〉
   新緑、シャクナゲ、野鳥、そしてモーターボートで中禅寺湖360°大パノラマ!贅沢すぎてごめんなさい!! 


◆ 企画展情報 ◆

 ★「武田久吉展~日光の山々で躍動した若き日々~
  平成29年4月29日(土)~7月9日(日)(休館日を除く)
   登山家・植物学者であり「尾瀬の父」と呼ばれた武田博士。その原点となった少年時代の日光との関わりを紐解きます。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

初めての小田代原ウォークと初めての出会い

2017年04月16日 | 自然情報

 

またまた新人スタッフ3人組(足立、阿部、松下)で小田代原へ研修に行ってきました!

15日(土)の天気は、朝から曇り時々晴れで正午あたりにぽつぽつと雨が降り始めました。

 

下の写真左に見える一本の白い木はシラカンバといい、このシラカンバは通称「小田代原の貴婦人」と呼ばれているそうです。

美人ですね~。まだまだ寒いこの季節、一人だけ佇んでいる姿に哀愁が感じられました。

 

小田代原の木道です。圧雪の状態です。多いところでは、30㎝以上積もっています。

防水性の靴やスパッツ等、冬道対策が必要です。(あ)

 

 小田代ヶ原の木道(西)を歩いていたら、「ザサッ!」っという音が薄く雪が積もっている辺りから聞こえました。

なんとその正体はキツネでした。私は恥ずかしながら野生のキツネを初めて見たので興奮が冷めやらず、

駆け寄ると走り去ってしまい森の中に消えていきました。貴重な体験でうれしかったです。(足)

 

 

 

キツネのような大きな野生動物にはそう簡単に出会うことはできません。

しかし春の訪れを感じさせてくれる、小さな生き物との出会いもありました。

↑↑シラカンバの樹液を吸汁するエルタテハ(撮影:仲)

時々顔を出した太陽のおかげか、冬越しを終えた個体がちらほら見られました。

このチョウは幼虫時代はシラカンバやハルニレなどの葉を食べて育ちます。

もしかするとこの個体はこの木の葉を食べて育ち、故郷に帰ってきた・・・・・のかもしれません。

 

 

足元に目を向けると・・・・

 

 こちらは小田代ヶ原の木道上を歩いていたツチハンミョウの仲間。

なかなか変わった形をしています。そっと手を差し出してみるとなんと乗ってきました。

なかなかきれいな虫ですが、きれいなバラには棘があるということわざの通りこの虫にも毒があります。

攻撃性のないおとなしい虫ですが、身の危険を感じると毒が含まれた体液を出します。

皮膚につくと炎症を引き起こしますので不用意に手を出して脅かさないように御注意下さい。

山道などでのそのそと歩いている姿を見掛けたら是非暖かく見守ってあげて下さい。

 

 

小田代原にも着々と春の足音が近づいています。生き物たちも次々と元気な姿を見せてくれています。

残雪対策を万全にして是非お越しください。素敵な出会いをお祈りしています。(松)

 

 

 

 

 

コメント (2)
この記事をはてなブックマークに追加

春っぽい湯ノ湖(開花情報ではありません)

2017年04月14日 | 自然情報

久々の湯ノ湖

バンバン進む雪解け、空のトーン・・・春っぽい。

ドンドン姿を現す地面、その感触・・・これまた春っぽい。

ライトな靴をお履きの方はご注意を。多分泣きをみます。(仲)

※春っぽい足の感触=ぐちゃぐちゃ、湯ノ湖に限らずあちらこちらがそんな状態です。念のため。

コメント
この記事をはてなブックマークに追加

新・山の上からこんにちはvol.206

2017年04月14日 | 新・山の上からこんにちは

こんにちは、日光自然博物館です。

奥日光の自然情報を中心に、日光の最新の話題、さらに日光自然博物館のイベント情報を、
カテゴリー「新・山の上からこんにちは」の記事として毎週金曜日にお伝えしていきます。

 

■ 今朝の奥日光は 5℃ (博物館周辺 8:00時点)

 

今回は湯滝から小滝コースを通って光徳まで歩いてきました。

平野部ではサクラの開花が始まっている今日この頃、奥日光もすっかり雪が解けたのかといえば・・・

 今回歩いたコースのほとんどは歩道が雪で覆われていました。まだまだ登山靴+スパッツなど防水対策は欠かせません。

 

特に小滝コースにある急な階段は解けて凍った雪がスロープになっているので要注意です!

そんな雪の残る歩道上ではこんなものが・・・

 

浮き上がったスノーシューの足跡!浮き上がった足跡は新鮮でなんだかおもしろかったです。

そして光徳入口の付近では、枝にたくさんの白い毛玉がついてるのを発見!

 

花を咲かせ始めたヤナギでした。咲きはじめの中でひと時だけ見せるもふもふなたまご型の状態は、別の生き物のように見えて、動いたらかわいいだろうなと想像してつい笑ってしまいました。

春といえばアカヤシオが気になってしまいがちですが、それに先立って咲くヤナギやイモムシがぶら下がったようなハンノキの花など、春先の花に目を向けてみてください!(はる)

!注意! 

まだまだ歩道の大半が雪に覆われている時期。

足元の防水対策はもちろんのこと、解ける凍るを繰り返した雪そのものが滑るので足元には十分お気を付け下さい!

 

     ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 

  ~ イベント情報 ~

★「奥日光バードウォッチング三昧(プレDCイベント)」 平成29年4月30日(日) 10:00~14:00 〈4月20日(木)締切〉
 バードウォッチングの聖地奥日光で、渡来し始めた夏鳥をはじめとした野鳥たちをたっぷりと楽しみましょう。

★「戦場ヶ原春のガイドウォーク(プレDCイベント)」 平成29年5月3日(水祝)~5月7日(日) 10:00~/13:30~ 〈当日受付〉
 戦場ヶ原で早春の生きものさがし!短距離のお手軽ハイキングイベントです。

★「中禅寺湖南岸トレッキング(プレDCイベント)」 平成29年5月28日(日) 9:00~15:30 〈5月17日(水)締切〉
 新緑、シャクナゲ、野鳥、そしてモーターボートで中禅寺湖360°大パノラマ!贅沢すぎてごめんなさい!! 

  企画展情報 ~

★「大正・昭和の晃山旅情~湖畔の宿の記憶~」 平成29年2月18日(土)~4月23日(日) (休館日を除く)
 激動の大正・昭和時代、多くの来訪者の心に残った思い出の宿を中心に、奥日光の記憶をご紹介します。

 

コメント
この記事をはてなブックマークに追加