虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

好きの範囲が広がって <大科学実験がしたい!>

2016-05-25 09:19:29 | 理科 科学クラブ

ビー玉転がしのような男の子っぽい遊びが好きな年長のAちゃん。

ままごとや人形遊びにだけ興味を示していた状態から、

工作に夢中になる時期を経て、最近になって、

「実験!実験がしたい!」と言うようになった年中のBちゃんのレッスンで。

 

教室に着くなりAちゃんが、「大科学実験みたいなのがしたい!」と言いました。

大科学実験は、Aちゃんが大好きなテレビ番組です。

そこで、Aちゃんのいう「大科学実験」とはどんなものなのか詳しくたずねてみると、

「高いところから、○○が、バーンって落ちて~!!」とぶっそうな内容でした。

 

「Aちゃん。その大科学実験、面白そうだけど、危なくないようにやらないとね。

落ちても壊れないものを使って、教室も壊れなくて、怪我もしないようにやらないと!」

と言うと、AちゃんもBちゃんも「うん」「うん」といい返事。

 

 そこで「なんちゃって大科学実験」。

「紙で作った入れ物にスーパーボールとビニールのひよこ人形をそれぞれ入れて

2メートルの高さから落とすとどうなるか」というもの。

容器を紙にしたのは、たとえ紙箱でも、ある程度の高さから落とすとなると、

衝撃で床に傷がつくんじゃないかと心配だったからですが……

AちゃんもBちゃんも紙の容器の作り方に強い興味を示していました。

切り込みを入れるだけで平面が立体になる様は子どもたちにとって

魅力があるようです。

 

まず、重さの測定。

でも、どうもうまく量れていないような……。

 

そこで、別の容器に入れて量りなおし。やはり値が違いました。

さっきは底部分がはみ出して、左右の床についていたんですね。

他にも、重さが限度を超えてしまって正しく量れない時もあります。

こんな風にうまくいかない場合も、発見の連続です。

 

 

「よいしょ」と引きあげて、2メートル地点で

ひもから手を離します。

あひるだと、パラパラと5,6羽、飛び出す感じ。

スーパーボールは……というと、

 

部屋一面にスーパーボールが飛び散る大惨事。

 

でも、それより何より、あまりに喜んで、テンション最高潮で

はしゃぎまわるAちゃんとBちゃんの声が響きすぎて、

近所迷惑になっていないか……とヒヤヒヤしてしまいました。


巨大迷路作りをひとりで黙々……

2016-05-25 09:03:31 | 工作 ワークショップ

 

小学2年生の☆ちゃん。

何かを作り始めると、周囲を圧倒するようなエネルギーで、黙々と作り続けます。

ブロック講座ではハムスターのおせち?を作り、

教室内にハムスター敷き詰め遊びを流行らせました。

 

今回、「迷路が作りたい」と言うので、色の木の棒や色板を用意してあげると、

細部に工夫をこらしながら

休むことなく巨大な迷路を作り続けました。

  

1時間あまり迷路作りに没頭した後で算数の学習。

 

できあがった迷路にハムスターを敷き詰めて、

迷路を走っているところを作りたかったそうで、

長文の文章題も大急ぎで解き終えました。

ところが丸つけをしたところで帰宅時間に……。

「ハムスターが……置きたかった!!」と残念がりながらも、

自分の作った作品に満足気な笑顔を向けながら帰りました。