柳沢伯夫厚生労働相が言った「女性は産む機械」が大きな問題となっている。
そのことで、本人は、
「女性の方々を傷つける不適切な表現を用いた。国民、特に女性に申し訳ないと存じ、改めて深くおわび申し上げる」と謝罪した。
さらに、
「安倍内閣の下で少子化対策のために全力を挙げて取り組んでいく」と述べ、辞任する考えのないことを明らかにした。
それにしても、馬鹿なことをいうものだと思う。
自分は厚生労働大臣。もっとも、女性あるいは労働者に配慮しなければならない立場。そんな人間がこのような発言をするものかと、不思議に思う。
どんな事情があろうと、こんな人間が大臣としているべきではない。
即刻、首!
ところが、首相の安部は、同日夜、記者団に辞任の必要はないとの考えを強調したと言う。
安部さん、あんたはこの柳沢の発言の持つ意味がわからないの?
国民が、この言葉に怒りを感じていることがわからないの?
もう、あんたもおしまいだよ。
強い指導者は、例え自分が任命した人間でも、正しくない行いをしたときには罰すべき。そこをナアナアにしておくと、第2第3の柳沢が現れる。
現に、もう一人の閣僚が変なことを言い出した。
久間章生防衛相である。
米国のイラク開戦を「判断が間違っていた」などと批判した。
実は、この発言に対しては非常に好感を持っている。
しかし、閣僚として発言したとしたら、それなりの責任は取るべき。
米国は、早速、この久間氏の発言に対し、問題発言とクレームを入れてきた。
そこで、久間氏は、
「当時、閣外にあって感想として述べたもの。防衛相として政府の立場を支持、踏襲している」と弁明した。
実は、ここがまずかった。
結局、この男の発言には重みがない、思慮が浅いということが判明した。
安部首相に全ての責任を押し付けるつもりはないが、的確に締めるところを閉めないと、閣内が混乱をするだけ。それは、ひいては、日本国内の乱れにつながる。
エリート、お坊ちゃんとして、順風満帆でやってきた人間には、いさめる力などないのかも知れない。
今、自民党内では、ヒョットすると、安部ではまとまらないという考えが広がりはじめているのかもしれない。
