俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

東芝の新社長西田さんにエールを送る

2005-02-26 00:54:13 | Weblog
2月23日の日本経済新聞を見ていたら、今度社長になる
西田さんのことが書いてあった。
私は西田さんとは6歳くらい違うのであろう。
でも、東芝にいたとき、何回か会議に同席したことがある。
歯に絹を着せない言い方で、年寄りの部長連中をバッタバッタと斬っていた。
その当時、西田さんは課長。
東芝の中にも、素晴らしい人材がいるものだと拍手を送っていた自分を覚えている。
その当時、ペイペイの私にも、優しく声をかけてくれ、話を聞いてくれた。

その後、彼はヨーロッパにある東芝現地法人の会社の社長で出て行く。
帰国するたびにお会いし、「どうですか?向こうは?」
と聞くと、必ず、笑いながら、
「私のようなものでは、なかなか、良くなりません」、
と謙虚に話してくれた。
自分の成果を鼻にかけない。
自分というものをハッキリ持っていて、
行動力が抜群。当然頭はいい。
その後、とんとん拍子に出世の道を駆け上る。

しかし、やはり、体に負担がかかったのか、
胆石で胆のうを全摘出。
その時、会ってビックリした。
随分やせていた。
その時も、笑いながら、
「いやぁ、胆のうはいらない臓器でしたよ。ははは・・・」

実はその時から、彼の人生は辛い道を走ることになる。
いいときのパソコン事業が駄目になる。
相当苦労をされたことであろう。
私は、その頃会社を退職した。
よって、東芝のことは私の頭から消えていく。
しかし、今回の人事で、私はまたまた、東芝に興味を持つようになってきた。
西田さんは若いときにイランに行き、イランの女性と結婚した。
私は、以前からイランには興味を持っていた。
そのためかどうかは知らないが、私の娘はペルシャ語専攻。

孤立したイランを何とか支援してやりたいと考え、
私は、NPO外国人と一緒に を昨年立ち上げた。
西田さん、傾きかけた東芝を再生できるのは、
あなたを置いて他にない。
良くぞ、西田さんを選んだと不思議に思う。
西田さん、頑張ってくれ。
西田さん、イランに支援の手を。

陰ながら、応援する


テンプル大学第一号

2005-02-16 03:16:08 | Weblog
今朝の朝日新聞を見ましたか?
見出しはこう書いてありました。
「外国大学の日本校」指定第一号はテンプル大学、と。
興味のない方は、チラリと目を通しただけ。
ところが、これは大事件。
今まで、文部科学省は外国の大学の日本進出を拒み続けてきた。
理由は、国家の教育方針に外国が絡むことは相成らん、ということのようだ。

だから、日本人は出て行く。アメリカ、ヨーロッパに留学する。
そんなこと、金持ちしかできない。
金持ちの子女は、海外に行ったため、英語はべらべら。
会社に入っても、発音が違うし、純粋に日本の温室で育った学生と
比較にはならない。

日本の国立大学は入るのが大変。
早稲田、慶応も然り。
しかし、果たして勉強そのものはどうだろうか?
実践的であろうか?
確かに、しっかりしたカリキュラムと先生を用意している
大学は日本にもないことはない。
でも、どうもアメリカの仕組みの方がよさそうな気がする。
自分で考えさせ、発表をさせ、より実践的に人を育てているようだ。

ところが、今回の決定は、遅ればせながら、日本の教育にも
行き詰まりを感じてきたから、アメリカの教育を導入してみようとの試み。

テンプル大は、かの有名な落合信彦の出たところ。
今は相当数の卒業生を輩出しており、商社では引く手あまたということ。
新聞には現在の在校生が2100人とあったが、
入学の壁が一つある。
英語力が必要だということ。
それはそうでしょう。
授業が全て英語だから。
そのために、正式に入学するために1年以上語学研修をして入る人もいるようだ。
入試がなくてその点はいい。
入るのは簡単だが、卒業が大変という仕組みは、
採用してもいいのではなかろうか。

今回の文部科学省の決断は、いかなるいきさつでこうなったかは知らぬが、
結果としては、今後の日本の教育に風穴を開けるきっかけになると思う。

文部科学省に高い評価を与えたい。



本物は、やはり、すごいね!

2005-02-10 12:05:26 | Weblog
昨日、サッカー北朝鮮戦を見ましたか?
久々に興奮しましたねぇ。
ゲーム始まって4分。
小笠原の華麗なフリーキック。
素晴らしい曲線を描き、左コーナー下にズバッと決まった。
小笠原は本物。
ここぞといった時に、ビシッと決めることができる。

この一点で、見ている我々は、これは試合は大丈夫と思った。
前半は、日本がボールを支配。
しかし、ゴールにはならない。
ところが、北朝鮮は、エースのキム・ヨンスクを投入。
北朝鮮の監督は、前半は0対0で終わり、
このキムを後半の頭から使いたかったのであろうが、
小笠原の1点で、急きょ予定変更。
ところが、このキムが出てきて、少し流れが変わってしまう。
ハラハラする場面が、何度かあった。
川口のスーパーセイブで救われた場面もあった。

その一進一退状態で、ハーフタイムに入る。
ところが、後半から北朝鮮、満を持して、怒涛の攻め。
選手投入も早め早めに行ってきた。
その結果、後半16分に1点入れられてしまう。
その攻撃が実に素晴らしい。
右から左に流れるように、ボールが動いていく。
最後の選手にボールが渡ったところには、
日本の選手は誰もいなかった。
シュートも鮮やか。
ゴール左下すみにズバッと決まってしまった。

ところが、ここからが凄かった。
ジーコは本物。
海外組は、スタメンで使わない。
なぜ?
理由など言わない。
今まで、国内組みで練習をし、チームワークを作ってきた。
ジーコはこのチームワークを最も大事にしたかったのであろう。
まずは。国内組の顔を立てた。
ところが、同点にされ、
いよいよ、海外組の高原と中村俊輔を間髪いれずに投入。

ところが、この二人も本物。
北朝鮮の怒涛の攻めを、一挙に変えてしまった。
俊輔の巧みなドリブルとパスで、グイグイと相手チームの
弱点をえぐっていく。
高原の動きもすごい。
ゴール前をドリブルでディフェンスを振り切ってしまう。
この二人で、相手チームを翻弄していく。

ところが、それでも点には結びつかない。
ジーコが秘策として持っていた、最後の弾を出す。
それが大黒選手。
僅か数分でその期待に応えるのである。
振り向きざまのシュートというべきか、
回転シュートというべきか、見事にゴールをさせたのである。

ボールがくる筋を予感し、ゴールを決めること、
これは本物しかできない技。
この試合は、誰しもが勝たなければ意味がない、
同点ではダメなんだと、思っていただけに価値のあるゴールだった。

久々に、本物の試合、本物の選手、本物の監督の凄さを感じた。

みんな、ありがとう。