大分市の市立中学校で剣道部の外部指導者を務めた40歳代男性が、生徒に体罰を繰り返した として昨年、解任されていた。
市教委によると、 昨年4月末、部員の保護者から「外部指導者が体罰をしている。やめさせてほしい」との相談があった。
保護者が持参したDVDには、試合会場で男性が竹刀で生徒の腕をたたいたり、脚を蹴ったりする様子が映されていた。
市教委は体罰と判断、任命した校長に解任するよう指導し、校長は同年5月2日に解任した。
男性は2009年から同じ中学で指導。市教委が学校側から聞き取ったところ、複数の生徒が体罰を受け、あざができた生徒もいたことが分かった。
このDVDを見て、市教委はすぐに手を打たなかった。
何とかもみ消しに動いた。
許されないのはこの市教委の姿勢である。
全国的に体罰問題が話題になっているが、市教委の存在こそが問われるべきことである。