まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

本場のパエリア

2008-05-30 | 日常

 グラナダのホテルを出発してアンダルシアの白い村 
 ミハスに 向かいます。150キロ約2時間15分

今日もお天気はパッとせず 白くてかわいい村ミハスの散策も
傘が手放せません。

山の斜面に造られた お家は全部真っ白です。きれ~い!!

ここミハスにはスペインで一番小さい闘牛場があります。

ミハスは日本人に人気があるらしくどの店もオシャレで
案内や説明が日本語で書かれており日本人の店員さんもいました。

お昼は地中海の海岸に面したマラガのレストランで海鮮料理です。

今まで食べたスペインでの料理はいずれも塩味が強く馴染めなかったが
今日のランチは イカスミ料理 初めて満足な味付けであった。

しかし スペイン料理と言えば パエリア ここでも出たが大変不人気 
本当のパエリアはご飯に芯がなければダメである・・・・とのことだが
日本人には 炊きそこないの芯ありご飯・・・としか思えない。

フライパンのおばけの様なパエリア鍋 他のテーブルの鍋はきれいさっぱり
我々のテーブルのは殆んどそのままであった。

食後の散策で見かけた すずきらしい魚といわしを10数匹串に刺し
粗塩を振って炭火で焼いていたがこれは美味しそうであった。
やはり日本人である。

高台に上り見下ろす港には大きな船が停泊しており 
あの船はモロッコまで50キロ 2時間で行くとの事 

お天気が良ければアフリカ大陸が見えるとか・・・
(ちなみにイベリア半島の南端からジブラルタル海峡だと
14キロでモロッコです)

夕方の飛行機 JKスパンエアーでバルセロナへ(1時間30分)

明日はガウディ三昧である。

フラメンコショー

2008-05-28 | 日常

 さあ 今晩はフラメンコシヨーだ~!!

情熱の国スペイン・・・とはいえ寒く 夜はもっと寒いとのことで
シッカリ身支度、数えてみたら何と7枚着て ホッカイロを背中、腰に・・・

ホテルでディナーを終え9時30分からのショーに出かけます。
洞窟でのフラメンコショー???

奥行き 約10メートル、トンネル型の会場で
両脇と奥に椅子が並べられドレスが触れる距離で見学です。

フラメンコと言えばカルメンしか知りません。
黒いドレスに赤いバラを銜えて・・・

始まりました。独特の手拍子に合わせ
力強く地面を踏みならし、手は指の先まで力が込められており

顔はといえば目は伏せ目がち 険しいと言うか悲哀? 哀愁?
を込めた・・・と言うか 何とも表現できない表情です。

5人の女性と男性1人が交代で踊りましたが皆同じようです。

フラメンコはモロッコや何度か行ったトルコで 何回も見た
ベリーダンスの原型だと聞いているが
ベリーダンスとは似ても似つかない感じです。

べりーダンスの方はと言えば 色白の肉感的な女性が 
より露出部分を多くして姿態をくねらせ 腰を微細に震わせ
 
手の指先から足のつま先までしなやかに妖艶に踊るのである。

殿方はと言えばとろけんばかりの顔 涎を垂らさんばかりの表情であるが
今回は違います。

見ている人も厳しい顔つきです。
後日 調べたり、聞いたりして分かりました。

ジプシーが即興で人生の苦しさ 悲哀を踊りで表現したものだとか・・・

納得 納得です。

洞窟も踊った彼らの先祖が生活した場所であり
今も彼らの住居であり 生活の場でもあるわけです。

日本のテレビ局も取材に来たとか言っていましたが
本来の場所で本来のフラメンコを見たと言うことです。

しかし見終えて非常に暗い気持ちと憂鬱感に襲われた
フラメンコショウーでした。

寒いグラナダ

2008-05-26 | 日常

 濡れネズミもグラナダへ着く頃には体温で何とか乾き
アルハンブラ宮殿に到着です。

バスから降りたら寒いこと 寒いこと 冬の寒さである。
寒さのあまり観光を止めると言う人も出る有様

スペインで一番人気の高い観光スポットをここまで来て見ないのは
勿体ないと お互いに持ち合わせの衣類を融通し合い全員揃って
アルハンブラ宮殿見学です。

流石人気NO1 イスラム芸術の最高傑作といわれているだけあり
 美しい! 綺麗! 素晴らしい!

季節の花々が植えられた庭 糸杉を刈り込んだ回廊 見事 の一言に尽きる。
必見と言われたライオンの中庭の肝心のライオンは修復中でお留守 

ざぁ~んねんでした~。

この宮殿を背景にウェディングドレスの花嫁さんの写真を撮っていましたが
震えてガタガタ でも 熱熱のお二人だから まあいいか~。

寒~い!寒~い! アルハンブラ宮殿観光でした。

今日の夜はフラメンコショーでーす。 た、の、し、み、!!!

雨のコルドバ

2008-05-24 | 日常

 世界遺産コルドバ市内の観光です。
朝ホテルの窓から外を・・・雨です。

晴れ女 のはずがこれはどうしたことか?
目的地に着く頃は雨が上がることを期待して出発です。

バスから降りた途端恐ろしい土砂降り、滝の様な雨、
石畳を流れる雨水はまるで川の状態です。

傘などサッパリ役立たずで肩、背中、ズボンもずぶ濡れである。
靴の中は水が入りグチョグチョ気持ちわる~い。

スペインでは私達が着く前日まで雨が降らず給水制限する寸前だったとか
国民にとっては有り難い恵みの雨であるが、私達には悲劇の雨。

何時止むか分からない雨を雨宿りして待つわけにも行かず
観光決行

まず モスクを意味するメスキータを見学
モスクとして建設され後 キリスト教会に改宗された建物である。

連続する赤と白の馬蹄型アーチが幻想的な空間を創り出しているが
全身ずぶ濡れで靴の中はグチョグチョ・・そのほうに気が取られてしまい

素晴らしい建築物も気がそぞろの見学となる。(残念!)

雨も小止みとなりやれやれ 白壁のユダヤ人街(ユダヤ人は1人も住んでいない)
と呼ばれている 花の小路 は壁や窓辺が鉢植えの花で飾られている。

綺麗! 綺麗! の連発。

雨のコルドバ文化遺産観光後は
イスラムの色濃いグラナダへ 210KM 約2時間45分
 
水に悩まされるスペインの旅です。


セビリア観光

2008-05-22 | 日常
 アンダルシアの州都セビリア観光は 

まず スペイン広場(1929年万国博覧会の会場施設として
作られたもの)から・・。

カテドラル・・・スペイン最大のゴシック建築の教会で
イスラム教建築様式とキリスト教建築様式が融合したムデハル様式である。

教会の中にはコロンブスの墓があり 
天井は金(GOLD)で緻密な技法で造られている。

この金はかってペルーやメキシコから奪い取ってきたものでは・・・
と一人思う。 (ペルーやメキシコを旅した時にその話を何度も聞かされた)

その黄金の高い天井を見上げるのは大変・・・と思いきや 

大きな鏡が床に置かれ 鏡を覗けば天井が映っている仕掛け・・・
これは頚椎のずれている私にとっては大変有り難いことである。

スペイン王室の宮殿アルカサル、ヒラルダの塔、黄金の塔等々

見学した後

かってのイスラム世界の中心地 コルドバへ
セビリア~コルドバ迄は 140KM 約2時間の行程である。

今日も長い一日であった。(写真はカテドラルの近くで)

セビリアの理髪師?

2008-05-20 | 日常
 セビリヤ観光である。 

セビリヤの理髪師?
フィガロの様な何でも屋の理髪師がいるのかな? と思い
見回しても床屋さんらしきものは全く見当たらない。
勿論パーマ屋さんも見当たらない。

街並みはスッキリして綺麗である。
電線、看板、ネオン、勿論 自動販売機なるものは皆無である。

1階は店舗それも洋品店、オシャレな果物屋さん、事務所的なもの。
2階は事務所的なものらしい。

何しろ 看板が無いから良く分からないのである。
3階から上はアパートであるが ベランダにオシャレな手すりはあるが、

窓は閉められており人が生活しているか どうかは全く分からない。
日本の様に布団や洗濯物の満艦飾・・・はゼロ。

そして こちらも今は春、通りによってプラタナス、ライラック、
マロニエ、等の街路樹が植えられており 花盛りであるが花びらや、
葉っぱが全く落ちていない。

それは 掃除が行き届いている・・・と言うことである。

帰ってその話を友人にしたら 30年に行った時はゴミだらけ、
誰もがゴミを所かまわずポイポイ捨てていたとか??? 今は想像できない。

スペインは観光立国 人口4500万人の国へ年間4000万~5000万人
の観光客が来るとの事、 観光美化に徹底する様になったのでしょう。

何処へ行っても 清潔、綺麗、美しい、のスペインです。




新幹線の車窓

2008-05-14 | 日常
 列車が走りだしてマドリッドの街を抜ける頃から

車窓から目に入るのは一面のオリーブ畑である。
スペインは世界一のオリーブ生産国だけあり そのオリーブ畑の広さは驚くばかりです。

窓の右側も左側も見渡す限り オリーブ、オリーブ、オリーブの畑、木ばかりです。

縦 横 斜めが真っ直ぐで、まるで方眼紙を置いて植えたのかしら? 
と思うくらいです。

平な所ならそれも可能でしょうが 小高い山や丘に・・・は難しい作業でしょう。
行けども行けどもオリーブ畑である。

オリーブの木は長生きで イスラエルのゲッセマネの園 のオリーブの巨木は
2000年以上前のイエスキリストの時代からのものとの事でしたが

ここスペインの木は全体に若い木の様に見えました。

結局 マドリッドを出発して2時間30分後 セビリアに着くまで 
停車した駅の周辺を除いてオリーブ畑、オリーブの木ばかりです。

民家も無く、作業をしている人影もなく何処から来ていつ仕事をするのか???
オリーブの畑はよく手入れされており草など生えていません。

何キロ いや何十キロも先から来るのか それにしても民家らしいものが全く無い??

こんなに沢山のオリーブが取れるのに我々の食事には たまにサラダに3~4粒
のっている程度。ぜ~んぶオイルにしてしまうのかな?

不思議なことだらけのスペインです。



スペインの新幹線のトイレ

2008-05-12 | 日常
 旅のお仲間ともだんだん会話をするようになる。

特に Mファミリーと大変親しくなり まず ファミリー4人の関係の質問です。
それはM夫妻とその息子さんのお嫁さんになる女性とM夫人の妹さんの4人との事である。

親子、兄弟、姉妹で・・・は珍しくないが 息子抜きでお嫁さんになる方を・・・
これは珍しい組み合わせである。
これがまた メチャメチャ仲が良く 微笑ましく、羨ましくて涎が垂れるくらいである。

一号車の次は立ち飲ビュッフェである。若い男性数人が何か飲みながら会話している。
一号車とビュッフェの間はトイレはあるが仕切りは無い。

おしゃべりに花がさく頃 誰とはなしにトイレに行くのであるが
使用中だから・・・と戻る。また誰かが行く・・・やはり使用中とか。

今度は私の番、やはり・・? 開かない。
ドアの取っ手は鋳物製の彫りのあるオシャレなものである。

トントンとノックしても反応なし、今度は強くドンドンと叩いても???
取っ手を上げても下げても押しても引いても開かない。

中に人が居て倒れているのでは・・・・。どうしよう??? 

トイレの前で困り果てていると ビュッフェにいた若い男性が来て
いとも簡単に開けてくれたのである???

次の人が・・・やはり開かない! また男性が来てパッと明けてくれた。
次の人もダメ・・・また男性が苦笑いして・・・。

結局 誰も開けられず、どうすれば開くのか分からず終いである。

若い男性達は私達を あの集団はバカの集団・・・とでも話しているような目つきであった。

スペインではホテルのシャワーにしても 新幹線のトイレにしても
えらく複雑に作ってあるような気がする。 なぜ? (写真はビュッフェ)

スペインの新幹線AVE

2008-05-07 | 日常
 スペインの新幹線は座席が左右に2席ずつで 固定している。
片側に2か所、計4か所は対面式になっておりテーブルもある(ファミリィ―用)

列車の中は静かなこと、話声一つ聞こえません。
聞こえるのは我々のお仲間の声だけです。

走り始めて間もなく スマートな男性が何やら配ってきた。
四角い小さな箱である。
 
そうかー! 乗車記念の品だ・・・・と有り難く両手で受取り「グラシアス!!」
な~んていっちゃって ペルーだかメキシコで覚えた唯一のスペイン語でお礼を言う。

早速開けてみたら??? とても細くて黒く長い紐の先に黒い玉様のものが2つ もう一方は小さな金具??

何だ?何だ? 誰も首をかしげている。天井にはテレビが3か所あるが??? 
そーかー、イヤホンではないか? でも何処に差し込むの・・・・?

座席脇や肘掛を覗いたり・・・見つけました。席の背もたれの間の肩の位置に
小さなチャンネル盤と差し込み口、そこに差し込んでチャンネルを選び 好みのものを聞く仕組みである。

黒い玉様を両方へ引くと細い紐が更に細く裂け両耳に差し込む・・・・のである。

隣の夫を見たら裂ける事が分からないのか片耳にだけ差し込んで聞いている。
通路を隔てたよそのご主人も同じことをしていた。

男性とは無頓着なのか 頭が柔軟性に欠けるのか???

また少しすると今度はキャンディーを配って来た。それも2回も…。
キャンディーの包みの中はゼリー、とても美味しく 2回目は3個も戴いてしまいました。
 
スペインの新幹線はサービスがいいのに驚きました。




マドリッドの駅

2008-05-05 | 日常
 スペインでは日暮れが遅いから夕食も遅い おのずと朝も遅い。

ホテルのレストランが開かずランチボックスならずブレックファーストボックスである。

7時30分ホテルを出発 マドリッド駅へ、流石国際ステーション でかい。
ここからフランスやポルトガルへ国際列車が出ているようである。

駅の中はエスカレーターではなくつづらおれ式ベルトコンベアーで2階、3階に移動である。
駅の真ん中は熱帯植物園風、ヤシやフェニックスなどの林である。

手続きの間 カフェに入りカプチーノを注文する。
カプチーノで必ず思い出す事がある。

昔 ギリシャで旅仲間とカフェに入った時 
その友が「私、カプチーノ!」と言って 人差し指で自分の鼻を指差した
 
すると店のおじさんが「それはカプチーノじゃない鼻だ!」・・・と
真剣な顔をして言った。(日本式は通じないらしい)

そんな事を思い出していたら 出発時間になり添乗員の後に付いて行くと
いつの間にやらホームに立っていた。トランクもそこに並んでいる。
 
いつ改札口を出たのかが分からない。
狭い所を通った記憶はない。夫もぜんぜん???。
改札がどうなっているのか???

列車の一番前の箱が荷物車(トランク等の)次の1号車の指定席に座る。
列車は音もなく静かに走り出した。

いよいよ観光本番の始まりである。