まだむ日記

マダムの日常生活と大好きな旅行の日記です。

土砂降り

2011-08-31 | 日常

昨晩は夜半に雷鳴と、とんでもない雨が降り、この雨が半端じゃない

滝の様な? バケツをひっくり返した様な? 土砂降りである。

屋根はトタン1枚であるから バン!バン! ガン!ガン! 

まるでドラム缶を叩きまくる感じである。

それが 何時間降ったであろうか、 

いつもの ヤク を倍の量飲んだのでそのスゴイ雨音もいつしか 子守唄に・・・・

爽やかな朝、タンニンの川で顔を洗い裏手に出てエンジェル・フォールを見たれば

朝日に映えた滝が 昨夜の雨で水量が増して益々素晴らし~~~~い。





成田空港でのサクランボの時「幸先が良い」と誰かが言っていたが

この雨季にも関わらず、日中のお天気に恵まれている有難さを痛感する。

これが 昼間行動している時 土砂降りだったら 目もあてられないから・・・

しかし 夫は鼾が煩いからと 端っこのハンモックで寝ることになった為

夜中の豪雨で ハンモックまで雨が降り込み足元に置いた荷物はビショビショ

えらい目にあった・・・とぼやいていたが 

そんなこと 全然知らず かわいそー・・・







初体験のハンモック泊

2011-08-28 | 日常


ボートは午後3時ごろ? 今晩の宿泊地のキャンプ場に着いた。

我々より一足早く着いたホテルからのガイドやコックのスタッフが

蚊帳付きのハンモックを張り 夕食の準備をしていた。

キャンプ場と言っても柱にトタン屋根だけの ガラン としたもの。

ここでまた 人数分張ってあるハンモックを「これが私~・・・」なんて

いいオバサン連中が、小学校の修学旅行さながらである。



建物の裏に出ると エンジェル・ホールがバッチリ見える。最高~!!

写真の撮りまくりである。



滝を手でうける恰好をして撮ったり、木の枝にぶら下がっているハタオリ鳥の巣、





足元で動くもの? 葉切りアリの行列を見たり・・・





誰も気分ルンルンである。

スタッフは 火を焚き串に刺した鶏肉を焼いたり 何やらご馳走の用意をしている。



添乗員さんは 五目御飯 を作ってくれた。





ご馳走が揃ってテーブルに着いた頃は外は真っ暗、

冷えたビールもあるがこのビール缶の悩ましい絵柄には大笑い、

殿方はウットリして酔いのまわりが早いのでは?



自家発電のささやかな明かりで食べ始めたら 電気がブチッと切れて真っ暗闇。

やおら 懐中電気で・・・・これには参った、虫が寄って来て大変、

懐中電灯を消し、真っ暗闇で それぞれ自分が大皿の料理を取る時だけ 

自分の懐中電灯で照らして取る有様、これもまた 楽しいものである。

誰かが「下から顔を照らさないでね~・・・」と そうです、お化け出現ですよね。

おしやべり以外何もすることも無く 川で歯を磨き、簡単に顔を洗い

来た時のまま着替えをすることも無く 夜は寒いからシッカリ雨具を上下着て

ポケットに懐中電灯を入れ、それぞれ自分のハンモックに・・・・。



ハンモックでの寝方の指導によると

幅1,5mはあるハンモックの布に身体を平行にしないで 斜めに寝るといい・・・とのこと。

布に平行に寝ると だおって 背中や腰が丸くなって苦しい。

教わった様に 布を斜めに寝ると、寝返りも 腹這いにもなれる・・・・

お陰で 快適なハンモック泊ができそうだ。

よ~し 日本に帰るまでにハンモックを買ってかえるぞーー!!!




さらに溯る

2011-08-25 | 日常


沢山のアウヤン・テプイは標高2560メートル、その周囲は650キロ

総面積は東京23区を上回る広大な広さである。

ボートはさらにチュルン川を溯る。





ボートがかき分ける水しぶきが容赦なく土砂降り雨の如く降りかかる、

道理で雨具を着るわけだー・・・と納得する。

光線は強いのに、化粧も日焼け止めも何の役にも立たない。

川の水は深い所は真っ黒く、浅瀬はうるしの様な赤色である。



これは グラン・サバナ特有のものでテーブル・マウンテンに堆積した腐植質に含まれる

タンニン酸のために テーブル・マウンテンから流れ出す水には多量のタンニンが

あるから、とのことである。



黒留袖や喪服を染める時 紅下とか 藍下といってまず赤く又は青く染めた上に

黒で染めると深い黒になるから・・・・上等な品はその様にして染めた話を思い出した。

だからこの川も深い黒色なのだろう。




ひたすら川を溯る

2011-08-24 | 日常


幸せの滝と呼ばれる所で下船して 写真ストップ

小さな滝で 何が 幸せの滝 なの? 良く分からないが 皆 川に浸かりご機嫌ちゃんである。





我々が船から下りている間、船頭さんは釣りをしており 釣り上げた魚を見せてくれた。



さらにボートは猛スピードでカラオ川を溯りオルキテア島の手前のキャンプ場で

ピクニック・ランチをいただいた。



オルキテア島は その名のとおり30年ほど前まではいろんな色のラン(オーキッド)が

咲き乱れていたが観光客などの手によって摘まれ 今ではそれを見ることは

殆んど出来ないがランの名前だけが残っている・・・・とのことであった。



オルキテア島を通り過ぎると  ボートはカラオ川からチュルン川に入ります。

すると 景色は一変してアウヤン・テプイの光景です。







ペモン族の言葉で アウヤンは「悪霊」と言う意味で 

ペモン族にとっては忌み嫌っていた場所、それが今は観光として人気の場所とは皮肉である。



多くの観光資源、収入源であり そして 世界最後の秘境 と言われ 世界の宝 でもある。

その場所に 今、自分がいる・・・・ 何か夢を見ているような不思議な感覚である。



エンジェル・ホールをめざして・・・

2011-08-22 | 日常

今日はエンジェルホールのキャンプ場までの100キロ近い距離を

ボートで川を溯ります。

パジャマや明日の着替え等の 不要な物をホテルに残し 9時30分出発です。

持参する荷物は用意していった ビニールのゴミ袋に入れ濡れないようにする。



ホテルから船着き場までは トラックを改造したホテルの送迎車でいき、



船着き場で かって少しであるが登山をした時に買い揃えたゴアテックの

上下の立派な雨具を着てライフジャケットをシッカリつけて乗りこみます。

ボートは木をくり抜いた長さが11m~12mはある、なが~いボート、

ヤマハの大きなエンジンがついています。



我々の荷物は後方にまとめ ビニールシートを被せロープで縛り付けてある。

船頭さん、アシスタントさんのもとカラオ川を溯っていきます。

水しぶきをあげそのスピードの凄さ 水しぶきもすごーい! 





キャッホー! まるで皆子供に返った様である。

しばらく走るとマユパの早瀬という場所で下船します。

ここは その名のとおり 蛇行している川の流れが急で危険がともなうため

30分くらい歩いて移動します。

「プリプリ」と言うブヨみたいな網目もくぐるほどの小さな虫がいるので 

頭からネットをかぶっていると暑さ倍増 あっちーい !!!

この プリプリ 刺されると血がでて痒みがいつまでもなが~く続く、とんでもない虫。

添乗員さんは半月前に添乗した時に刺されたというあとが、両腕にビッシリ

日本の虫よけは全く効き目がなく 痒い 痒い・・・と言っていた。

100パーセント刺されますよ、と嬉しくない断言

刺されてはたまらないから、虫には神経質になる。

歩きながら珍しい花や植物を パチリ! パチリ! 





草ぶき屋根の学校です。生徒は20名とか・・・



石の上にいた ミミズのような生きものは猛毒をもった蛇とのこと。 おお、怖ぁ!



再びボートに乗りしゅっぱ~つ! 





カナイマとは・・・・

2011-08-20 | 日常

カナイマとは 先住民のペモン族の発音では カナイモ と言い

その言葉の意味はBad Spirit 「悪い心」という あまり良い意味ではありません。

大昔 この辺りには野蛮な人が多く平気で人殺しもあったからだそうです。

ギアナ高地の中で名づけられている村や滝やテプイ(テーブル・マウンテン)などは

すべて ペモン族の言葉です。



カナイマ国立公園は 1994年世界自然遺産に登録されました。

ベネズエラ南東部を中心に5カ国に誇るギアナ高地。



面積120万平方キロメートルの中心に位置するカナイマ国立公園は、

面積3万平方キロで四国の約1,6倍もの広さに相当します。



植物の種類はギアナ高地全体で4000種を超え その75%が固有種である。

ガラパゴス諸島の種子植物の固有種が53%ですから 

ここがいかに隔絶された場所かが解ります。 




カナイマのロッジホテル

2011-08-18 | 日常

空港からホテルまではガタガタ道を車で10分くらい。



陸からのエンジェル・ホールを見るための起点であるから

幾つかのホテル(何れもロッジ風)がある。

チャベス大統領ご愛用のホテルもあったが 我々はそこではなかった。



放し飼いのオウムが迎えてくれた。



遅いランチの後 自己紹介・・・

と言っても もうスッカリ打ち融け合っており、今さら? の感であるが

一応「何処から来たか」とか 「今回の旅を選んだ理由」などを簡単に話す。

疲れと寝不足、ということで午後は自由行動となる。

他の皆さんは バリバリの元気印、何処かへ散歩に出かけたようであるが

我々夫婦は 相変わらず隣り合わせた別々の部屋で蚊取り線香を焚きベッドで横になった。



散歩に付き合う元気がないのは やっぱり歳かな? と チョッピリ寂しい気もする。

各部屋の前にはハンモックがあり 明日のハンモック泊の予行練習と称し寝てみたが

背中というか腰が曲がってしまいこの様な恰好で寝るの???? 



こりゃー えらいこっちゃー・・・・




エンジェルホール遊覧

2011-08-16 | 日常

カナイマ空港と言っても小さな藁ぶき屋根の(ヤシの葉)建物があるだけ。

そこらへんに我々の荷物をまとめて置いて

エンゼルホール遊覧に出発である。

また2機のセスナに乗り飛び立った。

夫の乗ったセスナも飛んでいる。



気持ちは高揚してワクワクである。

首はキョロキョロ 右見たり、左見たり、下見たりと

首からかけた2台のデジカメでの 撮りわけ忙しいことこの上なし。





うわぁ~~!エンジェルホールだ~~~~~~



セスナはアクロバット飛行さながら 右に傾いたかと思うと左に・・・

急上昇したり、急降下したり・・・とスリル満点

滝が上に見えたかと思うと横に見えたり、下に見えたり、

うわぁ~! すご~い! きれ~い! の連発





しかし サービス精神旺盛なアクロバット的飛行に胸がムカムカしてきた。

ちゃんとビニール袋が備えつけてあるから まずは安心であるが・・・・、

大事には至らなくてやれやれであった。

どうも 我々乗り付けない者はセスナ機が傾いた時

自然に自分の身体を水平に保とうと働いてしまう。

だから 気分が悪くなるような気がするが・・・・

パイロットを見ていると彼等はセスナと同じ角度の体位をしている。

そうか~ パイロットは操縦桿を握っているから当然かも・・・

さんざん遊覧した後の帰りには ギアナ高地の切り立った台地と台地の狭いところを

すり抜けるように通った時は 翼が引っ掛かるような気がして「ひやっ!」とした。



また 川の水面すれすれに飛んだ時は「落ちちゃうー・・!」なんて奇声を発し

夢中で前の席の 背もたれにしがみついたりしてしまった。



大いに楽しませてくれたわけだが 心臓はパクパク状態、

興奮状態がなかなか覚めなかった。

でも 面白かったーーーーー!!!!!

雨季のこの季節であるにも関わらず 風がなくあまり雲に邪魔されることもなく
(少しでも気象条件が悪いと飛ばない) 

テプイから流れ落ちる 沢山の滝、そして今回の旅のハイライトでもある



特別な滝「エンジェル・ホール」も見ることが出来  ラッキー!!!!


カナイマへ・・・

2011-08-14 | 日常

1泊目の昨夜は薬を飲んだにもかかわらず寝られない夜であった。

2時間半の睡眠時間 ベッドで横になりトロトロっとしたか? しないか? 程度の睡眠

ロビーに集合した皆のスタイル「乞食の引っ越しスタイル」である。

お互いの恰好を眺め、大笑いである。





AM5時モーニングボックスの弁当を戴きホテルを出発、外は暗い。



バスで空港へ、午前7時発コンビアサ航空2380便に乗って1時間余

カナイマ国立公園の玄関口 プエルト・オルダスへ到着。



ここプエルト・オルダスから カナイマへは2機のセスナ機に分乗、

どちらに乗るかは添乗員さんが用意したクジで決める・・・

クジと言っても1~7の数字が書いてあるだけです。

「ご夫婦の方は一緒のセスナの方がいいですね?」と添乗員さんのお言葉

「いいえ平等にくじ引きで・・・・」と引いたくじは夫と別々のセスナ機、

よかった~・・・そうです。おなじセスナに乗って

飛行機が落ちた時は2人共 オサラバ! となる。

どちらかが生き延びればそれはそれで良し・・・ってこと。

セスナに乗る時も 好き勝手乗りたい場所に乗ることはできない。

操縦士が左右のバランスを考え体重(太さ)を見て乗る場所を指定された。



セスナ機は4人乗りの小さなもの、眼下にはベネズエラの大河カロニ河と

巨大なグリ・ダム湖を見ながら何分くらい乗ったであろう(相当長い時間に感じたが)

セスナ機が雲の中に入ると ガタガタとすごく揺れることを知った。



セスナ機に乗ったのは はるか17年前ペルーのナスカの地上絵を見た時と

10年前ネパールで 少し大きいセスナ機でヒマラヤ遊覧した時以来である。

今回のセスナ機は何かとても新鮮な感じである。

いよいよ プティが見えてきた。



ジャングルの中にポッカリある小さなカナイマ空港に到着した。

しかし 説明では遊覧飛行をしてからカナイマへ・・・・であったが

いきなり カナイマ空港に着いてしまった??? 

おたか~い オプション代金を払っているのに・・・・・

誰もが憮然とし、釈然としない気持で「遊覧飛行が無かったー・・・なんでー・・・」に

天候が怪しいので一旦着陸した・・・・とのこと。

「晴れてきたので準備が出来次第 遊覧飛行に出ま~す。」 あぁ~~よかった。 








ベネズエラ・ボリバル共和国

2011-08-11 | 日常

        
    国旗              国章

通商ベネズエラは南アメリカ北部に位置する 連邦共和制社会主義国家である。

東にガイアナ、西にコロンビア、南にブラジルと国境を接し

北はカリブ海、大西洋に面する。





南米大陸でも指折りの自然の宝庫として知られている。


* 公用語     スペイン語

* 首都      カラカス

* 最大の都市   カラカス

* 大統領     ウーゴ・チャベス

* 面積      916,445k㎡

* 人口      28,583,000人

* 通貨      ボリバル・フエルテ  


熱帯のため 雨季と乾季がはっきりし、12月から4月が夏(ベラーノ)と呼ばれ

5月から11月が冬(インビエルノ)となり 6月から7月にかけて「サン・フアンの夏」と

呼ばれる中だるみの季節が存在し、夏は乾季に、冬は雨季に相当する。

その 条件の悪い雨季に我々は訪れたというわけである。

現在のベネズエラの経済は完全に石油に依存しており 輸出収入の8割が石油である。

驚いたことに 1ドルで75リットルのガソリンが買えるなんて 

持てるものなら持って帰りたい心境である。

中南米でトップクラスの高所得水準でポーランド、クロアチア、ハンガリーのような

旧共産圏の東欧に近い水準である。その背景には豊かな鉱物資源があげられる。

しかしながら 貧富の差が非常に大きく ごく一部の層に富が集中しており

国内には膨大な貧困層を抱える。

農牧業の生産性は低く食料品の半分以上を輸入に頼っている国である。