夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

愛犬は大の酒好きだが、ビールは駄目

2012年07月21日 | ペット
 愛犬が酒が好きだと気付いたのは、まだ1歳にもならない頃だった。夜、私は赤ワインを飲んでテレビを見ていた。少し疲れたので、横になってテレビを見ようと、ワイングラスを持って、床に移動した。
 テレビに夢中になっていたら、ピチャピチャ音がする。何だろうと振り返って見たら、何と、犬がグラスのワインを舐めているではないか。それも赤ワインである。私は白ワインも好きだが、渋みのあるフルボディの赤ワインが特に好きだ。この夜も、フルボディではないが、それに近い赤ワインを飲んでいた。そのワインを舐めているのである。

 そうか酒が好きなのか。で、次には日本酒を与えてみた。盃に注いだ酒は舐めないが、指に酒を付けて舐めさせると、ペロペロと舐める。指を取り替えて、「はい、駆け付け三杯だよ」と言って、指三本までは舐めさせる。家内もそれをやるから、合計「六本」になる。
 一升瓶から注いだ時は、瓶を床に置くとすぐにやって来て、瓶の口をペロペロと舐め回す。そして酒の善し悪しが分かるらしい。上質の、私が特に好きな酒では、その舐め具合が真剣になる。

 焼酎も、甲類、乙類を問わず、またウイスキーもバーボンも、飲んだ私の口を舐めに来る。甲類焼酎は別として、私は割ったりはしないから、アルコールもその香りも十分に犬の好みに合うらしい。

 それなのに、ビールだけは絶対に駄目なのである。グラスを向けるとそっぽを向く。私もビールはアルコール飲料とは思っていない。しっかりと汗をかいた後に飲むから旨いのだ、と思っている。だから第三のビールで結構。最近はホッピーを愛飲している。アルコール度数がその時の情況に応じて好みに変えられる所が特に気に入っている。
 でも、その後にはちゃんとした「酒」も飲むから、今の所、犬に嫌われてはいない。