セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

大晦日吹雪気味

2012-12-31 14:14:44 | 雪・シバレ

一週間前の天気予報が良く当たる。
今日大晦日、予報どおりに吹雪になった。

午前中までは時折日差しもあって、穏やかな大晦日になると
思われたが、昼を過ぎる頃から横殴りの風雪に変わった。

 

 

 

 

 

 

向かいの家も霞んで見える。

 

 

 

 

 

 

デッキにも吹きだまりができてきた。

 

 

 

 

 

 

表の道路には、幾筋か轍が。

これは、元旦早々の除雪車出動が決定的で、関係者の皆さんには、
お疲れ様。

 

 

 

 

 

 

今年は、繭玉を少し奮発して増量したせいか、何となく、花が咲いたように
見える。

ものの本によると、元来繭玉は、柳・榎・山桑・アカメガシワなどの枝に多くの
餅・団子などを付けて…、とあるが、
北の国ではもっぱらミズキの枝を重用する。

大昔には、スキーを履いて近くの山に取りに行ったものだ。

一夜飾りを忌む習わしに験を担いで、松飾りと繭玉は30日に飾った。
だんだん、そんなことを気にするようになってきた。 

 

 

 

 

 

 

吹雪の中、カラ達は頻繁にやってくる。

ヤマガラくんが、頭について雪をぶるぶるやって払ったところ。

日参に免じて、ヒマワリの種を少し撒いてあげよう。


 


年の瀬の空と川

2012-12-29 20:29:17 | ぐるりのこと

今年も、ようよう押し詰まった。

大晦日と元旦の天気予報は、「斜め吹雪バックの雪だるま」で、「暴風雪」。
恒例の年越しイベントもあるのだけれど、どうなることやら。

タイトル画像は、少しおどろおどろしいが、実際の空ではない。
ドラマチックに画像処理されるトーンを選んでみたのだが…。

 

 

 

 

 

 

川面もだんだんと雪と氷で覆われてきた。

新年早々には塞がってしまうものと思われる。

 

 

 

 

 

 

街の南側の橋から。

こちらの流れの先は、完全に塞がっている。

瀬が瀞む辺り、川も知らぬ間に白く覆われたか。

 

 

 

 

 

 

現在の積雪、114センチ。

窓下の雪をはね、カマボコ形車庫の雪を下ろした。
あと数日大きく雪が降らなければ、年内の雪始末は終了…?。
(と、なればいいな)

 

 

 

 

 

 

悪食のミヤマカケス、ヒマワリの種まで口を出すようになった。

殻も丸呑みなので、はかが行くこと。
腹痛を起こさなければいいが…。

 

カラ族たちの、器用に殻を割って実を啄んでいるのが、
何やら慎ましく見える。

 

 


聖夜前・冬晴れ

2012-12-24 13:45:57 | 雪・シバレ

降ったり止んだり、繰り返していた空が気持ちよく晴れ上がった。

ユー地区、今朝は氷点下23度くらいにまで下がったが、もっと内陸に入った
地域では、28度を下回るこの冬一番のシバレになったようだ。

郊外に出たところで、カラマツ林に冬日が射していた。
冬至を何日か過ぎたところで、お日様の南中高度も、まだ低い。

 

 

 

 

カラマツ林を抜けると、まだ若いエゾマツが広がる。
ちょっと郊外のこの道までにも、端の方に足跡が残っている。

最近では、健康のためのウォーキングをする人が多い。

健康のために、「ここまで歩いて来い」と言われたら…、ちょっと
ひるんでしまう。

 

 

 

 

 

 

山の木々の一本一本が、雪を纏って輝いている。

確かに、こんな眺めは、車よりも歩きかも知れない。

 

 

 

 

 

 

橋から見下ろす川面も、雪とシバレでだんだんと塞がってきた。

 

 

 

 

 

 

赤屋根サイロは、大きなベレー帽をかぶって冬支度。

♪クリスマスキャロルが~どこからか聞こえて…、こない。

 

 

 

 

 

 

ちょいと寝ぼけ眼は、ヤマガラさん。
最近では、何羽かのヤマガラさんが交互に来て、ふるまいの種を啄んでいく。

訴えるような、その眼で見るのは止めて。
つい、たくさん種をばらまいて、大袋が空になってしまう。

今夜は、サンタさんに頼んでみるのがイイかもね。

 

 

 

 

 

〔…ということで夕刻・追伸〕

サンピラーらしき光の柱を残して日は沈む。
(この画像で15時38分の撮影。北の冬の日は短い)

 

 

 

 

 

カラマツ林も、一瞬染まる。

 

 

 

 

 

日が落ちると、ぐんとシバレが増してくる。

低温注意報が出ていて、明日の朝も冷え込む予感。
もう一本、薪を追加しておこう。

 


大雪・後始末

2012-12-15 17:04:41 | 雪・シバレ

先週末の大雪の後始末が残っていた。

周囲に点在するカマボコ車庫、掘っ立て小屋などの屋根に積もった雪が
たいそうな厚さになっている。

その後雨が降ったので、多分、屋根と凍り付いているだろう。

赤屋根サイロのベレー帽は、そのままで。

 

 

 

 

 

 

これでも、雨で嵩が減っている。

下が凍っているので、赤いママさんダンプで処理できるのは、上っ面のみ。
アルミスコップが威力を発揮する。

降り始めで軒下が支えていないので、雪は落とすだけ。
これが思いの外助かる。

 

 

 

 

 

 

赤屋根コンビは自然落下して、今回は手間いらず。

毎回こうあってほしいものだ。

 

 

 

 

 

 

カマボコ1号を終わらせて…、といっても白いばかりで落とした感が伝わらないな。

 

 

 

 

 

 

こちら、ロートルのカマボコ2号は、これ以上積もらすと危険。

 

 

 

 

 

 

来し方を振り返る。

降り始めのこの時期なのに、早くも、半分くらい雪に埋もれている。

これからの雪下ろしは、周りの雪が高くなってくるのでだんだん手間が
かかるようになる。

 

 

 

 

 

 

 

後始末終えて、何となくほっとしたの図。

小屋の軒下の薪に積もった雪は見なかったことに。

 

 

 

 

 

 

 

家の周囲に配置してある、人力雪かき道具の一部。

雪の状態や、雪かきの部位により、道具によって効率が違ってくる。
 ※ このあたりは、小雪・無雪地域の方への説明。(^_^;) 

 

 

 

 

 

 

バードテーブルに仕掛けた、豚の脂身から目を離せないミヤマカケスさん。

来てくれるのは嬉しいのだが、君も悪食だからなぁ。

 

 


よりどりみどり

2012-12-11 21:34:10 | いきものたち

近頃、近くに来ている鳥たち。

トップバッターは、めったに被写体にならないハシボソガラスさん。
バードテーブルの脂身を狙っているの図。

でも、カラスさんにあげるほど、たくさんは用意していないのだけれど。

 

 

 

 

 

 

巣はひとつ、スズメは三羽。

もし、三角関係なら、穏やかに話を付けてください。

 

 

 

 

 

 

 

そうこうするうちに、下の方からアカゲラさん登場。
よく見ると、スズメの数も増えている。

アカゲラの執拗な木つつき攻撃に、スズメたちは一羽二羽と
飛び去っていく。

 

 

 

 

 

 

とうとう、スズメは一羽に。

と、思っていたら、下の方からもう一羽のキツツキが…。

アカゲラさんより一回り大きな、オオアカゲラさん参戦。

実は、この庭でオオアカゲラはめったに姿を見せない希少種。

 

 

 

 

 

大きさ以外では、頭頂部全体が赤色で、腹も滲むように赤いのが特徴。

手前のスズメ、好奇心旺盛な一羽らしい。

 

 

 

 

 

こちらでは、アカゲラさんそろい踏み。

今年の春に倒したシラカバやハルニレだが、もうムシが入っているのかな?

 

 

 

 

 

 

シメもご登場。

ウソやイカルと同じアトリ科の野鳥だけれど、ひときわ悪顔がザンネン。

 

 

 

 

 

千客万来で、いつもは活発なシジュウカラも押され気味。

 

 

 

 

 

 

ゴジュウカラはマイペース。

ヒヨドリは、バードテーブルのリンゴを狙っているようだ。

 

 

 

 

 

オシリ向けているのは、誰だ!

 

 

 

 

 

ボクじゃありまシェ~ん。

わかっているよ、ヤマガラくん。

 


吹雪と大雪の後

2012-12-10 21:57:24 | 雪・シバレ

吹雪・大雪の後は、一転雨となった。

重たい雪がさらに雨を吸って、屋根の雪もたまらず落ちる。

ただし、カマボコ車庫のような平坦屋根は重さが増しただけ。
何とか、週末まで持って欲しい。

 

 

 

 

 

 

木の下は、枝から落ちた雪でぐさぐさの状態。
一本カラマツの下では、つられて折れた小枝に覆われていた。

時として、春先にはこんなことになるが、シーズン始めのまだ十二月、
今からこんなでは、先が思いやられる。

 


秘密のアジト

2012-12-09 19:24:39 | エトセトラ

年に一度、年末になるとここに一人、二人と人が集まってくる。

数個の段ボール箱が持ち込まれ、その周りを牛刀や骨スキ、筋引きといった
特殊包丁を片手に取り巻く面々。

 

 

 

 

 

 

段ボールの中身は、ビニール袋に詰められている。

 

 

 

 

 

 

大量のバラ肉だ。

このあたりで、何をしに集まってきたか解った方に、座布団一枚。

 

 

 

 

 

 

バラ肉に対して、塩1.8%、砂糖1.0%を平均にすり込む。

そう、豚バラベーコンの仕込みだ。

今回は、道産豚バラ36キロを捌き、仕込む。

 

 

 

 

 

 

こちらは、豚肩ロースから筋を取り除き、適当な大きさに切る。
その後は、ベーコンと同じ量の塩、砂糖。

こちらは、約6キロ。

本日の作業はここまでで、仕込まれた肉は冷蔵庫の中で一週間の
眠りにつく。

 

 

   ~ ここで、一週間経過 ~

 

 

 

再びアジトに集まって、作業の続きを。

一週間塩蔵した豚肩ロースと脂身に粗挽きペッパー、セージなどの
香辛料を加えてミンチに。
これを、二度繰り返す。

熱を帯びて変質しないよう、かき氷や雪で冷やしながら根気強く練る。
練ることで、製品になったときのプリプリ感が出る。

 

 

 

 

 

 

美味しそうと見るか、グロと見るかは個人差がある。

羊腸のケーシングに詰め、くるくるとくびれを入れる。
ちょっと熟練?のワザが光る。

 

 

 

 

 

 

 

このアジトを使う最大の理由の秘密兵器、大型の業務用燻煙機。

奥にひと洗いしたベーコン、手前にソーセージを吊して、炭を焚いて数時間
乾燥する。

この手順をきちんと踏まないと、この後の燻煙が肉に入らず、良い製品には
仕上がらない。

 

 

 

 

 

 

乾燥した後は、スモークウッドと呼ばれる桜のチップで燻煙を掛ける。

燻煙時間と温度管理が味に響く。

燻煙機の小窓から温度計を照らして見ながら調節。

ソーセージは細めの羊腸なので数時間程度、ベーコンは翌日の朝まで
このまま燻煙を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

ソーセージは、燻煙を終えると75度のお湯で20分ほどボイル。
これで、肉の中までかなり殺菌できる。

ボイルした後は、雪を入れた水で急冷し身を引き締める。

 

 

 

 

 

 

ソーセージのできあがり。

すぐに味見するのは、燻煙作業をしている者の特権。

 

 

 

 

 

   ~ ここで、さらに一日経過 ~ 

 

 

ベーコンもいい感じに仕上がっている。

本当は、四十数枚のベーコンを並べた画像を撮ろうと思っていたのだが、
アジトに集まったメンバーに頒布してしまってから気がついた。

で、自分で買った分だけ並べて、ちょっと残念なベーコン画像。

 

 

 

 

これを、美味しそうと見るかどうかは…。

ここで作るベーコンは、塩・砂糖のみのシンプルな味付け。
好みはいろいろあるだろうが、長年やってみて、ここに落ち着いた。

 

 

 

 

 

 

最終的には、専用のラップマシーンで真空保存。

といっても、保存料など一切使っていないので、長期的には冷凍保存
となる。

 

 

貼ってあるラベルに目をやると…、
「ソーセージ詰め、ベーコン燻(いぶ)して29年!」

どうやら、製作者集団は、かなり年季を積んでいるようだ。

 

本来ならば、作りたてのベーコン・ソーセージ肴に缶ビールを
プシュッとするところなのだが、ユー地区では夕刻に再びの
暴風雪警報発令。

ボスの命令で、自宅待機となってしまった。

やれやれ、災害のないことを祈る。

 

 

 

 

 

 [オマケ又は付録]

ベーコン、ソーセージの製造過程で、ほとんど何もしないで時間がかかるのは、
乾燥・燻煙の工程。

アジトにテレビもないので、本などを読みながら過ごすが、今回、仲間内から
差し入れされたのがこれ。

今年、何とか大賞をとった話題作らしい。

北の国、東方面に実際にある農業高校を舞台にした連載漫画だ。

一気に、6冊読み切って、丁度燻煙を終えることができた。

作中で、飼われている豚を食肉にし、その肉を使ってベーコンを作るところが
出てきたりして、内容がぴったり。

配慮とセンスが光る差し入れだった。

 


どさっと…

2012-12-09 11:57:33 | 雪・シバレ

この間の吹雪は雪が少ない風吹雪だったが、昨夜から今日にかけては
しんしんと降り積もる大雪となった。

大雪の画像の前、目休めに今年のリースを。

 

 

 

 

 

 

今朝の状況。

昨夜は積雪50センチ程度だったが、今朝の段階で120センチ。
その後も断続的に降り、昼前には125センチまで増えた。

一夜で70センチほど積もった計算になる。

 

 

 

 

 

部屋の中から見たデッキ内外。

バードテーブルの屋根の雪が、降った量を物語る。

 

 

 

 

 

 

窓の外は、屋根から落ちた雪で軒まで繋がっている。

凍った雪ではないので、窓ガラスが割れる心配は(ほとんど)ない。

 

 

 

 

 

 

小屋の屋根の雪は、温かくなったら落ちるだろう。
軒もまだ繋がっていないことだし。

 

 

 

 

 

 

一本カラマツも、雪を纏って重そうだ。
こうした雪の重さで、大きな枝が折れたりする。

さあて、雪かきサンディの始まりだ。

 


予感的中

2012-12-07 23:39:46 | 雪・シバレ

予感というより、予報的中と言った方が良いかもしれない。
天気予報どおりの吹雪になった。

夜中から、ごうごうという、風と雪の唸りが枕元に聞こえていた。

ただ、今回は風吹雪のようで、雪はほとんど付いていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起き抜けの画像は、こんな感じ。
ガラス窓に雪がへばりついているのは、風雪が強かった証拠。

でも、窓から見上げる中天には、月がこうこうと輝いている。

どうやら強い雪雲は、ここには来ていないらしい。

 

 

 

 

 

 

 

雪が付いていないと言っても、この程度には降っていたようだ。

朝になっても、風の強さは相当なものだ。

 

 

 

 

 

玄関の雁木の中も一夜の風雪を物語る。

感心なことに、新聞がメイルボックスの中に入っていたと言うことは、
道路幹線系が生きているということ?!

新聞配達も、悪天候の中ご苦労さん。

 

 

 

 

 

 

 

ユー地区から、イー町中心市街地への道が開通したのは、
午前8時半。

道路は案外走りやすかった。

節季では「大雪」のこの日、今シーズン始めの、雪神からの
あいさつだったかも知れない。

 


吹雪の予感

2012-12-06 20:15:15 | 雪・シバレ

数日前から、荒れ模様は予報されていた。
その予報どおり、夕方から荒れ始めた。
案の定、爆弾低気圧が北上中で、被害の出ている地方もあるようだ。

ユー地区の属するイー町にも暴風雪警報が発令されている。
さっきまで西空に夏の大三角の星座たちが見えていたのに、
今は風が付いて横殴りの雪も降ってきた。

 

 

 

 

 

 

一本カラマツも吹雪に揺れているが、フラッシュで撮影すると、
何となく幻想的な感じに写ってしまい、迫力に欠けるのが残念。

スローシャッターで流し撮りにすれば良かったかな。

 

 

 

 

 

 

こちらも、かなり風が付いて、

どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう

という、風の又三郎の感じなのだが、やっぱり間の抜けた
画像になってしまった。

明日の朝は、どうなっているかちょっと気になる。

 


三客十来

2012-12-02 13:54:59 | いきものたち

今朝は、氷点下16度までシバレたようだ。
シバレた朝に限って、天気が良い。

デッキの外に立ててあるバードハウス?に、ソーセージつくりで余った
脂身を置いたら、どこかで見ていたかのように鳥たちがやってくる。

「千客万来」と言いたいところだが、少し遠慮して「三客十来」。

野鳥は、種類によって警戒心の強弱が分かれるが、このゴジュウカラは、
特別級の愛嬌者。

 

 

 

 

 

 

 

木の幹を縦横に動き回るのが、この足の構造のなせる技だとよく解る。

 

 

 

 

 

 

シジュウカラも常連さんだが、ゴジュウカラには弱いようだ。

追いやられながら、隙を見て脂身やヒマワリの種を啄む。

 

 

 

 

 

 

こっちの様子をうかがいながらも、脂身の誘惑に勝てないアカゲラさん。

 

 

 

 

 

 

周囲は、ここ数日の降雪ですっかりと冬の粧いになった。

エサが少なくなり、いきおい野鳥たちはバードデーブルに向かう。

 

 

 

 

 

 

 

この足跡の主は、どこから来て、どこへ向かったのやら。

 

 


師走・どかっと

2012-12-01 10:18:51 | 雪・シバレ

遅い初雪がそのまま根雪になりそうだ。

昨日の朝から夕刻まで降り続き、積雪量は一気に40センチ台に。

枝に積もった重たい雪が、どさりどさりと落ちる師走の初日。

 

 

 

 

 

 

いつもの、定点撮影を何枚かはり付ける。

お隣の軒下にも、屋根からの雪が積もっているのが見える。

 

 

 

 

 

 

本格的な積雪に、雪の小径つけも始まった。

 

 

 

 

 

 

カラマツ林に続く、タンネの林。

「タンネ」はタンネンバウム(ドイツ語で、モミの木)のことで、こちらではトドマツが
近似種になる。

ここの林は、アカエゾマツが多いが、エゾマツやトドマツは混交しやすく、両者を
併せて「タンネの森」といった使い方をする。

草創期の登山用語にはよくドイツ語が出てくるが、「タンネ」も古い山岳書で覚えた
言葉だ。

 

 

 

 

 

 

たびたび増水するこの川だが、流下流量を確保するため、川底を掘り下げるなどの
河川改修が検討されている。

そうなると、この景色も大きく様変わりするかも知れない。

ユー地区市街地は、特に川の西側では草創期から洪水との戦いが続いた。
近年は、築堤が築かれて、この川からの直接的な溢水は長らくないが、ここ数年、
集中豪雨による、急激な増水が見られるようになってきた。

気候変動なのか、通常気候のぶれの範囲内なのか判然としないが、何かが変化して
きたという実感はある。

今は黒々と流れる川も、もう少しで雪と氷で覆われ、白一色となる。

 

 

 

 

 

 

雁木のラティスにできた雪の造形。

 

 

 

 

 

 

先頃、降雪と強風が重なって、送電線を支える鉄塔が倒れ、数日間
規模での大停電が、北の国中西部で起きた。

ユー地区は、難を逃れたが、この季節の長期間にわたる停電は、
暖房機器のほとんどが電気に依存している現在、致命的とも
いえる状態をもたらす。

上の画像は、湿った雪が家に引き込む電線や電話線に凍り付いた
ところだが、気候状態によっては、この「きりたんぽ」のような雪が
もっと太くなり、その重みで断線が起きる。

イザというときのためのライフラインとしても、薪ストーブなどの電気に
依存しない暖房を持っていることは、心強い。