セゾン・ド・ユー

時々更新フォトダイアリー、北の四季とエトセトラ

末の上天気

2015-06-29 16:56:09 | ぐるりのこと

六月も末、これまでの冷気寒気とは打って変わっての上天気。

気温も20度アップ。

ただ、残念ながら明日から先は、しばらく雨マークが続く。

となれば、せっかくの花盛りを雨と寒さで過ごしたルピナスを、最後のカンバンに。

早くから咲き始めた花は、すでに下の方から種になってきている。

 

 

 

 

 

 

 

この一画は、色調が統一されて落ち着いた雰囲気。

といっても、こぼれ種でふえたスペースだが。

すすらりと花穂を昇らせて、久しぶりの日差しを浴びる。

 

 

 

 

 

 

 

上天気の上、芝も刈られて庭はすっきり。

明日から雨だとすると、まだ本格的に開花していないものが多いのは吉。

 

 

 

 

 

 

 

フロントに回ると、ツボサンゴ?だったかな。

ユキノシタ、ヒューケラの仲間には間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと増えすぎの、ヒメフウロ。

シオヤキソウという名もあるが、塩を焼いたときのニオイがするからだという。

それって、どんな?

 

 

 

 

 

 

 

ゲラニウム・ビオコボと、背後はヒューケラのピンク。

回りにあるシュウメイギクの葉に覆われそうになって咲く。

大丈夫、間に合った。

 

 

 

 

 

 

 

昨日と同じ定点画像でも、晴れて木陰ができれば見栄えが増す。

 

 

 

 

 

 

 

居間にいても、外が天気だと気分も変わる。

これで本当に明日から雨続きなのかしらん?

 

さっき、この辺りに大雨と雷注意報は出たのだが。

 

 


水無月寒

2015-06-28 20:41:04 | 庭・ガーデン

相変わらず、8度台からの気温。

早朝に花火が上がって、ユー地区保育所の運動会。

でも、この寒さなら場所は外ではなく、きっと屋内。

子ども達には、ちょっと残念。

名付けて、水無月寒(みなづきざむ)が続く。

 

庭の花たちもパッとしないので、前に登場させたアストランチャ・ベニスを再登板。

寒さゆえ一気に花開かず、繊細な花をじわりと咲かせた。

 

 

 

 

 

 

 

リナリア・プルプレアのピンクも少し開いてはきたが、まだこれから。

ブルー系とともに良い花だが、自由にさせるとちょっと増えすぎるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

ミツバシモツケのギレニア・トリフォリエータ。

ちゃんと開くと、細くてシャープな五枚の花びらになる。

今日は、まだそこまで行っていない。

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも、ブルー系のサルビアネモローサ・カラドンナが開き始めた。

これは長期間開花するので、ピンク系のローゼンウェインとともにちょっと期待。

 

 

 

 

 

 

 

元々は、右の株から種が撒かれて増えたはずだが、ちょっとだけ様子が違う。

花柄の色が特徴だが、新株はこんなには濃くない。

これから変わってくるのか?

左、フランス菊咲き始め、左奥ラムズイヤーは咲いても大して変わらない。

 

 

 

 

 

 

 

バックガーデン右の方は、全体でこんな感じ。

画像では隠れているが、去年植えた紅花のエキナケアが蕾を付け始めたので期待。

数回にわたって植えた、ホリホックは消えてしまった。

どうも、こことは相性が悪いようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

フロントガーデンは、レディースマントル(アルケミラモリス、ハゴロモソウ)が満開状態だが、
その地味さゆえメインにはなり得ない。

やや色が付いたのは、ジギタリス(フォックスグローブ、キツネノテブクロ)。

デルフィニウムはようやく花穂を伸ばして、陽が差したときに咲く準備万端。

 

 

 

 

 

 

 

気温低いが風は弱く、吊したウィンドチャイムは時折かすかに音を散らすのみ。

芝縁のフランス菊が、ようよう初夏を語りはじめたか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハクセキレイの雛は巣立ったが、親鳥にしてはこれからが雛育て。

実は、この親子がそうかは判然としないが、積んである薪棚の間に巣を作ったつがいが、
覆いのナミトタンを潜ってしきりに出入りしていた。

そこから巣立ったのなら、右のひな鳥、本籍地はこの庭ということになる。

 

外は寒いが、そう考えると何となく温かい眼差しになっているかな。

 

 


冷気続く

2015-06-27 13:42:44 | ぐるりのこと

ここ数日、気温上がらぬ日が続く。

今朝も8度ちょっとで、午後になっても10度に達しないヒトケタ。

OH海に冷たい高気圧がある気圧配置で、こうなるとちょっと長い。

 

芝の成長は悪いが、雑草だけは伸びてきた気がする。

一番牧草刈り取りの最盛期と思うが、これでは乾燥牧草は取れそうにない。

 

 

 

 

 

 

 

ぐずぐず天気でもったいないが、ルピナスの蕾も上まで咲いて終盤に近い。

昇り藤も、昇りきったら下の花から枯れ始めて、やがて種に変わっていく。

この花は、種類によってはパステルカラーだが、ここのは薄青~薄桃主体の抑え気味
カラー。

本来、向こうのひと筋が住み処だったが、こちらにも種を飛ばしてひと筋作ってしまった。

この上の拡大は、ルピナスといえども許されない。

 

 

 

 

 

 

 

見るからに寒々とした様子のバックガーデン方向。

蕾を伸ばしていた花々は、ひとつ二つとほころび始めているが、このお天気で気持ちいい
開花は望めない。

 

 

 

 

 

 

 

寒気に入りはじめた頃、一つだけ花を付けたのは、ここで何年目か不明のホウの木。

植えた覚えのない木なので、野鳥の落とし物から発芽してここまで成長したのかも。

こうやって一つでも花を付けたなら、庭の一員として会員登録されたも同様。

 

今日、画像を撮ろうと思ったが、すでに花の形が崩れていたので、21日撮影のものを
貼り付ける。

何となく陽が差しているのは、そのためだ。

 

 


続・六月のぐるり

2015-06-21 16:58:02 | ぐるりのこと

六月の野は、シロツメクサの満開。

子羊一頭預けてもらえれば、一夏養えるくらいはあるか。

 

 

 

 

 

 

 

キンポウゲの原では、オダマキの花柄が伸びてきた。

これもどこからか、種が飛んできたか。

 

 

 

 

 

 

 

カラマツ林の上をお日様が越して、バックガーデンに陽が差す時間になった。

六月の日曜日か。

 

 

 

 

 

 

 

今ごろのベリー類
 

  

 

上左から順に、ラズベリー、ブルーベリー。

中段、ハスカップ、レッドカーランツ。

下段、ブラックベリー、ジュンベリー。

どれも、まだまだこれから。

 

 

 

 

 

 

 

夏雲、青葉に流れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

ようやく、ウィンドチャイムの出番。

六月の微風に吹かれて、涼やかな音を散らす。

といっても、今日は昼過ぎてから夏日を記録、14時過ぎに25.6度。

 

 

 

 

 

 

 

かの山の頂きには、どのような風が吹くか。

 

 

 

 

 

 

 

この庭には、近頃は珍しい客。

興味を引くものがなかったのか、裏手の芝を一回りして、何処へと去るか。

 

 


六月のぐるり

2015-06-20 16:37:05 | ぐるりのこと

早朝か、少しだけ湿った地面も、昼下がりからの日差しで帳消し。

猫の額の野菜畑には、もっとお湿りがほしいが、牧草地では一番草の刈り取りが
始まっているようだから、この時期の晴れは良し。

 

木デッキにも、そろそろウィンドチャイムがほしい頃。

 

 

 

 

 

 

 

青葉も繁り、日陰日向が線を引くようにはっきりしてきた。

夏木立、そんな言葉も思い出してみる。

 

 

 

 

 

 

 

葉っぱや木陰ばかりも何なので、色付け。

しばらく前から開花中の、アストランチャ・ベニスというセリ科の新入り。

本場のイングリッシュガーデンでは欠かせない花、という解説もある。

定植してまだ二夏目なので、今後どう振れるかは解らない。

良い花姿なので、良い方に振れてほしい花。 

 

 

 

 

 

 

一方、庭の古株は今を盛りに…

 

 

 

 

 

空へと昇る…

こちらは勢い余って、やや抑制気味に。

 

 

 

 

 

 

 

空の青さを強調しようとすると、午後から西日を背にするこの写角。

もう少し早い時間だと、サイロの赤屋根が映えるのだが…。

 

 

 

 

 

 

 

そして、強い西日が映えるのは、芝にかかる木立と母屋の影。

これでも夕刻の4時、日が落ちるのは7時20分頃、もうすぐ夏至。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭をうろついていたら、蕗の葉にやわらかくカワトンボが羽根休め。

カワトンボには、濃色羽根、橙羽根、透明(無色)羽根などの変異があるが、
ここに寄ってくれるのは、無色系が多い。

七宝焼きのような、光沢のある緑色がキレイだ。

何処の川から飛んできたのか、少し休むと、またひらひらと何処かへと。

 

 

 

 

〔追加画像〕

日が落ちた西空、三日月がかかった。

よく見ると、右上には宵の明星。

三日月と金星とで三角を作るあたりに、ジュピター木星♪も写り込んでいるのだが…、
残念ながら、この画像でははっきりしない。

 

 


地上の星

2015-06-19 17:10:58 | ぐるりのこと

葉陰濃く、涼し。

タンポポの野も綿毛散じすでに無し。

次に咲く、シロツメクサの花。

 

 

 

 

 

 

 

フロントガーデン、いよいよ緑濃い。

窓下には、ピンク花のヒューケラ、ゲラニウム・ビオコボ、ゲラニウム・ブルーなど。

 

 

 

 

 

 

 

芝目も揃って、定点撮影。

 

 

 

 

 

 

 

シーズン5度目の芝も刈られたが、雨が少ないのでやや黄味が混じってきた。

その他混じった色合いは、雑草の類。

雑草も、刈れば芝。

 

 

 

 

 

 

 

地区の小学生の社会見学?

絵でも描くなら、芝地を提供しようと思ったが…、今どきの小学生は忙しい。

 

 

 

 

 

 

 

オニグルミの根元に移植したスズランの中から、見慣れない花が一輪。

よく見ると、白く筋の入った蕾もいくつか。

花ニラのようにも見えたが、図鑑をあたって外れ。

白花検索で、どうやら「オオアマナ」らしいことが判明。

これこそ植えた覚えはないので、スズランの根に混ざってきたらしい。

何年もの間、じっと花を付けるまでの養分を蓄え、この一輪になったのか。

 

英名は、「スター・オブ・ベツレヘム」で、彼の地で御子の生誕の際に輝いたという
ベツレヘムの星 になぞらえたようだ。

 

地にある星ということで、やはりこの曲♪。

 

 


夏至前の花々

2015-06-18 20:38:50 | 庭・ガーデン

昼の時間の、一年で一番長い頃。

その、少し前。

庭に咲く、満開に近い花々。

 

六月の精のような、ルピナス。

 

 

 

 

 

 

 

いつの間にか、こんなに増えてしまったエゾネギ。

薬味にしては、多すぎる。

 

 

 

 

 

 

 

多分、セラシチウム(白耳菜草)、葉っぱもシルバー。

やや右奥の、濃葉ペンスラモンと対照的。

その内徒長するので、切り戻すと長く咲かせられる。

 

 

 

 

 

 

 

以前、キンポウゲの小径で登場済みのキンポウゲも満開。

調べてみたが、もう一つ正体がはっきりしない。

特徴は、ピカピカの花びら。

 

 

 

 

 

 

 

和の雰囲気、ミヤコワスレ。

人気の秘密は、静やかな存在感?

 

 

 

 

 

 

 

山取りのヤマブキショウマ。

繊細な、小さな小さな花の集合花。

庭一番の虫寄せ花。

 

 

 

 

 

 

 

あと数日で、夏至。

北の国では、夏というより初夏。

 

多くの夏の花も咲きそろっていない、花壇は未だいろんな緑の品評会。

 

 


サイハイラン

2015-06-17 16:02:25 | 野の草や花

カラマツ林に、サイハイランが開花した。

これも、ここの常連。

ランの仲間では少し地味だが、今年は20ほどの花柄を咲かせたので見栄えする。

 

 

 

 

 

 

 

花の穂を、侍大将が戦の指示に使った「采配」に見立てた名まえ。

上手な名付けだと思うが、海外では通じまい。

 

 

 

 

 

 

 

地味と書いたが、花の一つ一つを見るとランの花。

日陰にあるとそうでもないが、日が当たると色もキレイだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

左、5月29日。 右、6月7日。

花穂が多いので、この頃から期待があった。

この花は咲き年があるらしく、この状態が毎年という訳ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

花は、咲いた状態や日当たりによって印象がずいぶん変わる。

図鑑には、白花~もっと淡色も出ているが、ここではこの色のみ。

蕾の時はやや濃く、咲くと右のように薄れる。

 

 

 

 

 

 

 

この花は、移植や長期栽培が難しいとされるが、ここの自然状態ではどうか?

少なくともここ10年ほどは、花の多少はあるにせよ見られているので、あるていど安定
していると考えて良さそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

もう一つ、毎年一株だけ咲いてくれるコウライナンテンショウ、マムシグサ。

野で群れになって咲くのは“まがまがしい”が、一株だけなので得をしている?

 

秋になると赤い実を付けるので、ここに一株だけというのはカラスさんの仕事か。

テンナンショウの仲間には有毒の種類もあるので、その実がカラスの好物かは
知らない。

 

 


六月・定点撮影

2015-06-15 17:06:05 | 定点撮影

好天、やや蒸し暑い。

午後には夏日を記録。

葉陰濃く、緑も濃い六月半ば。

 

 

 

 

 

 

 

ほとんどの緑は濃いが、左側のイヌエンジュはようやく葉を広げたところ。

霜が降りなくなった頃を見計らって事を始める、慎重居士。

 

水無月半ば、日も長い。

 

 

 

 

 

 

 

夏花ルピナス、少し丈が短いが全部の蕾が昇ってきた。

和名、昇藤の面目躍如。

 

ここのルピナスは、地区の鎮守に咲いていたものから種を取り播種したもの。

もちろんジモティではないから誰かが植えたのだろうが、一木一草に由緒があって
庭の風情もちょっと変わって見えないか。

見えない。

はい。

 


葱は花盛り

2015-06-14 16:21:33 | ぐるりのこと

畑では、葱坊主がはじけて花盛り。

ただし、山菜の王者?と呼ばれるギョウジャニンニクの花。

 

 

 

 

年寄りからは、ニンニクと同じで、種に余計な養分を取られないよう葱坊主は摘むように
言われていたが…。

半端でない数の花にたじろぐ。

 

 

 

 

 

 

 

除草兼二度目の畑起こしが始まるようだ。

このところの雨模様で濡れた畑に、ようやく入れるようになった。

 

 

 

 

 

 

一輪車部隊が、堆肥化した刈り芝を起こす前の畑に投入。

 

 

 

 

 

 

 

起こされたのは、畑の中程。

 

 

 

手前は、ここの定番野菜のセロリ苗。

 

 

 

 

 

 

 

 

奥の方には、先月末に撒いてもらったサラダレタス、ほうれん草、二十日蕪など。

あと1週間もすれば、間引きながら食べられるようになるだろう。

 

それにしても、一番元気なのは、去年種を飛されていた黒葉の野菜。

何の野菜なのか、詳細は不明。

 

 

 

 

 

 

 

片隅に移植された、変わりクローバーが増えてきている。

これは黒色葉系のクローバーだが、葉色とともに多葉が特徴。

「三つ葉」を探すより、四つ葉、五つ葉の方が見つけやすい。

 

こんなクローバーなら、幸せも安っぽくなる?

いくつか同名の曲があるようだが、世代的にはこの「♪四つ葉のクローバー」で。

 

タイトルは葱だったけれど、途中畑で最後は四つ葉、ぶれちゃったなぁ。

 

 


水無月蒼天

2015-06-12 17:33:47 | ぐるりのこと

午前9時過ぎから、完璧な青空。

風もなく、最高気温も20度に満たず、画に描いたような上天気。

 

オオハナウドの花に陽が差すのを見ると、お馴染みの下からレンズを向けて
みたくなる。

 

 

 

 

 

 

 

蒼天を際だたせるには、赤色がいい。

ハルニレの新緑も、もちろんいい。

 

 

 

 

 

 

 

木陰もまた、強い日差しの裏返し。

手前、オニグルミの根元では、スズランの花が丁度良い頃。

 

 

 

 

 

 

 

カラマツ林に入っても、やはり下からレンズ。

六月の上天気を鳴き交わすような、エゾハルゼミとカッコウの声。

 

 

 

 

 

 

 

 

向こうでは、ツツジが花盛り。

 

 

 

 

 

 

 

花葱のアリウム。

アリウムは、古くはニンニクの意味だから花ニンニクと呼ぶべきか。

 

 

 

 

 

 

 

蒼天は日が傾いても冴えわたり、刈りたての芝に斜光線が濃い。

 

 

 

 

 

 

 

ヤマブキショウマに、サカハチチョウが舞う。

よほど吸蜜に忙しいのか夢中なのか、接写しても逃げる気配がない。

蝶にも、魔性の蜜というのがあるのかも知れない。

 

この蒼天も、明日にはやや崩れる気圧配置。

大崩れはなさそうだ。 

 

 


次の季節の始まり

2015-06-11 17:00:23 | 庭・ガーデン

この庭では夏の花の代表、ルピナスの色が付いてきた。

まだほとんどの蕾は昇っておらず、日当たりに少しだけ恵まれたこの株が次のステージへの
始まりを告げた。

少し南に下ると、あちこちで咲いているが、積算気温の地域格差か、ユー地区はこれからが
咲き時。

 

去年のルピナスは夏至の頃が満開だったから、咲き始めといってもやはり早いか。

 

 

 

 

 

 

 

 

中国ヤナギのピラミッドから出てきたのは、フロントガーデンの夏の代表デルフィニウム。

同じ夏の代表でも、デルフィは月遅れの7月選手。

まだまだ、助走が必要。

 

 

 

 

 

 

 

解説なしの、定点撮影。

 

 

 

 

 

 

 

葉陰や雲の様子も、次なる季節の始まりを予感させる。 

 

 

 

 

 

 

 

畑の方では、撒いてもらった野菜の種よりも、去年植えたもののこぼれ種の方が
はるかに威勢が良い。

せっせとサラダにして食べてはいるが、口の数は一定なのに対し、日と水と土に
恵まれた野良野菜はどんどん生長するので、この先追いつけるかは不明。

 

セロリ苗も定植を待っているのだが、少ないなりに雨模様が続き、土の乾く暇が
ない。

 

 


青木若葉

2015-06-09 16:35:02 | 庭・ガーデン

気温は上がってきたが、朝方や午後から雨が降るぱっとしない天気。

木々や草花は、しっとりと初夏の風情。

新芽、若葉はとうに過ぎたこの時期だが、それは雑木(広葉樹)のこと。

じっくり屋の青木(針葉樹)は、今が芽出し若葉の真っ最中。

 

タイトルは、芝地の中にあるモミとエゾマツ、バックはシラカバの木々。

同じ針葉樹でも、新芽の様子はずいぶんと違う。

 

ちなみに“青木若葉”、もちろん新人歌手の名前ではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左、アカエゾマツ。 右、トドマツ。

アカエゾの一枚一枚の葉は短く鋭いが、トドの方はやや長く柔らかい。

共に、在来針葉樹の代表選手。

北の国の開拓時代には、特にエゾマツの樹齢300年、400年といった巨樹・老樹を含む
原始林が、この辺りにも広がっていたという。

 

 

 

 

  

こちらは、左、ホワイトモミ。 右、プンゲンストウヒ。

20~30年ほど前から植樹され始めた、外来の針葉樹。

ホワイトモミは、その名のとおり薄色の新芽が目を引き樹形も美しい。柔らかい葉に似合
った、良い香りがする。

プンゲンストウヒには、新芽が銀色になる種類もあり、公園樹などとして重用される。ただ、
その葉は堅く鋭く、不用意に手にするとケガをするほど。

共に比較的大きくなってからの移植では根張りが浅く、強風で傾いたり倒れたりすることが
この庭では多い。

 

 

 

 

これはカラマツだが、秋深くから冬にかけて落葉しているせいか芽出しは比較的早い。

北の国の在来針葉樹ではないが、もうこの地の原風景を形作る樹種となったように見える。

 

 

 

 

 

 

 

いつもの定点撮影のバックにも、右側に新芽を吹いたトドマツが写り込んでいる。

北方性の針葉樹だが新芽の頃は霜に弱く、葉先が枯れ色の木を見ることがある。
ただ、それで樹木自体が枯れたりすることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

北を代表する針葉樹、アカエゾマツとトドマツの樹皮の比較。

トドマツの「トド」は、海馬(とど)のことで、肌の様子が似ているところからの名付け。

同じように「マツ」を名乗るが、エゾマツ系が英名パイン(マツ属)であるのに対し、もう一方の
トドマツはモミ属なので、クリスマスツリーとしては断然こちらが正統となる。

 

前出の外来樹では、プンゲンストウヒがエゾマツと同じトウヒ系、ホワイトモミがトドマツ同類の
モミ系ということになる。

出自をはっきりさせるならば、エゾマツはエゾトウヒ、トドマツはトドモミとすれば、より解りやす
かったのに。

 

 

 

 

 

 

 

ポロヌプリ山の残雪撮影も、今シーズンは最後。

ここからの目視では、僅か二カ所に残るのみ。

 

ぱっとしない天気は、明日も引き続き曇り予報。

しかも、寒くなりそうだ。

 

 


伐採跡の野草たち

2015-06-08 16:02:59 | 野の草や花

一昨年冬に伐採した、カラマツ林の跡。

林があった頃は、そんなに野草類も繁茂せず、適度な植生を維持していたと思う。

伐採後の林地では、陽の光がこれでもかというくらい降り注ぐので、なりを潜めて
いた野草たちが一気に攻勢に出る。

このままどうなるか、見ていたい気もする。

 

タイトル画像は大きな切り株だが、その上に一つ見えるのはクルミの実。

こんなところにまで蓄えをしていたかと、驚かされる。

この他にもクルミやドングリが持ち込まれていて、その内の何割かは発芽し、新しい
林を構成する木々となるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

名付けて、キンポウゲ(詳細調査中)の小径。

最も攻勢を掛けて来たのが、この黄色。

 

 

 

 

 

 

 

野草ばかりでなく、どこかからのこぼれ種で定着を目指す、ビオラの類。

ただ、背丈が低く、裸地も少なくなるので、このまま増殖は難しい?

 

 

 

 

 

 

 

モリモリしているのは、レモンバーム、スペアミント、ハッカなどハーブ類の葉っぱ。

日陰の頃もそれなりだったが、こうではなかった。

お日様好きを、再確認。

 

 

 

 

 

 

 

以前にも登場した、サクラマンテマと思われるピンク~白と、セリ科のシャク。

シャクは春先なら山菜ご用もあるが、こうなったら花見のご用で活躍してもらう。

多分、これからこの場所は、背後にも見えているナナカマドやヤチダモの雑木林に姿を
替えていくのだろうな。

再び日陰に戻った時、これらの野草たちがどうなるか興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

伐採跡ではないが、伐採によってかなり日差しが増えたスパニッシュ・ブルーベル畑。

道路の拡張で、土の下にするのが忍びずここに移植したが、拡張された道路脇でどんどん
増えているのを見るにつけ、そこまで心配する必要は無かったかと思う。

一緒に移植したスイセンに混じって、ここの他何カ所かで増殖中の強いヤツ。

 

 

 

 

 

 

 

カーランツ(フサスグリ、カリンズ)は、日陰者の時でも律儀に赤や白い実を付け、ジャムの
原料を供給してくれていた。

日陰の影響は少ないように思っていたが、やはり葉っぱの繁茂は以前のそれとは違う気が
する。

木や葉の勢いは、果実の風味を増し、ひいてはジャムの味にも影響する?かは知らないが、
十分に豊作の予感。

 

今日も日差しのない一日、気温は尻上がりに上昇して18度ほどになった。

遠くで、カッコウとヤマバトとハルゼミの鳴き声が混ざって聞こえていた。

 

 


運動会日和?

2015-06-07 16:40:57 | ぐるりのこと

朝早々に、花火が一発。

どうやら、地区の小学校の運動会のようだ。

雨こそ落ちていないが、気温は朝方で7~8度、日中せいぜい12~13度というところ。

遠く、近く、アナウンスの声や子ども達の歓声が聞こえていた。

 

タイトル画像は運動会も終えた頃、少し陽が差したのを狙って定点撮影した一枚。

 

 

 

 

 

 

 

ようやく、スパニッシュ・ブルーベルが咲き始めた。

ただ、ブルーベルといっても花色は、青、白、ピンクの三種あり、この画像的にはピンクベル。

 

 

 

 

 

 

 

バックガーデンでは、これまた少し遅めに咲き始めるゲラニウム・マクロリズム・アルバム。

ゲラニウム(フウロソウ)の中でも蕊が長く、香りがするのが特徴。

“香り”としたが、必ずしも良い香りとはいえず、「きつい匂いがする」との解説も多い。

まあ、クロユリの花と同じで、外で咲く分には問題ない。

 

 

 

 

 

 

 

バックガーデンの、アニスヒソップ色違い。

右が普通種で、左がゴールデンと呼ばれる黄色葉の種類。

どちらも寒さには強壮。

よく増えるので、適度に間引かないとヒソップ畑になってしまう。

どちらも青色の花を付けるが、黄色葉の方がやや花穂が小さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

庭先にあるスモモの老樹、枯れ枝が目立ってきたので作業のついでに払ってもらった。

この木は横に枝が張るので雪の重さに弱く、数年前にも一枝始末したばかり。

そろそろ樹齢も尽きかけているのだろうが、春満開の白い花を見ると倒す気になれない。

 

 

 

 

 

 

 

昨日、帰省していた娘が「ちっちゃい野鳥がいる」といって撮った一枚。

小さい形(なり)に、小さな蝶ネクタイは、ヒガラ。

雪のある間は給餌場によく顔を見せるが、葉っぱが繁ると“ちっちゃい”姿は紛れてしまう。

このヒガラ、どこかで雛育ての最中か、終えた頃か。

「もう、ヒマワリの種はないよ~」

 

なかなか気温は上がらなかったが、ユー地区の6月なら仕方ない。

雨は落ちなかったので、運動会も無事済んだだろう。