スポーツクラブの「お客様の声」

以前、「信頼の絆」という記事で、スポーツクラブの貼り紙のこと、書きました。
それと、「クレームは応援」という記事で、クレーマーのことも書きました。

最近のご時世でのモラルの話です。

このところ下記のような「お客様の声」が多いです。

お風呂で痰を吐く人がいるので、注意して欲しい。
靴のまま、●●（マシーンの名）をやる人がいる。汚いのでやめさせてほしい。
出口のそばのシャワーで、回りに飛び散らして使っている人がいる。せっかく拭いたのに濡れてしまうので、シャワーの場所を変えて欲しい。
サウナで大声で話している人がいる。迷惑だ。やめさせてほしい。

最近、こういうの多いんですね。
そしてスポーツクラブ側の回答例。

「貴重なご意見ありがとうございます。
サウナでの大声での会話は他のお客様のご迷惑になりますので、ご遠慮いただきますようお願い申し上げます。
またそのようなお客様がいらっしゃったら、スタッフまでお知らせいただければと思います。今後ともよろしくお願いします。」

まあ、こう書くしかないんでしょうね。

で、何が言いたいかと言うと、

なんでもかんでも書けばいいってもんじゃないだろ！ってこと。

スポーツクラブ側だって、四六時中見張っているわけにはいかないし、いくら会員だからと言っても、全部スポーツクラブの責任にすりゃいいってもんじゃないと思う。責任にしたって仕方ないと思う。

儲かっている高級スポーツクラブならまだしも、こう書かれたからといって、いろんなところに人をより配置して、お金をかけるなんてことしないと思う。

要は、会員様同士で、注意し合って、より快適なクラブライフを送ってくださいませ、ってことしかない。

電車の中で、携帯で話している人がいて、駅についてから、投書をしても仕方ない。
車内放送や貼り紙が増えることになるだけ。

道でごみを捨てている人を見かけたら、市役所に投書する、ということだろうか。
自分が市役所の職員だとしたら、ごみを捨てているという人（投書）がもし多かったら、どういう手を打つんだろうか。

ごみを捨てたら罰金を科す、という条例を議会に提案するんだろうか。

自分たちの生活は人任せにしないで、自分たちで。

というのが基本だと思う。

そのためには、難しいんだけど、気がついたらしっかり言うことですね。
果敢に一人で注意すると、刺されたりしちゃうご時世なので、
皆で一斉に白い目で見る、皆で注意する、など、
皆との連携、協力、信頼、ということが必要になる。

社会の信頼感。基盤。

怖い事件、信じられない事件が相次ぎ、相互信頼社会ではなくなりつつある。

以前は考えられなかったモンスターペアレントのような事例も増え、なんでもかんでも人のせい、自分のことは棚に上げて、誰かが悪い、と強く言い放つ。追求する、弾劾する。

こんなこと考えると暗くなってしまいますね。

とりあえず、自分勝手な思いとしては、
毎週末のスポーツクラブでは、快適に過ごしたいなあ、と思ってしまいます。