即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

自己限定すること

2011年01月25日 21時14分03秒 | 雑感
最近書いた今の自分の力を全部出し切るという記事。

その中で田坂広志さんのセミナーでの話を引き合いに出してます。

田坂さんについては過去に、こんなに書いてるんですね。我ながらすごい。

人事を尽くして天命を待つという最新記事の中で、羽生名人のこの言葉を取り上げています。

「私はこれまで、何と闘おうとなどと、目標を立ててやってきたわけではありません。常に無計画、他力思考です(笑)。人生が、自力で何とかなるとは思っていません。」

これ、田坂さんが日頃言われてることと合致してます。

つまり、人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事を言う

Life is what happens to you,
while you are making other plans.


羽生名人の言うとおり、人生は自力でがんばってなんとかなるもんではない。

だからこそ面白いとも言える。

田坂さんは「自己限定」という言葉を使って説明されてました。

自分は科学を勉強したから、科学者になる。

では、科学者以外にはなれないのか、ならないのか。

自分は10年後に社長になる。

では社長になることがすべてなのか。

「夢に日付を」、ということで、毎日それに向かって努力することは決して悪いことではないし、素晴らしいことだ。

でも、それは自己限定。

どんどん人間は変わっていく。

10年後なんてそのとおりには行かない。

計画を立てることももちろん必要だし、努力することも必要。
計画を立てなくてもいい、ということではないけど、ベストを尽くしていれば、自然と天命が聞こえてくるはず。

だから、極力自己限定をせず、努力して成長していくこと。

「人生とは何かを計画しているときに起こってしまう別の出来事を言う」という言葉が重い。

計画を立ててそれに向かって努力することは必要。
しかし、夢に日付を入れるということで、どうにかなる、絶対に夢をかなえよう、と思うことが、自己限定につながる。傲慢な意識が芽生える。

勝ちたい、勝てる、勝とう、と思う気持ち、執念。
これがないとだめだとも思う。
しかし、羽生名人のように、「自分は目標を立ててやってきたわけではないし、常に無計画、他力思考。」とまで言い切ってしまうすごさ。

そんなことをつらつら考えつつ、自分のことを振り返ったりもしつつ、さあ、今夜の日韓戦は、どんな別の出来事が起こるのでしょうか。
楽しみです。
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