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ミサイル発射とNHKの不見識

2006-07-05 22:41:14 | メディアから
朝 TVを付けると、北朝鮮が3発のミサイルを発射したと大騒ぎをしている。10チャンネルでは何処に着弾したと言う情報も無いまま、適当に着弾地を示す赤い×印を置いていた。もちろんTVを見ている人には情報が無いことを説明しているが、後で地図だけみる機会があった人はどう思うのだろう。
そのときの10チャンネルのTVには、お名前は失念したが、お二人の専門化が出演した、乏しい情報の中、その着弾地域の方向について、的確なコメントが為されていることが、印象的であった。
一つには、これは全く人工衛星を打ち上げるための、軌道ではないこと。もしその時点で発表されていた着弾地からすると、アメリカの方向を向いていたこと、さらには、アメリカが建国記念日であり、翌日は大統領の誕生日であるとの解説がなされていた。さらに面白かったのは、CNNが発射前の午前1時には、テポドン2ロケットから、燃料注入車が離れ、数時間内に発射が行われるだろうと、伝えていたことを聞いたことでした。もう一つ興味深かったのは、日本海側はもちろん、太平洋側にも、日本、アメリカともイージス艦を配置し、ミサイルが何処に着弾しようともすぐに判明する体制をとっていたにも係らず、その地点を全く発表していないことでした。
ここに面白い状況が二つあります。一つは韓国が大統領の命令で竹島周辺の海洋調査をまさに今日から始めていること。調査船には警備艇を護衛に付けての調査だと言われています。不思議に思います。なぜ今日だったのでしょう、なぜ、メディアはその一致を追及しないのでしょう。韓国は本当に自由主義陣営の一員なのでしょうか。今の大統領は、北と連邦国家でも作り、自国を核保有国にして、日本に対して優位性を保持する目的があるのではないのでしょうか。そんな国に、友好国として竹島を自由にさせておくことが、国益にかなうことなのでしょうか。なぜメディアはミサイルによる脅しと、竹島に対する武力行使に近いことが同時に起こっていることに対し、沈黙するのでしょうか。 もう一つは、朝日・読売・NHK・TBSなどマスコミの代表がピョンヤンに招待されていることです。それも4日にピョンヤン入りしているそうです。夜7時のNHKのニュースを見ていたら、現地からの報告と称する映像が放映されていました。今 映像を利用した世論の誘導は日常茶飯事と言える状況になっています。アメリカによるイラク状況映像然り、ロンドンのテロ時における映像処理然り、パリにおける移民の若者による、暴動映像然りです。まして北朝鮮において、日本のメディアはどんな取材が出来るのでしょう。その映像を放映することが北にとってどんなに、有利なことなのかNHKは考えたことがあるのでしょうか。自分たちが撮影した映像があるからといって、なんらの情報評価もせずに垂れ流すのはまさにメディアの自殺ではありませんか。
招待してくれたから、ただ 只だからと、のこのこ行って、相手の思うとおりの映像を垂れ流すようなメディアを信用は出来ません。なぜ入国が昨日だったのか、このミサイル発射という事件が起こったとき考えなければならないことではなかったのですか。 あまりにも不見識です。
コメント
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