30日発行の日刊ゲンダイに民主党のマニフェストの目玉、高速道路の無料化が実現したら、日本経済の景色が一変する可能性があるという記事が掲載されている。
「新連載 民主党政権で 世の中 こうなる」という連載第一回の記事である。
メインタイトルは「高速道路無料化で 『土砂降り』不動産業にビックチャンス」とあり、サブ見出しに「地域格差是正で劇的経済効果」とある。記事の全文を引用する
「高速道路を無料化すれば、サービスエリアやパーキングエリアに誰でもタダで入っていけるわけです。そこにショッピングセンターを建てる。住宅を造る。病院を持ってくる。駅中心の市街地とは別の町を造ることが出来るのです。もちろん、高速道路の入り口、出口はもっと増やす。3倍くらいにすればいいと思う。ますます便利にサービスエリアに出かけることが出来る。
こうした開発を誰がやるのか。サービスエリアの土地を売却してもいいし、民間に開発コンペをさせて、入札方式にしてもいい。今ある道路会社を不動産会社に衣替えさせて、国はその株を売却する方法もある。
いずれにしても、不動産ディベロッパーは大きなビジネスチャンスになる。観光業、建設業、小売業もチャンスです。
日本経済は劇的に変っていきます。
それでなくても、高速道路を無料化すれば、物流コストが大きく下がる。大手の運輸業者の年間の高速代は100億円規模だし、郵便局会社は400億~500億円の高速コストがかかっています。およそ運送費の12%が高速代ですから、その分、物価が下がる。トラックが高速を走れば、一般道の渋滞が緩和され、交通事故も減るメリットもある。
米国は無料の高速道路を整備することでニューヨークの一極集中が多極化し、地域の経済格差が是正され、力強い経済成長を成し遂げた。
その経済効果は毎年3%といわれましたが、日本はもっとあがります。もともと、高速道路網ができているんですから。
アクアラインが無料になれば、東京と木更津の地域格差は縮まる。房総半島と湘南を結ぶ高速道路も造れば、千葉、神奈川、東京が一つの輪になる。
車社会が見直され、ハイブリット車や電気自動車への期待が高まり、ゆくゆくは、高速道路上では事故が起こらないような通信制御システムもできてゆくと思います。こうなると、ビジネスチャンスは無限です。
高速道路を無料にすれば、大渋滞になるといいますが、渋滞するような道は無料にしなければ済む話です。だから、首都高や大阪の環状線はやらない。東名の込むエリアも後回しでしょう。できるところから無料にする。まずは北海道、九州。段階的に無料エリアを広げていく。
その財源をどうするんだ、と言われますが、今の方式でもドライバーはガソリン税と高速料金の二重取りされている。
道路会社は借金を切り離しただけで、債務は60兆円も残っている。いずれ国民負担。だとしたら、無料化で経済を活性化させるべきなのです。」
引用終り
この記事は日刊ゲンダイの編集部が、無料化を唱えたパイオニア山崎養世氏にインタビューしてまとめたものであるらしい。(詳しくは記されていない)
記録によると氏は03年の段階で、高速道路無料化を主張しているようだ。
さらに欧米各国では道路公団のような組織は存在せず、基本的に無料であること。ナチスドイツがあれほど急速に国力を伸ばし得た背景には、アウトバーンの存在があり、70年代にインターステイトは言う高速道路を建設したアメリカがが、ニューヨーク一極集中を打破し発展を遂げていることなど、今まで気が付かなかった面を多々指摘されているようだ。もう少し調べてみよう
「新連載 民主党政権で 世の中 こうなる」という連載第一回の記事である。
メインタイトルは「高速道路無料化で 『土砂降り』不動産業にビックチャンス」とあり、サブ見出しに「地域格差是正で劇的経済効果」とある。記事の全文を引用する
「高速道路を無料化すれば、サービスエリアやパーキングエリアに誰でもタダで入っていけるわけです。そこにショッピングセンターを建てる。住宅を造る。病院を持ってくる。駅中心の市街地とは別の町を造ることが出来るのです。もちろん、高速道路の入り口、出口はもっと増やす。3倍くらいにすればいいと思う。ますます便利にサービスエリアに出かけることが出来る。
こうした開発を誰がやるのか。サービスエリアの土地を売却してもいいし、民間に開発コンペをさせて、入札方式にしてもいい。今ある道路会社を不動産会社に衣替えさせて、国はその株を売却する方法もある。
いずれにしても、不動産ディベロッパーは大きなビジネスチャンスになる。観光業、建設業、小売業もチャンスです。
日本経済は劇的に変っていきます。
それでなくても、高速道路を無料化すれば、物流コストが大きく下がる。大手の運輸業者の年間の高速代は100億円規模だし、郵便局会社は400億~500億円の高速コストがかかっています。およそ運送費の12%が高速代ですから、その分、物価が下がる。トラックが高速を走れば、一般道の渋滞が緩和され、交通事故も減るメリットもある。
米国は無料の高速道路を整備することでニューヨークの一極集中が多極化し、地域の経済格差が是正され、力強い経済成長を成し遂げた。
その経済効果は毎年3%といわれましたが、日本はもっとあがります。もともと、高速道路網ができているんですから。
アクアラインが無料になれば、東京と木更津の地域格差は縮まる。房総半島と湘南を結ぶ高速道路も造れば、千葉、神奈川、東京が一つの輪になる。
車社会が見直され、ハイブリット車や電気自動車への期待が高まり、ゆくゆくは、高速道路上では事故が起こらないような通信制御システムもできてゆくと思います。こうなると、ビジネスチャンスは無限です。
高速道路を無料にすれば、大渋滞になるといいますが、渋滞するような道は無料にしなければ済む話です。だから、首都高や大阪の環状線はやらない。東名の込むエリアも後回しでしょう。できるところから無料にする。まずは北海道、九州。段階的に無料エリアを広げていく。
その財源をどうするんだ、と言われますが、今の方式でもドライバーはガソリン税と高速料金の二重取りされている。
道路会社は借金を切り離しただけで、債務は60兆円も残っている。いずれ国民負担。だとしたら、無料化で経済を活性化させるべきなのです。」
引用終り
この記事は日刊ゲンダイの編集部が、無料化を唱えたパイオニア山崎養世氏にインタビューしてまとめたものであるらしい。(詳しくは記されていない)
記録によると氏は03年の段階で、高速道路無料化を主張しているようだ。
さらに欧米各国では道路公団のような組織は存在せず、基本的に無料であること。ナチスドイツがあれほど急速に国力を伸ばし得た背景には、アウトバーンの存在があり、70年代にインターステイトは言う高速道路を建設したアメリカがが、ニューヨーク一極集中を打破し発展を遂げていることなど、今まで気が付かなかった面を多々指摘されているようだ。もう少し調べてみよう