郵政造反組の衛藤氏が、総理の強い指示により、自民党に復党したと言う。お友達だから復党させたらしいのだが、この過程で極めて危険なことが起きているような気がする。現在の衆議院議員は、参議院で郵政法案が否決されたことによる、小泉の郵政解散の選挙で選ばれたものである。参議院で否決されたから衆議院を解散するなどと言う非常に疑問のある選挙で有ったが、国民は、その小泉に300議席を越える議席を与えた。今の安倍は、民意を全く聞くことなく総理に与党の都合で選ばれた人物である。その安倍が衛藤の復党を指示すると、誰も逆らえない。幹事長も持論を引っ込めイエスマンに徹している。舛添なぞは百害あって一利なし、とまで言っていたのに、その発言をたしなめられ沈黙してしまった。公明党もあれほど復帰に反対していたのに、沈黙だ。さらにもっと驚くことには日本版NSCの設置の過程だ。ごく少人数の人間だけで全てを決してしまいたいらしい。しかも秘密保護を強化して誰にも中をのぞかせたくないらしい。知らしムベからづ、よらしむべしとの事だ。おいおい今は21世紀だろう。この男の頭の中はどうなっているのか。自分だけが正しいと思っているのか。成城だか成蹊だか、あるいはどこかに留学してドロップアウトしたのか知らないが、もっと頭の良い奴はいくらでもいることを教えてあげてくれ。繰り返しになるが今の300議席は小泉の詐術に乗せられて獲得したものなのだから、それ以外のことをやるのなら、もう一度選挙をやり直すべきだろう。自分が大統領のように振舞いたいのなら、自分が首班指名をされた時に、即座に自分の信念をマニュフェストを掲げて選挙すべきだろう。少なくとも憲法改定や、教育の復古調を掲げてその是非を問うべきだ。今の議席があるからやってしまうのは必ず将来に禍根を残す。今日の新聞でも、TVでも総理は吹っ切れたとの言葉が溢れている。国民のことなぞ眼中に無く自分のやりたい事だけを進めようとする。こんなに怖いことは無い。今中国にとって最大の政治問題は、政権の正当性をどう、国民に納得させられるかだと言う。誰かに選ばれて事後的に国民に示される。毛沢東とか周恩来といった革命の指導者でもなく、解放戦争に従軍したわけでもない。そんな意味から言うと、安倍にしても事後的に国民に与えられたに過ぎない。
ただ、中国と決定的に違うのは選挙の洗礼を受けることだ。自分の思いを政治で実現したいのであれば、早く選挙をすることだ。選挙の洗礼を受けて初めてその正当性を持ちうると考える。それまでは、JNSCも教育改革とやらも、行うべきではないし、本来から言えば防衛省への昇格も行うべきではなかったと思う。だから怖いのだ。自分が選挙で勝てそうもナイト、今の議員で実現させようとする。それを吹っ切れたと表現しているのではないかと恐れるのだ
ただ、中国と決定的に違うのは選挙の洗礼を受けることだ。自分の思いを政治で実現したいのであれば、早く選挙をすることだ。選挙の洗礼を受けて初めてその正当性を持ちうると考える。それまでは、JNSCも教育改革とやらも、行うべきではないし、本来から言えば防衛省への昇格も行うべきではなかったと思う。だから怖いのだ。自分が選挙で勝てそうもナイト、今の議員で実現させようとする。それを吹っ切れたと表現しているのではないかと恐れるのだ