


私としては色々編んでみたい(「編みたい」とちょっと違う)ROWAN38からの初作品です。左の写真ですが、この襟元のプリーツと広い襟あき、ラグランと気になる要素満載です。指定はウールコットンですが、手持ちbabycashmerinoで編む事にしました。
デザインは気に入っていたのですが、編み方を読んでみると、襟ぐりの始末が、裏メリヤス編みを別に編んでダブルで綴じつけることになっていました。更に、プリーツについては例によって「as in photograph」としかありません。ただでさえ襟ぐりが伏せ目+綴じ代x2で分厚いのに、更にタックを取った部分は何重になっちゃうのよ、ということで、やりかたを変える事にしました。
ついでに、2月にはまった輪編みメリヤス表編みトランス状態の心地よさが忘れられず、全体に輪編みで編めるか検討しました。というと大げさですが、先にパターンを解読すると、袖と身頃のラグラン段数が同じだったので、続けて編んで問題なかったのです。
更に、この糸の在庫7玉、パターン使用量が8玉だったので、袖は後から編む事にしました。というのも、元のパターンの袖の長さが袖下53cmと長いので、まぁ10cmは短くするかな、そしたら7玉で行けるかな、というよみがあったからなんですが。とにかく私にとって、糸が足りなくて完成させられないということは有ってはならない事なので…
そんな感じで本体を輪編み、途中袖分の目を足して、襟ぐり以降は往復編みしました。
問題の襟は、

別糸で休み目にしました。写真のように前後身頃のラグランのラインを合わせて、プリーツの量を決めました。
それから、襟ぐりは拾い目をして編む事にしました。プリーツのところは、畳んで重なった目を2目一度ないし3目一度しながら拾いました。

拾い終わってこんな感じ。拾った綴じ代?をダブルになる襟でくるんでしまいたかったので、裏を見ながら拾うような感じで拾い目しました(実際は襟周りに裏編みしながら拾った感じなのですが)
それから、表を見ながら表メリヤス編みで編んで行き、最後に、襟の拾い目でできた綴じ代ないし裏目の足下に、裏側から目を引き込んで、引き抜き止めにしました。

裏返して撮影するとこんな感じ。なかなかすっきり仕上がったと思うのですが。(パターンのままだとどうなるんでしょうね…)
ただ、最後の引き抜き止め以外には襟が広がるのを止める要素が無いため、襟はしっかり編んだ方が良いと思います。(休み目を伏せ目にすればよりしっかりするのかもしれないのですが、それでプリーツがゴロゴロするのも嫌だったし…)
既に完成しているのですが、写真も文章も多いのでとりあえずこの辺で…