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被曝回避側を誹謗中傷した「反原連」「しばき隊」のbcxxxが共産党市議の息子という話から考えること。

2015-11-17 19:05:00 | 福島第一原発と放射能

きょうのブログ記事は、下記リンクで2012年7月におきていることの確認から行ってください。先にリンク先を確認してください。

残念ながら、今週金曜日を含めた、官邸前デモへの参加を呼びかけを、僕は撤回します。

残念ながら、今週金曜日を含めた、官邸前デモへの参加を呼びかけを、僕は撤回します。(2)

官邸前デモ、みなさんに不参加を勧めます。 大阪市ガレキ反対に関して此花区で緊急講演会のお知らせ。

この「反原連」は、当時の野田総理とのガス抜き会談を行い、そして縮小していきます。その後、違った意味での再生を果たしたのが、「しばき隊」と称されるグループなのでしょう。

私はbcxxxや野間などは元々論外としか思わないです。人間として、最低の輩です。

しかし、彼らの攻撃で、ネット上で発言の自由はないとする言説は相当におかしいと思います。
自分の言説をこの程度の妨害で話せないと思う人は、体制側の攻撃にはひとたまりもないと思いますから、その程度の覚悟しかなくて、何が言論の自由かとは思います。

勿論、逆にこうした攻撃をしていたbcxxxが匿名であることもありえません。ネット上の発言などから、bcxxxが特定され、これが共産党市議の息子とみられ、このことを契機に本人が会社を辞めることに繋がった流れは、ただ自業自得な話で、このブログで更に書く必要はありません。言論を徹底すれば、職を失うことなどあるのは当たり前です。日本は、言論に関して、欧米と比較しても実質は遥かに不寛容な国家ですから。

それよりも、bcxxx等の問題をどう考えるのかは、こうした連中の活動が、結局は大きな意味での反対運動にとって、どのような悪影響が出て、それがどのように継続しているのかを、確認する作業という事になります。bcxxxが共産党市議の息子なら、少なくとも共産党シンパが示唆する党のスタンスがそこから分かる可能性が高いということです。共産党自体のスタンスかもしれません。ここはポイントになると思います。

共産党が、反原発テーマで自分達の勢力拡大をしたいために、そこに被曝回避や放射能防御を排除する感覚があるのではないか、共産党市議の息子達は、意識的か無意識的かにせよ、そういう感覚に共鳴していたに過ぎないと思えるのです。こういう馬鹿げた行為が反体制側からも被曝国なのにおきているのが、日本の絶望と再確認しておきたいです。

反体制側ですら、体制側が隠蔽したい意志に平気に連動するのです。勿論、原発事故当時の政権が、民主党・管政権。最も非共産党的市民運動に近いとされていた政治家が総理で、所詮はそうした隠蔽に加担しただけの構図です(これは党よりも彼本人の資質問題が大きく影響しているとみています)。そして共産党も。勿論、原発推進側の自民は言うまでもないです。日本はこうして狂気の国家に落ちぶれていったと思います(現在も悪化)。

本来は、日本が原発事故後におかれていた現実について、異議申し立てをしようとした人々が集ったのが、当時の反原発デモでした。こういう人々の大半にとって事実上のガス抜きの役割を果たしたのが、主催した「反原連」ということになりました。要は野間とかbcxxx。これらの行為で日本における、ある種の可能性の目を潰すことが行われました。共産党の多少の拡大と引き換えに。本当に無意味な状況になったと思っています。

反対運動というのは、なかなか勝利する可能性はないものなのですが、その運動をしかけている連中の最終的な意図や達成目標が、集っている多くの人々と違い、結局は本質的獲得は何もできず、終了したこと。しかし、彼等は、共産党拡大と自分達の立場確保ができればよかったのだろうと思います。そして、それは達成されました。

ただし達成した後に、次の局面で増長がはじまり、今回の崩壊につながった気がします。「しばき隊」という存在はそれを示している気がします。

 しかし、所詮はその程度の人間たちが、共産党との同調意識でおこなっている話に、被曝回避側は勝てもしなかったのも事実なのです。これは首都圏全体として、被曝回避を抑圧したいという無意識が勝っている証左ではないのかと僕は思っています。

 また、被曝回避側が政治運動的に東京で圧倒的なマンパワーを有さなかったことがあります。結局被曝回避をまともに考えると、東京は汚染地で避難するしかなく、政治運動としての活動中心は東京にいないとどうにもならない現実である以上、被曝回避を担いたい中心の人々が東京で運動の多数を占めることは、原理的に不可能に近いこともかなり影響しています。

 いずれにしても、この共産党的、もしくは共産党シンパ的な政治活動集団は、「反原連」⇒「しばき隊」という流れを経過して、最近はSEALDsの兄貴分的関係者として名前が出ていることは大変にわかりやすい構図です。更に、大学教員として慶応大学・小熊英二氏や明治学院大・木下ちがや氏の名前が背後の共通項として見え隠れします。

つまり、こういう人々が本当は何をしようとしているか。それが今の日本を変えるためにきちんと役立つことなのか、相当に疑って見るしかないのだと僕は思います。

今のところ、自分達が認める内容の主張だけをして、それと少しでも違う主張を排除し、共産党に貢献する図式を取っています。これは「反原連」もSEALDsも実は大きくは変わりないと思います。

ここに何らかの期待をかけても、共産党に貢献する以外に、特に得られるものはないでしょう。安保法制に関する反対運動の盛り上がりと、その後に実は得られるものは殆どなく、体制側に影響が殆どない現実からもわかります。反安倍ということだけでは解消しない現実をきちんと思考する様子はありません。反安保運動が左翼的人々の間で盛り上がってもリアルに得られたものはなく、むしろ原発再稼動などの具体問題についての対応は大きく衰退しました。つまり、具体的果実は、むしろ減少しているのは間違いありません。

これは反原発というだけで、被曝回避や放射能防御を考えない(というか排除する)やり方と全く似たようなスタンスです。

本質を見ないのです。

結局、政治的に本当は市民の為に何を勝ち取るのかという具体性の欠落は余りにおおきいと僕は思います。

これは運動主体のみならず、日本の大きく言えば左派側に位置するメディアの現実感覚の欠落も大きいと思いますし、運動を取り巻く支持層となる人々の現実感覚からの乖離も大きいでしょう。左翼リベラリズムのお花畑は日本で特殊な問題として存在しているのも間違いありません。

勿論、被曝回避を目指す僕や貴女にとって、現行の体制側である自民&安倍政権は論外ですが、こうした反対勢力の運動にも期待は、ほぼ持てないということを改めて確認したいと思います。原発推進し放射能OKな連中も本当は現実を見ていないですが、その現実を見ない感覚は左翼的運動の大半にも確実に存在しているということです。

現実を見ないことは、いずれにしても狂気にどんどん近づくことになると僕は思います。

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