「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

「生き直し」を巡る物語。

2012-08-11 12:09:31 | 福島第一原発と放射能

  3.11.以降におきていることは、個別の人々にとっては、「生き直し」を巡る新たなストーリーの始まりだと思います。特に、僕のこのブログをよまれている皆さんの要求というのは、自分自身が、生きてきた時間の経過を考え直すことで、3.11.以降の状況の中で、「生き直し」をしようとしていることです。これは、僕からみるとほとんど間違いないことです。いろんな形で、これまでご自身が、生きてきたことそのものに対しての、何らかのわだかまりがあり、それが、この突発的な事態を通して、様々な形で顕現化しているのではなかろうかと常に思います。自分の生きる術をどのように感じていて、どうしていくべきなのかということを常に思考し続けている感覚がある人が、放射性物質が大量に降下したという現実の中で、「生き直し」という試みを無意識にとっているという事です。もう少しいうと、そうした願望が元々あった人々が、判断して、新たな選択を行おうとしているのが、今の状況だろうと思います。多くの人々は、この「生き直し」そのものを、直ちに認めたくはありません。ですから、放射性物質の危険を認めて、考えて、行動する人々は、現段階ではまだ少ないです。「生き直し」に踏み込みたくはないからです。これは、一人一人の人生の「生き直し」を巡る物語なのです。

 実はガレキの反対運動でさえ、その様相は変わりません。今まで、反対運動、市民運動に縁故のない人々。しかも今回のフォールアウトを免れた地域です。そこで、放射性物質を含んだガレキを燃やすという話。もちろん、旧来から産業廃棄物、ごみ処理で反対していた方々が、立ち上がる以上に、今までこうした運動体に関わってきたことのない皆さんが、僕のブログなどをきっかけに入ってくる。入ってくる理由や考えは様々ですが、全国各地で多くの人々と話しているとやはり共通項があります。それは、「生き直し」的な感覚が、どの人にもどの人にも強いという事です。

 徳島で何人かの皆さんとお話をしました。旧知の人もいますし、はじめてお話しした方もいます。どの人との話でも感じたことは、とにかく3.11.前に生きていた時間の流れがあって、その流れに何かの違和感があって、3.11.以降の状況の中で、大きく転換していこうと判断し、実際に多くの方が転換しているという事です。自分が被曝した方もいますし、そうでない方もいます。どなたにも共通しているのが、自分の感覚の中での違和感があり、この事態の中でなんとかしていきたいと思い、意識的にせよ、無意識的にせよ、「生き直し」という選択肢を取っていることです。これは、ほぼ間違いないと思います。

 仕事の中で、企業で、感じていた違和感。周りとの間で本当に大切な関係をどう構築したらよいのかわからなかった思い。ノルマという流れの中で、自分という存在を忘れがちになる状態。家族、特に夫婦という枠組みが、実質的に揺らいでいた現実。そして、本当は、何を優先して生きているのか、わからない自分。都市環境のスピード感、特に東京のスピードは、追い詰めていくだけです。

 積むべき荷物がないと思って、「自分の人生は、なんだったんだろう」と、問いかけてきた貴女も、まさにここにいます。

 こうした感覚が3.11.という事象の中で、研ぎ澄まされているという状況があります。特に、首都圏では、三割程度の人は、こうした感覚をすこしは感じていると僕は思います。生存への漠たる不安を抱えることは、こうした感覚を強めることしかありません。人間というのは、不思議なもので、時代の状況が反映して、徐々にその流れを鮮明にしていきます。一年五か月という時間の経過の中で、この「生き直し」をそもそも意識していた人々が、全国でいろんな形で動きを始めています。「生き直し」という物語に忠実な人々は、その直感と情動のままに動き続けることが始まっています。こうした流れというのは、政府が何を決めようが、軍事的に制圧しようとしても、おそらく止めきれない話となります。そこに、イデオロギーや立場は極めて力が弱くなります。本人の直感と情動が大きく作用します。これが、一定割合、実は存在している。明確な形をとっている人々もいる。こうした状況が、さらにどこまで、地滑りを起こすのかという事が、今見極めが必要な事態だと考えています。

 いつの世でも変化というのは、多数がいきなりおこす話ではありません。しかし、今回の流れというのは、「生き直し」という物語を根底に抱えた人々が始めていますし、この物語は、実はある人々、特に、一定割合の都市住民の心に、はっきりと存在しているものです。そして、被曝した東京では、くっきりと見えるものです。

 「生き直し」ということをどこまで認めるのか。実は、放射性物質や被曝を巡る話、ガレキの話。日本の在り方を巡る話は、すべてここが肝要だと、僕は思っています。

 

貴女は「生き直す」のでしょうか?

 

=============================================

【8/23(木) 木下黄太講演IN京都】

日程:8月23日(木)<昼の部>と<夜の部>
会場:アバンティ響都ホール(京都駅前アバンティ9F)
http://www.ryukoku.ac.jp/ryudaihall/access/
定員:350名昼夜とも。
※昼の部と夜の部では講演内容が違います。申込みなども異なります。

 

 

昼の部は通常のスタイルの単独講演。昼の部は当日来場順の入場です。                                   

 

 

 

夜の部は平智之代議士を交えて、今後の日本のあり方を話します。            前売りを、本日よりおこないますので下記を参照下さい。

 

 

 

<昼の部>

 

 

 

木下黄太講演 『放射能被害の今と、これから』

 

 

 

子どもを被ばくから守るために、どうすればいいのか?
現在の放射能被害の実態や、対処を講演。                                                 さらに日本において、放射能防御運動の今後の展開についても話します。質疑応答も。
開場 13:30
開演 14:00 (終了16:00)
入場料 1000円(前売なし。当日会場にて受付)

 

 

 

昼の部について、問い合わせなどはkyoto.kodomo.inochi@gmail.com

 

 

 

<夜の部>

 

 

 

木下黄太×平智之議員対談&講演

 

 

 

『子どもの未来を守るために、京都から
~放射能汚染と向き合う日本を目指して~』

 

 

 

子どもたちのいのちを守るために、私たちは何をすべきなのか?
私たちはどんな日本を目指したいのか?
放射能汚染の現実と向き合い、大切な子どもたちを守るために、自分で考えてみたい。
日本の未来のビジョンについて、講演していただきます。
ゲストに平智之議員を呼び、お二人に対談していただきます。
※平議員はご都合により、20時からの参加予定です。

 

 

 


開場 18:00
開演 19:00 (終了21:00)
入場料 前売1000円  当日1200円                                                 (前売チケットはe+(イープラス)にて本日より発売)

*夜の部前売チケット購入方法*
販売期間:本日7月23日(月)~8月21日(火) 販売開始時刻はe+サイトでご確認ください。
PC用購入ページ
http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002081300P0050001P006001P0030001
携帯用購入ページ
http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002081300P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO
※前売りチケットが事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

 

 

 

※申し込み及びチケット販売はe+(イープラス)以外の受付は行っておりません。
また、申し込み時はe+(イープラス)の利用規約を良くお読みの上、購入下さい。
チケット販売に関するトラブルが発生した場合、こちらでの責任は負いかねます。
e+(イープラス)チケット公式サイト→http://eplus.jp/sys/main.jsp

 

 

 

*ゲスト紹介*
平智之(たいら ともゆき)
京都府京都市出身。2009年当選・京都1区選出・民主党衆議院議員だったが、現在無所属。
与党議員として、禁原発の立場で精力的に活動をしていたが、大飯原発再稼働に反対して離党を決意。
「首相官邸前デモの参加者に話を聞き、国民は声の持って行き場がないのだと分かった。
新党を作り、国民の常識的な感覚を国政に反映したい」と語り、
「原発に対する怒りや不安を受け止める党」を目指し、「平安党」を結成する。
「ひとりの父親として、日本の子どもたちの未来を全力で守りたい」と語っている。

*主催者からのお願い*
ご来場されるみなさまへ・・・
・子連れでご来場される方もいらっしゃいますので、お子さんの泣き声などがあるかと思います。ご理解のほど、お願いします。
子連れでご来場したい方へ・・・
・託児はありません。お子さんを膝の上に乗せて聴講してください。
お子さんの座席がいる場合はチケット代がいります。
・子連れのお母さん、お父さんたちには、右サイドの座席に集中して座っていただく配慮をします。
他の来場者に迷惑がかかる場合は、一度ロビーに出ていただけるようお願いします。(ロビーでも音声は聞こえます)
・どうしてもお子さんが騒いでしまう場合は、会議室のモニターで観賞できるよう配慮をする予定です。

主催:子どものいのちを守る・京都
kyoto.kodomo.inochi@gmail.com

 

 

 


最新の画像もっと見る

37 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生き直したい人へ (Unknown)
2012-08-11 12:41:39
そもそも、私達の今までの価値観が間違っていたのです。その事に気付いてください。

南相馬市議員 大山こういちのブログ
覚醒のためのサイトU+2460
http://mak55.exblog.jp/16563385/


U+A0THINKER U+A0日本人が知らないニッポン
http://thinker-japan.com/thinkwar.html
返信する
20120810官邸前デモ参加雑感8 (上田一郎)
2012-08-11 12:54:55
■ 経過


1,5時15分に地下鉄国会議事堂前駅下車。改札を出たところには警察官5名くらい。ずいぶん少なくなった。地上に出ても少ない。いつもより遅く来たこの時間で前から150mほどだ。



2,周りの人は以前と明らかに異なる。若い人達がぐんと少なくなった。シュプレヒコールも弱々しい。掲げるプラカードも小さいく、数も少なく、嗜好をこらしている物も少ない。団扇片手に、盆踊りにでも参加している気分のようだ。

仕事帰りのあの威勢の良い若いサラリーマン達は何処へ行ってしまったのだろうか?


3,途中でいつもの通り発言あり。議員、毎日新聞の記者の他に、福島、北海道、栃木から来た人達だ。



4,7時過ぎに参加人数を目算しようと通行路を歩いてみた。少ない。1000人に達しているかどうかか?今、ネットで調べたところ国会正門前にも集まった人達がいたようだが、それでも万余の人数ではなさそう。



5,後ろの方で威勢の良いシュプレヒコールが聞こえていたが、近づいてみると「若い人達」のグループ。プロ市民派、と言ったところか。

今日は何事もなくこれで帰宅。


■ 福島来訪者の発言


政府への要求項目として下記3点を主張した


1,福島の子ども達を疎開させよ


私は大声で「そうだそうだ」と言いながら拍手したが、声を出す人は皆無、拍手もまばら。デモに参加している意識の高い人達なのだから、「そうだそうだ」の賛同の声がわき上がると思ったので、「意外」と言うか「やっぱり」というか拍子抜けがした。

東京の人達の福島の人達への思い入れとはこの程度なのだ。

そう言えば、集会が始まる前に、私の前に居た老夫婦がおにぎりとパンを食べていた。立ち食い、と言う弛緩した精神も気に入らなかったが、何より被曝に対する「無警戒」というか「無関心」を思った。


小出をはじめとする反対派の所謂「何鱈センセイ」達の犯している罪は限りなく重い。


2,安心して住める町にせよ

除染せよ、と言うことだろうか?無意味なことははっきりしてきたのではなかろうか?

3,全国民に被曝手帳を発行せよ

この主張は初めて聞くし、以外であった。日本人全員が被曝してしまった、と言う認識なのだろうか?


<蛇足>

話題になっている福島の蝶のお話し。

発表した琉球大の大瀧准教授は

「影響の受けやすさは種により異なるため、他の動物も調べる必要がある。人間はチョウとは全く別で、ずっと強いはずだ」と話した。


と言う。(ヤフーニュース)


福島で起きていることは少なくとも関東でも起きている、と見なければならない。

人間には影響しないだど? 科学的根拠は?


私は人間に影響があると信じて疑わない。


禿詐欺師孫のヤフーは強烈な推進派だ。
返信する
公務員を辞めて (鬼瓦赤雄)
2012-08-11 14:07:21
昨年の3月11日には首都圏で地方公務員をしていました。「公務員は地震とか緊急事態には職場に行かないといけない。放射能が降ろうとも。特攻隊だ」と家族に言ったのを覚えています。実際、土浦かどこかで、年次休暇を取って避難した地方公務員の人が処分されていましたね。でも同時に、政府が「避難しろ!」と言ってくれないかとも思いました。政府がそんなこと言ってくれるはずもないのに。

9月頃だったか、福島県の自治体に応援で職員を派遣する話が持ち上がり、部署ごとに割り当てが来ました。一部、避難地域がかかってもいる自治体でした。5月に家族に健康被害が出ていたので、わたし個人はこれは行ってはいけないと感じました。「特攻隊」が現実になったわけです。

10月頃から自治体の各施設で放射線量の測定をすることになりました。機関委任事務が廃止された云々と言っても、地方自治体は国から言われたことをやるという側面はほとんど変わっていません。でも平常時にはその側面はあまり先鋭化しませんでした。しかしこの測定の話が持ち上がった時に、私は「これをやっていたら、国が国民を騙して、安心させる片棒を担がされるんだ」と
ぞっとしました。

そんなこんなで1月に公務員を辞めて、海外に出てしまいました。本業と趣味の「二足のわらじ」を履いていたのが、片方のわらじを脱ぎ捨てました。これも木下さんのおっしゃる「生き直し」の一つだったんですね。
返信する
生きる力 (yuka_k)
2012-08-11 15:06:56
自分は学生で、単位を取る授業の一環で権利擁護分野を勉強しだしています。
そこで思い始めたのは日本人は権利意識の薄さ、
また、村社会という大小なりの差別や区別意識があるのでは、
と考え始めています。

個別差の受容感が少ない、出る杭は打たれるどころか、
下手をすれば社会的に抹殺されかねない社会で
違和感を感じて当然なのでは?と考えています。
ここから今の状況を考えるという視点で色々巡らせています。

生きるという事は現実感にコミットする、生きるという事に責任を持つ、
というのもあるのではと考えています。
本で読みましたが、インドでは、誰かが亡くなった時に
「ゴール」という言葉を使うそうです。それを聞いて自分の人生、
生きるということに責任を持って自分のベストを尽くしてゴールする、
そんなイメージを抱きました。

そしてまた、アルコホーリクス・アノニマス(アルコール依存症の人の為のグループ)
で使う平安の祈りの一節を思い出しました。
「自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。変えられるものは変えていく勇気を。そして、2つを見分ける賢さを。」
これからは生きる力が問われるのだと思います。
返信する
森永乳業と和光堂の粉ミルクは香港で回収 ヤフーニュース 2012年8月8日 (未だに日本の粉ミルクをわが子に飲ませる日本のお母さんへ)
2012-08-11 15:16:56
★森永乳業と和光堂の粉ミルク ヨード不足で香港で回収 ヤフーニュース 2012年8月8日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120808-00000155-jij-int
日本の粉ミルクや乳製品=放射能汚染って世界の常識です。アメリカのハワイや西海岸の住民さえ牛乳の摂取を控えている。ハワイや西海岸の牛乳にもストロンチウムやセシウムが検出されたためです。ヨード不足を言い訳にした裏には、日本の放射能汚染粉ミルクを輸入許可してしまって香港で流通させ、たくさんの赤ちゃんを被曝させたことは、香港や中国政府にとっても厄介なことで、知られたら民の怒りが爆発し暴動でも起こしたら困るから、真実を隠した。日本のお母さん、未だに日本の粉ミルクを赤ちゃんに飲ませている?汚染の可能性が1ベクレルでもあるなら、赤ちゃんには絶対食べさせないこと。赤ちゃんはミルクしか飲まないから、大金かかっても、貧乏暮らしでも、貯金崩しても、送料かかっても安全な輸入品に切り替えるべき。hipp Aptamil SMA Cow&Gate など安全で高品質な輸入粉ミルクは簡単に入手できるのに、なぜ自ら自分の赤ちゃんを内部被曝のモルモットにするの?なぜそんなに平気でわが子の生きるチャンスを奪うの?将来、「自分が無知だから」と子供に謝って済むことじゃないし、私には理解できません。
阿修羅に投稿されたコメント: http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/402.html
以下、ニュース
【香港時事】香港政府食品・衛生局は8日、市販粉ミルクのサンプル調査を行った結果、森永乳業と和光堂の製品にヨード不足の問題があることが分かったと発表し、使用しないよう市民に呼び掛けた。政府食品安全センターからの連絡を受け、輸入業者は両社製品の販売停止と回収を決定。同センターは既にこれらの粉ミルクを飲んだ乳児を対象に10日から検査を実施する。品質に問題があった製品は生後6カ月以下の乳児用。

______________________
★内部被曝による心不全、腎不全、免疫不全(エイズ)突然死、不妊、糖尿病、白血病 
http://matome.naver.jp/odai/2132677241137717801

★放射能汚染食品・産地偽造・内部被曝・原発事故・放射能漏れ情報
http://matome.naver.jp/odai/2132598988127854701
返信する
持続可能性 (怒髪)
2012-08-11 15:29:49
311の直前までエコやロハスが、一種のお洒落なブーム(長年、真剣に取り組んで来られた方々には失礼な言い方で恐縮です)になっていました。震災と原発事故で、皮肉にも本気でライフスタイルを見直さなければならない事態になったのかもしれません。核に限らず膨大なエネルギーを必要とし、他の生物を好き放題に犠牲にする今の文明が、長く続くとは思えないのです。

木下さん、皆さん、様々な活動につながり、あきらめずに動く原動力になっています。ありがとうございます。


返信する
真っ最中 苦悩中ですが (マツダマツコ)
2012-08-11 15:40:55
 昨日の夜、また仕事の後 関電本店前に行ってきました。大津からなので毎回、19:30頃になってしまいますので、ちょうどメインの抗議行動の終わった後に着いていますが、きのうは何とか19:20につきました。関電ビルの裏側の通りを通って行ったときは、再稼働反対のシュプレヒコールがどよめきとなって聞こえてました。通行人が何事かと空を見上げてました。

 あの辺りは大阪のメインのビジネス街。どんどん新しいビルが再建され続けている場所で、行きかえりにはそのようなピカピカのおしゃれなオフィスビルから、これまたピカピカのしゃれた装いの若い会社員たちが仕事を終えてはき出されてきます。それを見ながら、ああ、これが大切なステータスで捨てたくないんだろうな、ってわからなくもない思いがしました。(仕事に生きがいっていうのより、自分の居場所の充足感っていう気がするのはわたしのひがみ目なのかな)

 帰り道の地下街にはゲームセンターやパチンコ屋さん、飲み屋さん。おなじような装いの若者たちが多く出入りしていました。日本社会の構造はどこも同じこと、会社という居場所はあっても、そこでは学校生活同様にストレスフルに日々を生きているだけ、そして駅では疲れきった様子で列になって電車を待つ。今の自分を生きるので精いっぱい。そとを眺めるゆとりはない。うん十年前のわたしもその一人だったし、今だってひととしてどうあればいいのかもわかってはいない。

 幸いなのか、生き直しの視座を得たけれど、わたしなどより 本当は若くてなにも知らない人たちに気付いてほしい。ここでこのまま生きられると思うのは甘い観測、最悪の事態を想定しいろんな枠を取り払って、あたらしい喜びを見つけてほしい。まわりの人たちに伝えることは続けていきますが、微力です。
返信する
Unknown (lon)
2012-08-11 16:00:39
>上田一郎

長いよ。
あんたは小出氏を批判して脱原発を分断するのが目的なんだろう?
小出氏より批判すべき輩が蠢いているのには目を瞑って。
真剣に世の中を、原発を考えたら小出氏を批判している暇はないよ。
返信する
生き直しは自分とのにらめっこ (Anonymous)
2012-08-11 16:17:38
出来れば努力などせず、楽だけして生きて行きたい。
キツイ現実と向き合うのは、大変、怖い、辛い、めんどくさい。 だから自分に都合の良いものだけを見聞きするために、自分で自分の目と耳を塞ぐ。 現実を知る事を避けて、真実を見ても聞いても無視して、自分が作り上げた安全神話のファンタジーの中へ逃げ込む。 そこには、放射能の危険も恐怖もない。 自分や自分の愛する人たちを守る義務も責任もない。 盲失の壁でブロックされてて、現実は見えない、聞こえない。 嘘の扉はこじつけの鍵で固く閉じられていて、真実は入り込む余地がない。
現実から逃げる事は、自分から逃げる事。 自分の責任と義務から逃げる事。 逃げ切るつもりでも、絶対に逃げ切れない。 何故なら、自分が鬼ごっこをしている、追って来る相手は、自分自身なのだから。
自分と向き合うという事は進化を選ぶ事。 それを選択しない事は、言い訳がなんであれ、その根幹にあるのは怠惰。
自分勝手な鬼ごっこは、早めに切り上げて、ゲームをにらめっこに変えた方がいい。
その方が、少なくとも、後でスッキリした気分になれると思うんだけどなあ…
返信する
Unknown (Unknown)
2012-08-11 17:32:42
http://mak55.exblog.jp/16613921/より転載

大拡散!!米国はすべての原子炉建設&営業ライセンスをフリーズ
2012-08-11 15:56U+A0Trackback(0)U+A0コメント(0)
2012年8月7日
http://enenews.com/just-in-u-s-freezes-all-nuclear-reactor-construction-operating-licenses
ENEニュースより
連邦政府の原子力規制当局は本日、危険な、長期的な健康と環境をもたらす、 "原子力発電所の敷地内に格納されている使用済み核燃料のDC巡回控訴米国の裁判所が判決に応じて、少なくとも19最後の原子炉のライセンスの決定を凍結
______________
アメリカ様もさすがに 使用済み核燃料の持って行き場が
50年も決まらず 福一事故の影響もあって
脱原発。

日本のマスコミ 一切報道なし。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。