「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【富山ガレキ阻止】刑事告訴された池多住民の反対看板破壊、正月は「非国民」街宣車、暴力的実力行使の影。

2013-04-30 02:12:16 | 福島第一原発と放射能

 

 きのう降下物の話をしましたが、同じ東京都の検査機関が、土壌中の放射性物質の汚染を計測しています。基準場所の東京新宿区の数値です。セシウム134とセシウム137の合算で790Bq/kgなのは、一昨年も去年も変化はありません。但し元々は2Bq/kg以下。2年間の傾向として、やや134が減少したが、137はやや増加、但し合算変らず、5センチの深さで。そして、深い所まで汚染が経年で進みます。それが、雨量の多い日本では、より早く進行する可能性が高くなっています。

            2011/9     2012/9

セシウム134     360Bq/kg⇒300Bq/kg 

セシウム137     430Bq/kg⇒490Bq/kg

http://monitoring.tokyo-eiken.go.jp/radiation_geo.html



「4月26日(金)上京する列車内で、地元の仲間から看板破壊の知らせを受けました。
各報道機関からもメール連絡を列車内で受けました。破壊は、計画的です。この看板は強化アルミ合板を数枚張り合わせた強靭なものです。普通車が看板にぶつかっても壊されないほど強力です。特注看板です。このため、看板自体を壊せず2箇所の突き穴を開けたのと、スプレー汚しでした。マスコミ3社が報道しました。直ちに、補修でなく、綺麗な新看板を住民達で28日早朝に建て直しています。」

 

森富山市長が理事長である富山地区広域圏事務組合から、刑事告訴されている「池多地区ガレキ反対のお母さん達」。彼女たちが、反対の意志表示で立てた看板を何者かが破壊しました。破壊は4/25におこなわれた模様です。池多地区の北押川のガレキ反対の立て看板が壊され、黒スプレーで看板の文字を消し、数カ所に穴が開けられました。

 

 

 実は正月にもこの地区のところまで、「非国民」呼ばわりする街宣車が押し掛けているそうです。本来、こうした遠隔地で、市民運動相手に正体不明の街宣車が非国民呼ばわりしてまわることは、通常ありえません。一般の、しかも田舎のお母さんたちにそこまで圧力をかける意味が本来はありません。

 街宣車は、特にこういう具体事案で出てくる場合、どこかから、金銭的なメリットがあるケースが実は常識です。この話はそのポイントが実はよくわかりません。

 それなのに、こうした暴力的な実力行使がおこなわれている。要注意なのです。ガレキ反対看板破壊を僕が知ると、ガレキ受入れに、何かの暴力団的な勢力が介在しているのではないのかと、新たな疑いが増しています。他のガレキ受入れ地域では、暴力的なニュアンスを伴うこうした具体的な妨害活動はありませんでした。むしろ政治的な意向が強くて、「合法的」に警察が出てくることはあっても、裏の暴力的な存在の匂いが、実力行使として可視的に確認できることはありませんでした。

大変に、危惧しています。

 大阪などと違って、実は、刑事告訴された反対市民側の捜査を、地元警察があからさまに動いてない情勢(賢明な警察の判断と僕は推察)が続いていました。そうすると、今度は、どこからともなく直截的な暴力による脅しが、見え隠れする汚さなのです。

 田舎のお母さんたちを、恐怖心で心理的に追い込むのには、ちょうどいい感じなのです。これは、あからさまな脅しです。暴力を常套手段としているグループによる犯行の可能性をまず考えます。

 誰が首謀者なのか?

本当に戦前的なキナ臭さも感じますし、他の地域よりも、富山は最後の駆け込みという意味で、そもそもお金という要素が見え隠れしていますから(焼却が始まった高岡市は、新規焼却施設などにあてられる18億円の交付を受け取っています)。

住民たちは、看板を急遽作り直したそうです。

当面、いろんな観点で警戒が必要と思います。いろんなことの崩壊が始まっています。

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【5/3(祝)木下黄太講演会 IN徳島】 

『マスコミが報道できない西日本の真実』

14:00~16:00(開場13:30)

とくぎんトモニプラザ(徳島県青少年センター)4F会議室(徳島市徳島町城内2番地1)

申込→http://kokucheese.com/event/index/86370/

チケット販売もはじめました!
小山助学館駅前本店、平惣タクト店、O-ba'sh crustで取扱い。


【5/5(日)木下黄太講演+対話集会 IN松山】

『放射能被曝の真実と原発の再稼働問題』 

(開場13:30 開始14:00 終了予定16:00)

松山市男女共同参画推進センター 5F 大会議室(松山市三番町6丁目4番地20)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/86703/ 

もしくはメール申込→ info-dagge@lion.nifty.jp 〈氏名、連絡先、人数明記(4人以内)〉

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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」  

健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒

nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)

講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。

事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。

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僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。

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コメント

 

1 徒然熊 

 

 2 日々の活動お疲れ様です。東京の土中の放射性物質の含有量ですが、例の「ストロンチウム」はどれくらいか分かりませんでしょうか?

 

以前に、海に排出されたセシウムの量を海上保安庁が調査したデータが公表されていた事があって、それによりますとストロンチウムはセシウムの半分位の量があった・・・政府の発表は

 

「ストロンチウムはセシウムの量の数十分の一である」・・・との見解と、かなりの開きがあった事を思い出したのですが、土中では一体どれくらいの汚染度(ストロンチウム)か

 

見当はつきますでしょうか?可能であれば教えて下さい。

 

 

 

 「看板の写真」は痛々しいです。破壊を企てた人間は、しかし自分自身の「健全なる人間性」も自分で汚してしまっている事に気付かず、「影でせせら笑っている」のでしょうけど。

 

と同時に「稚拙な」妨害行動だとため息が出ます。


1. 飯島

2.  看板破壊の件、読みました。怖しいですね。
木下さんは暴力団的な勢力の介在を疑っているとのこと。
結局、日本社会は政治家、官僚と暴力団にて操られていると
思いますので、その勢力の介在も十分理解できます。

ちょっと前までは平和ボケと言われていた日本ですが、
実はその裏には闇の世界がしっかりと存在していたのですね。
それが震災後に明白になって来ました。私はアメリカ在住で、アメリカ政府も
かなりドギツイ事をしているのは周知と思いますが、日本も
負けず劣らずだったとは。

看板はすぐに立て直されたという事で、皆さんのそのガッツに拍手ですが、
その方達に何か危害が及ばないか心配です。

それと同時に、こんな記事を書いたら(こんなとは失礼ですが)
木下さんにも何かあるのではと危惧しております。
十分ご自愛くださいますよう。




 



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