「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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時給1万円でブロガーを1週間雇うとネットで喧伝し、そこから観光客を増やそうと目論む福島県の 奇々怪々。

2015-03-07 21:55:35 | 福島第一原発と放射能

【 遺跡調査で福島や関東の酷い汚染実態を認識、密かにデータをまとめていた、ある有名考古学者の死 】 
【 沖縄避難者に福島米を支援として提供しようとしたのは、実は沖縄の医療関係者という「善意」の奥深い闇 】
【 横浜から聞こえてきた女子中学生の網膜はく離、 茨城の池を愛好する釣り仲間が腹膜や大腸などに腫瘍が多発 】

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福島に観光に来させようとすることが、本質的に愚かしい話であることは、放射性物質のリスクを考えたら、当たり前の話です。

そして、実は当たり前の話であることを突破するのは、どんなに言い募っても、そもそも難しいです。

そういう突破が難しい命題を、無理矢理に突破させようとするとどういうことが起きるのか。

この一つとして、一週間限定のようですが、時給1万円でブロガーを雇って、一日一回、ブログやツイッターなどのSNSで、福島の魅力を発信することを話題にしようと、福島県などが仕掛けています。

一週間限定ですし、勤務時間が一日8時間のようですから、56万円の話みたいですが、一週間1万円というフレーズを話題にしたい感覚のようです。

過去に、オーストラリアで高額のお金を支払って観光キャンペーンをしてもらう話が話題になったことから、思いついたそうです。

しかし、グレートバリアリーフ周遊キャンペーンに高額を出してキャンペーンしてもらう話と、放射能汚染地の福島を題材にして、ブロガーに高額出して観光キャンペーンさせようとする話が、どこが同列なのでしょうか。

全く異質です。

時給1万円は一見高くは見えますが、本質的には広告代理店にキャンペーンなどで下ろしている予算額と比べると、そんなに高い金額でもありません。

これがプラスの話題として世間で受け止められるという想定が役所内で通用している意識がものすごく面妖です。

むしろ、時給1万円も出さないと、福島のことを良く書いてもらえないから、わざわざ時給1万円を出しているように見えると思います。

少し、視座を離して確認すると、こんなことはすぐにわかります。

こういうことも認識せずに、こんな話が宣伝的にマスコミに記事とされる状態の方が、今の福島県の苦境が、反映している結果に他なりません。

ここまでの意識のズレは奇怪です。

それに放射能被害を矮小化し、福島にプラスとなりうるような情報発信を行うものに関して、福島県はこれまでも相当な予算を振り向けていることは間違いありません。これもその一環なのですが、そうした矮小化に予算をかけていること自体までも、オーストラリアの観光PRのように、プラスの宣伝材料となるという思考は、常人には理解不能な域に到達していると僕は思います。

なお、いわき市で、東京などにいる外国人留学生を招いて、福島の検査を見て、食を味わってもらい、風評被害を払拭するツアーも実施されています。世界の人々が持っている福島への誤った認識を解消が目的と言います。これを大きく伝えるマスコミも含めて、マインドコントロールの典型事例と僕には見えています。

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 一週間前で残席は10席もありません。既に140人以上の皆さんが申込済、本当にお急ぎ下さい。

  【3/15(日)午後、三田医師&木下黄太講演会IN名古屋】

  詳細&予約⇒http://kokucheese.com/event/index/258756/

  開場13:30 講演14:00~16:00

  イーブル名古屋(名古屋市女性会館) 中区大井町7番25号

  地下鉄 名城線「東別院」下車1番出口から東へ徒歩3分 

 なお、東海・甲信越地方の該当する方は、Facebookで、新しいグループに参加下さい。

「放射能防御プロジェクト東海・甲信越」⇒https://www.facebook.com/groups/793763920713967/

[現在の放射能防御プロジェクト中部が全く機能していないため、新しいグループをつくりました。

 「放射能防御プロジェクト」の中部エリア、東海地方・甲信越地方のグループです。

対象エリア: 愛知、三重、岐阜、静岡、甲信越(長野、山梨、新潟)まで含んでいます。

参加対象:この地域住民、この地域に避難移住した方、この地域に避難移住したい方、この地域と縁故のある方で放射能防御に意識のある方が御参加下さい。甲信越は別グループが成立すれば分離いたします

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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~ 

 

ボーナス ♯113 ご都合主義

ゴアレーベン岩塩採掘跡の上にはそれを守る粘土層が存在しないと分かるや、最終処分
場にはそのようなものは必要ないという。
1995 年に連邦地質学・天然資源庁は、41 の北ドイツにある岩塩採掘跡地の核廃棄物最
終処分場としての適性の可能性について調査した。この調査では「岩塩層の被覆バリア機
能」の大きな意味を明確に強調しており、これは下にある岩塩層を水から守るためのもので
ある。ゴアレーベン岩塩採掘跡は、水が通る亀裂が地中に走っており、そもそもこの調査の
対象外だった――そうでなければここはすぐに検討から外れていただろう。
2009 年の新しい最終処分場基準では、岩塩層の上で防護の役割を果たす被覆層につ
いてはもう触れられていない。このようにしてゴアレーベン最終処分場の検討は、今後も可
能であり続ける。

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 木下黄太メールマガジンを購読されていないブログ読者の皆さんにお知らせいたします。

 毎週金曜日、月四回の配信をお約束しています。実際は、去年は月五週あるときも、配信しました。これ以外に増刊号もいろんなテーマで書いております。

 9000字数(携帯は何回かに分割して配信)を目安に書いています。

 しかも、フルオープンのブログとは違って、限定されたフィールドであるがために、書きうることを敢えて書いている状態のものです。

 少なくとも、最近、被曝症状について、「ブログに書いてくれるな」という但し書きで送られてくる情報は、メルマガにのみ掲載しているケースは多くあります。

 また、ブログよりも限定しているために、僕自身が踏み込んで書くことは、かなり多くなっています。

 ここまでおよそ一年間メールマガジンを配信してきた経験から言うと、このブログとは、ある意味違うメディアとして機能していると感じています。

 おそらく購読費を払う決断をしている読者の層が実は高かったということも、一年間に寄せられているメールの質(メルマガ読者対応のアドレスは別途設定しています)でわかったことです。

 これは寄せられるメールの内容、その後に話している中身が濃くなっていて、こうしたことだけでもメルマガを発刊してよかったと感じています。

 もう少し読者数が多くなってくれば、メルマガ読者のみの会を開催したいとは考えています(メルマガ読者中心の会合はよく設定していますが、限定の会はまだ開催できていません。)。

 現況の大手メディア状況と僕とのズレは大変に大きく、こうした中で、僕の取材活動であれ、社会的活動であれ、まず支えていただく本質的な基盤は、このメールマガジン読者ということになります。

 是非、みなさまが一人でも多く、読んで言いただくことを切願しています。

 木下黄太メールマガジン毎週金曜配信(原則月4回)。 

 被曝関連など重要情報はメルマガを購読して下さい⇒http://www.hoshanobogyo.com/

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1席のみキャンセルが出ました。

3月14日(土)午後 木下黄太と話す被曝問題 IN世田谷 

詳細&申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262889/

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残席8席。本当にお急ぎ下さい。

イラン・アフガニスタン情勢に詳しく、中東のエネルギー問題にも詳しいスペシャルゲストも来場する予定です。

【3/13(金)夜 大野元裕&木下黄太 リアル・セッション IN 自由が丘】

『イスラム国人質事件と安倍政権対応、僕らが晒される脅威』 
詳細&予約申込⇒http://kokucheese.com/event/index/262128/

 

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