「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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江東区から避難、母親も小学生の子供も橋本病、関東避難者知人4人も橋本病。琵琶湖放置事件で奇妙な動き。

2013-09-25 23:57:33 | 福島第一原発と放射能

 橋本病に関しては、甲状腺の機能低下を指し示している話です。放射性物質の影響が、甲状腺にはわかりやすい形ででますし、それが機能低下という状態をつくることは多いです。このお話は、きのうの記事を受けて、東京から関西に避難した、お母さんが書いたメールですが、橋本病というのが、子どもでも、男性でも、避難者ではあたりまえのようにおこっている現実を書いています。

 僕は間違いなく思うのですが、避難者は避難するまで決意して、行動しているから、検査も受けるため、よりはっきりとわかりやすく出ているだけであって、実は東京の人で、ブルームを浴びた人にはおんなじようなことがおきているのだろうと思います。精密に確認しているのか、いないのかだけの違いです。東京の一定数の人は、ブルームを浴びていますから。被曝していることがはっきりしてくるという事だけです。

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震災後1年経ってようやく江東区から関西に移住して来ました。

以前、2度メールでもご連絡させていただきました。

橋本病の事ですが、私自身昨年5月にこちらの甲状腺専門医で受けた血液検査とエコーではのう胞が2つ、血液検査にて軽い橋本病と診断されました。
小学生の子どもは昨年はエコー検査のみで甲状腺の血液検査は受けておらずエコー検査では異常無しでしたが、最近受けた検査でエコーは異常なし、血液検査で私と同じく軽い橋本病と言われました。
私も娘も甲状腺ホルモン値に問題が無いのでヨウ素を取り過ぎないという注意事項のみでした。
 
関西に避難してきたから知り合った方(同じく関東から避難されてきた)で今の時点でも男女含め4人の方が、橋本病(軽度~重度まで各々)と診断されたと聞いています。
 
他には私が最近、 頭にもやがかかったような状態が続いていてずっとすっきりしません。主人に話したら、自分も最近そうだと
聞き、同じ時期にそんな症状があってどうしてだろうと思いました。
 
年齢的にも色々出てくる時期でもありますが、震災後1年も東京で過ごしてしまったので、普通以上に気をつけなければと感じています。

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甲状腺の機能低下は、そのことでの体調変化もありますが、これが被曝のサインと考えると、他の疾患がおきる状態に自分がないのかという確認をする必要があります。一番、こわいのは血液の疾患ですから、特に白血球の確認、血液像の確認は怠らないで下さい。好中球が減少している場合が多いという報告も大切です。被曝のサインがある場合、他の疾患にさらにかかる可能性を想定して考えて下さい。
 
【滋賀県高島市。琵琶湖周辺に高濃度放射能汚染木材チップ放置事件】

この件について、地元で更におかしな話が流れています。こういうことがあったそうです(地元メーリングよりリストより抜粋掲載しています)。

《汚染チップの件で地元で説明会があるというので行ってみたら、なんと、高島市役所の土木課が来て周辺の線量測定をするだけの集まりでした。
線量測定会の主催者は、ある障害福祉施設。 
測定は、地上1mの測定のみで、それが「基準」なのでそれ以外の距離は測定しないの一点張りでした。
そこのオーナーである理事長も測定会に来ていました。そこで「オレだったらこんな線量全然こわくないなー、1年間抱いて寝ても大丈夫だー、オレはこの程度のセシウム手でさわっても全然平気だー」と、参加者に向かって安全アピール絶賛でした。》

 

滋賀県にしても、高島市にしても、大変に認識が甘いですし、こういういい加減な催しが開催されることは、何らかの形で、事態を誤魔化そうとする意識の強い顕れです。

これは、不法投棄ですし、犯罪として立件すべき事案です。


そして、その実体を隠蔽するために、福祉施設関係者や地元自治体がおかしな動きをしているとしか見えない話が聞こえてきたという事です。

こういう場合は、大概、本当にまずいから誤魔化しにかかっているということです。

これが露骨になっています。

そもそも、投棄場所から考えて、県の土木事務所などが全く知らなかったとは、考えられません。自分たちにも責任が被るから、とにかく地元で強く主張する人たちを黙らせるための、誤魔化しイベントの様相が強いと思われます。

よろしいでしょうか。琵琶湖の汚染木材チップ放置事件の本質、要は福島県からかき集めたとしか考えられない高濃度汚染の木材チップが、関西の水源、琵琶湖のすぐそばに、数百トン、放置されていたことなんです。琵琶湖が、相当汚染される一歩手前の危機。湖にまかれていてもおかしくなかった。地元土木事務所と産廃業者の関係も疑う話なんです。ここまでの危険も認識しない人が多い中で、このような誤魔化しまでが始まっています。

僕は危機感が更に強くなっています。

 

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 【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

 

 18時開場 18時30分開演・終了21時

  場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席

  旭川市5条通り4丁目  

  ★施設の有料駐車場あり

  前売り/1000円  当日/1200円

 *旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、

  住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、

 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

  予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp

  

【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

 場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席

    札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 

    *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)

  時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
  *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

  前売り/1500円  当日/1700円

 *札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、

  下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで

 清算いただけます。 

 予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com

 ★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』

   

【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】 

  『放射能健康被害の現状と対策』 

  14:00~16:00 

 会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)

 資料代:500円 

※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658 

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