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福岡講演はおよそ200人が参加、熊本講演もあわせて避難者が多く参加で、密度のあるやりとりが展開。

2015-01-26 11:45:00 | 福島第一原発と放射能

福岡のホテルロビーで書いています。手短にまとめてます。

まず、熊本講演は140人ほどが参加し、盛況でした。

熊本は避難者が多くいるところですが、情報の連携は難しい部分があり、四年近く時間経過した状態で、どのくらい人が来るのかが判断は難しいと思っていました。

しかし、比較的多くの方がこられていて、多数が避難者でした。

熊本では被曝回避という流れをきちんと作り、つぎにどのようにつなげるのかが、課題と前から感じています。

それをつなげるのに、今回の講演は効果的な状態にはなったと僕は思っています。

熊本では終了後の時間が無かったため、参加者の皆さんとの交流が十分にできなかったことはとても残念に思います。次の機会があれば考えていきたいと思っています。


また、前日の夜に、熊本で一年前に亡くなった御堂岡氏を偲んだ会にも参加しましたが、被曝関係者はほぼいない状態で、お店の関係者が主催され、彼を知る熊本の関係者が来られていただけでした。

一年が過ぎると、AJITOという拠点も様変わりし、被曝関連などの拠点としての匂いは消えていて、若者向けのお店という状態があるだけでした。

人の死、時間の経過というものが、よくわかる状態でした。

改めて、彼のご冥福をおいのりしたいと思います。


午後に開催された福岡講演は、参加者が200人位になっていて、ウクライナ報告会の時よりも、参加者が多くなっています。

しかも圧倒的に避難者が多数を占めている状態でした。

三田医師と僕の講演会で、京都でも岡山でも、多数が地元に昔からいる方々で、避難移住者がかなり少ない状態で、このことは、いぶかしい話でした。そもそも、その後の避難者の健康状態を心配して開催しているにも関わらず、該当する人々が来場しなくて、関心のあるほかの人たちばかり来場する状態でした。

これを何とか切り替えようとぼくらは動いていたのですが、それがうまくいきました。福岡でも、熊本でも。

この状況は、このところ停滞していた被曝回避の活動という観点では、プラスです。

2015年になってから、はじめてのイベントですから、そうした意味で、実質的に意味がある状態に、熊本でも福岡でも展開できたことは、とてもうれしく思っています。

福岡では、移住者の健康症状に関して、場内からの働きかけで、密度あるやりとりも続いています。

僕と三田医師とは、終了後一時間弱、会場外で避難者の皆さん数十人とのやりとりも続いた状態でした。

三田先生にはそこまで対応していただき感謝しています。

こうした内容などは、今週金曜配信のメルマガでもお伝えしたいと考えています。

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