木下黄太メールマガジン最新号。
【「原発事故直後の"鼻血"問題が意味するもの」木下黄太 真夏の大放談(2)】。
重要情報はメルマガでのみ配信。購読申込⇒http://www.hoshanobogyo.com
==========================================================
きのうの岡山トーク。公園で一時間くらい話しました。僕のアクシデントがあり、その上に入場直前に会場手前で転んで、今も実は右ひざが腫れあがったままです。擦過傷は多数、左腕関節はまさにそうです。会場の手前の土の部分で転びました。右ひざは、会場にいらした外科医の先生と、また三田医師にも触診などはしていただいて、おそらく中で出血していて、痛いだろうが、あんまり方法が無いので、負担をかけるなということです。骨折よりも、捻挫に近く、歩くことはできますが、触ると痛いです。頭はうっていません。しかし、公園での話はこんな状態に見えていたんですね。写真を見てよくわかりました。100人位で公園にいたから、他から見たら、少し異様かもしれませんが。。。皆様、ありがとうございました。
この岡山トークは、ふたを開けてみたら、地元の方の参加が多くて、これまでの岡山と状況が大きく異なっていました。避難者の避難疲れというワードも岡山では言われます。
ある女性の方と偶然にお話しました。この被曝問題で懸念を持っている女性です。
「私は、この被曝問題の認識を増やすために、力があって、協力してくれる相手だったら、悪魔でも手を握るべきだと考えていますよ。この後に、どういうふうな獲得目標というか、木下さんの最終イメージはどこにあるのですか。」と突っ込まれます。
こういう方でも、避難ということを踏まえて、3年という時間経過があると、いろんなことがあるそうです。
「もう3年経ったから、帰ろうと思うけど、どうなんだろうと相談されますよ。お子さんの数値が悪くても、それを考えたくもくないみたい。そういう避難者もまわりにいますよ。」
「私も身内で大事な人間を説得できない。その関係の中で、ぎりぎりの感覚で妥協して関東には戻ることもあります。でも一週間いたら、体が持たない。肺に相当な圧迫感まで感じる。そうして苦しむ私を見せることで、相手にわかって欲しいとおもうんですが。」
原発事故から3年以上が経過して、こうした避難者の状態は、深刻度をましていることもあります。特に母子のみで避難している女性達には。
進むも退くも、厳しい状態ということです。
そうした厳しい状態は避難者ばかりではありません。
金のなる木を産む筈だった「除染ビジネス」。しかし、そんな甘いことばかりでも無いようです。
信用調査会社などによりますと、去年設立されて、半年で億を超える売り上げを出していた、郡山市の除染会社が、自己破産の申請をしたそうです。下請けの下請け構造に、除染ビジネスも甘みを失い始めています。委託費用や危険手当が減り始めているのに、高額の賃金を確保しないと、当然あつまらない作業員。
こうした構造で、やりかたをミスると追い詰められるのが、「除染ビジネス」でもおき始めているのは、3年という時間経過のあらわれと思います。
意味のないガラスバッジ外部線量を適用して、除染さえも止めようとしているのが、政府感覚ですから。除染というのも、地元に何かの納得感や経済メリットをもたすことでの方便でしかなかったわけです。その方便も3年というハードルを超えると必要が無くなったということが如実に見えてきている状態だと僕は思います。
========================================================
横須賀で初開催!
【9/6日(土) 木下黄太 講演 IN 横須賀】
場所:横須賀文化会館 中ホール
http://www.yokosuka-bunka.info/culture/bunka_about.html
18時半受付/19時~ 21時半。
※座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。
======================================================
まったく基礎の講座を名古屋開催!
【9/7(日)『放射能汚染対策、基礎の基礎』 木下黄太講演 IN名古屋】
福島第一原発事故から三年が経過した2014年の夏、改めて「放射能防御の基礎中の基礎」について、放射能防御プロジェクト立ち上げ人として最前線で活躍する木下黄太が語ります。
13:30開場 14:00開演
名古屋市女性会館 視聴覚室 (イーブルなごや 中区大井町7-25 地下鉄「東別院」1番出口徒歩3分 )
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/191843/
問い合わせ nagoyanonuke@gmail.com
========================================================