「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「チェルノブイリ後より遥かに困難な日本の状況をできるだけ小さく見せる日本人」バンダジェフスキー語る。

2013-06-26 06:01:25 | 福島第一原発と放射能

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

   開場13:40 開演14:30   場所:新宿文化センター 大ホール

e+お申込⇒PC用購入ページhttp://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

 携帯用購入ページhttp://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

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 「我々の仕事は福島の大災厄のあとに大変意味が深くなった。日本の状況は極めて厳しいものだ。破局的だとさえ言える。チェルノブイリ後の我々の状況より遥かに困難なのに、日本人はこの悲劇をできるだけ小さく見せようとしている。」

http://chernobyl-today.org/index.php?option=com_content&view=article&id=80:2011-12-23-15-20-28&catid=19:news&Itemid=35&lang=fr

 ウクライナの雑誌インタビュー記事で、2011年の終わりには、このように語っていたバンダジェフスキー博士。今回の講演では、この点、特に、日本人がこの悲劇をより小さく見せようとしている観点でも、少し話をしてもらいたいと考えています。彼も、前回ははじめて来日し、日本という国をよく知らないまま踏込んで発言をし続けていました。今回は、二度目の来日ということですから、より日本という国の状況を踏まえて発言もできると考えています。その点で、今回、あえて新潟講演からスタートすることにしたのは、新潟の福島避難者の状況を具にみて欲しいと思っているからです。新潟講演は会場内との質疑応答の時間を、すこし多めに取りたいと考えています。福島の人の声を極力多く拾い上げたいと考えています。そうしたことを博士にぶつけることによって、チェルノブイリをベラルーシで経験しているバンダジェフスキー博士が持つイメージを福島避難者に届くでしょうし、福島避難者側の今、おきていることを彼に伝えるべきです。そうなると、バンダジェフスキー博士の意識の中で、福島大災厄の様相がより鮮明になると思います。こうした様相を理解していくことが、次になにがどうつながるのかという事しかありません。

 しかも、悲劇は避難すれば終わるものでもありません。残念ながら。

 避難しないと悲劇がさらに増すだけですから、少しでも、悲劇を減少させるために、避難はおこなわれるだけです。そこで、致命的な悲劇を避けられても、いろんなことは今後の人生にまとわりつくのは致し方ありません。ある意味、そうしたことが人生の本質にもなります。その本質を踏まえて、それでもどれだけよりよく生きていけるのか、僕はそこにしか突破口はないと考えています。

 新潟での講演のみならず、岡山や福岡など、避難者の多い地域の講演では、こうした観点からも、バンダジェフスキー博士は語ると思います。今、避難者の方々が恐れずに聞くべきお話になると理解しています。

 さて、投稿コメントの中で、精神疾患という図式を立てた方がいます。「統合失調症の支配層とそれに迎合する人たち VS 支配層の狂気に対抗するなかで狂気に巻き込まれて神経症に陥った人たち、という二項対立の図式」ということを書いていました。現在の日本を見ていると、本質的な問題は全てにおいて回避し続けています。僕は分裂というよりも、こうした乖離的な症状に近い状態が、この国の支配層も含めて、特に首都圏の多くの人におきているのではないかと推察します。事実を見ないで、違う状況であると思い込んでいる訳ですから。統合失調症の様な状態まで、呈している人もいるでしょうが、こうした状態が社会を全体に支配しているのは、戦後ははっきりとは認識されていない事柄だと思います。特に、これが関東と南東北で顕著におきている。

 確かに、体制側がこうしたスタンスを取ると、現実に相対する人々が正気を維持するのも、相当、難しいと思います。しかし、本来は、2年の時間が経過したのですから、落ち着いて対応策を考える時期になっています。はっきり言って、間にあわないものは、間にあわないのです。ある意味で、そうした踏ん切りを付けて、しかもそうしたある種の禍禍しい渦に巻き込まれないように、その人達が行動していくほかはありません。

 神経症的な様相を呈している人は、その距離感やバランスを欠いている人達で、そういう人達も、勿論犠牲者でもあります。しかし、これも厳しい言い方をすれば、そのバランス感覚を欠いていることは、本人の資質やこれまでの生き方が大きく左右するものだと理解しています。であるならば、神経症的な様相を呈している人達とも、そうでない方達は、距離感をきちんとあけることが大切です。実は、こうしたバランスを欠いている人達と、シンクロしていくと、間違いなく自分自身のバランスも崩れていきます。

 狂気というのは伝染力が強いのですが、今回は体制側は、乖離がおきている位なので、まわりはそこに精神的に同調するというよりも、違和感を覚えている状態が、実は強くなります。本当に正常であればあるほど。そして対応は、違和感を感じていることを顕すのか、さらに行動するのか、黙るのかの違いと思います。大概の人は黙ります。日本人という資質として。これが悲劇の大きな誘因になると思っています。

 むしろ神経症的な症状でバランスを欠いている人たちの方が、意志が強く、声が大きく、伝播力が強いです。被曝に関しての意識が同じだからといって、こうした人達の方の警戒を怠ることが皆さんも多くなります。しかし、むしろこういう類の方たちに対して、僕は遥かに警戒が必要と認識しています。全てをこういう人達は壊して平気だったりしますから。

 あからさまな敵側よりも、実はみなさんの脅威になっていると、僕は思います。多分、これは昔からそういう状態だったのですが、3.11.後にあからさまに見えるようになっているだけだと僕は思います。浮き彫りになっただけなのです。


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「放射性セシウム汚染地域に住む子どもにも、「きれいな」地区に住む子どもにも体内にセシウム137が蓄積していることを示した。どちらの子どもにも高い頻度で心電図異常が見られる(被験者の50%以上)。バンダジェフスキー博士2013専門家セナー(京都&東京)テキストより(仮訳・鋭意翻訳中)


*セナー両会場とも、一般の方で関心のある方の参加も可能。大会場の講演会場と異なり、セナーは、直接、バンダジェフスキー博士と話す機会があります(人数限定の為)。

【7/14(日)京都 専門家&医師向けセナー】

9:00開場。9:30~16:30終了。 17時半迄延長可能性。逐次通訳。開催場所は京都駅至近、キャンパスプラザ京都。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/96723/

 

【7/21(日)東京 専門家&医師向けセナー】

 9:10開場。9:30~16:30。逐次通訳。恵比寿駅5分の会場。

詳細・参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/97131/

*両会場とも、電話申込も可能です。 080-8051-3045(11時~19時 木村) 

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僕が、随時更新作業を続けています。 

バンダジェフスキー博士2013日本講演公式HPhttp://bandazhevsky.jimdo.com/

 専門家セナーチラシ⇒http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7/

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福島避難者と福島県民は無料です。

【7/11(木)バンダジェフスキー博士新潟講演 with 木下黄太】

開場:13:30~/講演:14:00~16:30頃迄に終了予定

会場:東区プラザ/ホール(定員300名)  新潟市東区下木戸1-4-1(東区役所2階)

  参加費:1,200円 中学生以上。

福島の方は無料(新潟講演の。当日、何かわかるものをご提示ください)

託児:下記までお問い合わせください。

お申込・お問合せ先: E-MAIL:hepati@msn.com 電話: 080-6607-6940(阿部)

(参加者のお名前、人数、ご連絡先、お子様などがいる場合はそれも明記して、できる限りメールでお願いいたします。福島の方は、その旨もお伝えください。電話は常識的な時間で対応可能)

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福岡講演、「こくちーず」予約=前売り扱い、人数限定。

【7/12(金)バンダジェフスキー博士福岡講演 with 木下黄太】

場所:福岡市立早良市民センター大ホール 福岡市早良区百道2-2-1  地下鉄藤崎駅前至近

時間:開場18時  開演19時 21時15分終了予定

前売:1200円 当日:1500円

こくちーず経由の申込も、前売り料金扱いで会場対応致します。必ず確認メールの画面をプリントアウトか携帯画面でお示し下さい。人数限定の対応です。お急ぎください。

くちーず申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98019/

e+PC用購入ページ

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002102855P0050001P006001P0030001

e+携帯用購入ページ

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002102855P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO

問合せ先 infohukuoka@gmail.com

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岡山講演も前売り扱いの「こくちーず予約」開始、150人限定。

【7/13(土)バンダジェフスキー博士岡山講演 with 木下黄太】

 開場13時半 開演14時

◎会場 岡山県総合福祉会館 大ホール    岡山市北区石関町2-1

◎料金 前売1,200円 当日1,500円

※前売券が事前に完売した場合、当日券の販売は行いませんのでご了承ください。

※座席が必要なお子様は、大人と同一料金が必要です。
※託児やキッズスペースの用意はございません。

 ◎こくちーずでネット予約(150人限定)

  http://kokucheese.com/event/index/97677/

 上記サイトで予約して頂いた方は、当日会場で前売り料金で入場できます。

 ※申込完了メールが予約票の代わりとなります。

 プリントアウトか携帯電話のメール画面を当日ご提示下さい。

 ◎電話予約

  フリーダイヤル0120-240-540 カンフェティチケットセンター 平日10時~18時

 ※予約時に払込票番号をお伝えしますのでメモをご用意下さい。※予約有効期間内に、払込票番号を持ち、セブンイレブンのレジでお支払い。※お客様の都合によるお支払い後の変更・取り消しは出来ません。※手数料210円が別途必要です。

 ◎お問合せ先 bandazhevskyokayama@gmail.com

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 京都講演・午後(昼)は満員です。夜の部にお申込下さい。

  京都講演、夜の部は受付中。

【7/15(月・祝) 夜 バンダジェフスキー博士京都講演 with 木下黄太】

17:30受付開始。18:00スタート。 途中10分休憩。20:15頃終了予定。

場所:ひと・まち交流館 京都 大会議室 参加費1500円当日支払いの

詳細&参加申込⇒http://kokucheese.com/event/index/98253/

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徳島講演、四国唯一の開催!

 【7/17(水)バンダジェフスキー博士徳島講演 with 木下黄太】 

  18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

 ・メール申込:info@panda.eek.jp 

 「申込者のお名前、参加人数、参加者全員の名前、電話番号が必要事項」

 ・ネット申込

  http://kokucheese.com/event/index/96047/

 ・前売りチケット販売。小山助学館、平惣各店など。

 日時 7月17日(水) 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

  料金 前売り&予約1200円 当日1500円  定員300名 座席のいらない幼児は無料

 保育無しですが、一時待避用として和室を借ります。(音声だけでも流せないか検討中)

 電話問い合わせ 070-6434-6318(柏木)

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2013-06-26 07:53:53
「放射性セシウム汚染地域に住む子どもにも、「きれいな」地区に住む子どもにも体内にセシウム137が蓄積していることを示した。どちらの子どもにも高い頻度で心電図異常が見られる(被験者の50%以上)。」

食物による内部被曝でしょうか?それとも他に何かあるのでしょうか?この文章とても気になります。沖縄にいるので講演会には参加できません。DVDや何か知るすべがあったら嬉しいのですが
返信する
質問 (月桃)
2013-06-26 18:35:15
木下さん、いつもありがとうございます。
汚染国に来て

博士に一つお伺いしたいことは、
食品以外の製品、日用品など国産のものは今後気をつけた方が良いのでしょうか?漠然としたくくりで申し訳ございませんが、何かあれば是非ご教示頂きたく存じます。
返信する
Unknown (Unknown)
2013-06-26 21:07:13
西日本、九州に移住すればマシ、多少安全?
その感覚はもう古いと思います。
大阪近隣在住。

ガレキ始まってから、限界です。
休止期間はマシでした。
再開してから体調悪化。気付いた人から海外へ。
返信する
Unknown (心配)
2013-06-27 11:27:26
当方、大阪市在住です。

まだ学生なのですが、先月、瓦礫焼却などもなにも考えて
いない学校の先生が、「最近、朝起きると鼻血で顔が
血だらけなんだよね、みんなはどう?」と言っていました。

周りの生徒は、?と言う感じでしたので、そうではない
のだと思います。

その先生は、しょっちゅう出張で東京にも行ったり
来たりしていて、江戸川区によくいくそうです。

私は、一時は鼻をかむと血が混じっていましたので
すごく心配していたのと、毎年5月に咳が止まらなく
なるのが恒例で、今年も止まらなくなりましたが、
毎年のことなので、瓦礫の焼却よりも、黄砂などが
原因かなと思っています。

木下さんがおっしゃっていた一時瓦礫の焼却を
ストップしていた時期は、空がきれいな青色で
びっくりしました。今はまた天気が荒れてるのも
ありますが、どんよりです。

最近、ぽろぽろと福島関連のニュースが再びでて
きていますね。
子宮頸がんワクチンも、GMO製品も、やっぱり!!
というような情報が最近でてきています。
結局、やっぱり危険でしたーってなりそうな雰囲気で
怖いです。
返信する
質問 (移住準備中)
2013-06-27 16:39:24
放射性核種の人体への侵入経路と、その割合について「チェルノブイリ被害の全貌」第13章には「放射性核種の94%は食物、5%は水、1%は呼吸を介して体内に入る」とありますが、東大の村上周三名誉教授は「人間が取り込む環境化学物質の83%は吸気から」と述べています。
この点に関して、博士ご自身の見解をお聞きしたい。
返信する

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