「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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七月、中野区の保育園で園児の三分の一が体重減少。「極めて珍しい」という文言

2011-09-22 01:30:41 | 福島第一原発と放射能

 中野区にある公立の保育園の情報です。園全体で九十人規模の大きさだそうです。毎月体重測定をしているそうですが、七月の測定で、全体のおよそ三分の一にあたる29人の園児が、前の月より体重が減っていたということです。この園では、この事態を考慮して、「暑さ、感染症、夏風邪が原因かも」といいながら、成長期に背が伸びて、一時的に体重が減ることがあるが、全体として減ることがこれだけ目立つのは極めて珍しいといっているということです。この保育園は、給食で、牛乳もあるそうです。前に書いた子どもの体重減少というのは、チェルノブイリでもよくみられた現象です。小さい子供たちの、全体としての体重減少が本当におきているのなら、要注意だと僕は思います。御自身のお子さんだけでなく、まわりのお子さんも含めて、大量に体重減少がおきていないのか、確認をしてください。こういう幼稚園や保育園などで大きくこういう現象が他にもおきていないのか気にはなります。

 お話をして頂いた、おかあさんのお子さんは半年でちょっと減っているそうです。下のお子さんは、5月で14.2kg、6月から8月は14.0kg、9月になって14.4kgになったそうです。2才児です。

 別の報告です。「都内の三十代女性が311以降の妊娠。 夏、「妊娠初期」と言っていた彼女、翌月に『無脳症』と 診断され中絶堕胎した。」ということです。無脳症というのは、こんなにありふれておきるものなのか?という僕の疑問が強まります。何例も話がきてしまうと。

三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp


 

 

 

 

 

 

  ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

 

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明日9/23(金・祝)と9/24(土)に広島県の福山市と尾道市で講演会に伺います。 ご関心のある方はおいで下さい。24(土)の夕方には名古屋付近でトークミーティングもあります。

木下黄太講演会 IN 福山・尾道
「放射能ほんとうに大丈夫?」
 

『東日本大震災が西日本に与えた影響、未曾有の大震災と原子力発電所の事故から半年あまり。お米や牛肉の汚染や、震災廃棄物の広域処理など「心配ありません」と言われているけど本当に大丈夫なの?
震災以降独自の取材を続けておられる、木下さんをお迎えして、実際の現場から見えてきたものをおうかがいします。』
 
9月23日(金・祝)
午後5時30分~8時(開場5時)
広島県民センターふくやま文化交流室
住所:福山市東桜町1番21号(福山駅より徒歩5分、市役所北側)
TEL:084-921-9200
参加費:500円(資料代含む)
定員:120名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 福山、申し込みは極力メールでおねがいします。
080-5609-1651
メール:
hukuyama9@gmail.com(にった)

9月24日(土)
午前10時30分~午後0時30分 (開場10時15分)
尾道商業会議所記念館2F議場
住所:尾道市土堂1-8-8(JR尾道駅より商店街を徒歩5分)
TEL:0848-20-0400
参加費:500円(資料代含む)

 定員:75名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 尾道、申し込みは極力メールでおねがいします。
090-9148-2155
メール:
hamadendenden@mail.goo.ne.jp(浜本)

 

 

 名古屋近辺に9/24(土)とんぼ返りして、トークミーティングをおこないます。僕が到着する前に、放射能測定器の解説会もおこないます。
 
放射能防御プロジェクト中部 トークミーティング
 
 
9/24(土)の16:00スタート19:00終了
会場:愛知県あま市甚目寺観音法花院(甚目寺という、愛知では名刹の境内です)
 
参加費:五百円  当日直接おいで下さい。
 

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10/1(土)東京・立川市で講演会。 10/2(日) 千葉・印西市で講演会。

 

◎立川講演会 『被曝から子ども達を守る為に今、私達が出来る事』

日程・10月1日(土)
場所・東京都立川市 アミュー立川(立川市民会館)5階第一会議室
立川市錦町3ー3ー20  (無料駐車場が会館に隣接してあります)
最寄り駅・JR立川駅  南武線西国立駅

時間・受付13時半から 講演14時~16時

参加費500円

参加ご希望の方は、連絡先・田口
kabu@auone.jpまでご連絡下さい。

◎印西講演会 放射能から子供を守る!木下黄太講演会開催決定!!
10月2日(日)木下黄太氏を千葉・印西市に迎え、講演会を開催します。
放射能の問題について、次々と具体的な対応を打ち出す近隣の自治体を尻目に、
対応方針を明らかにしてこなかった印西市もようやく重い腰を上げ、8月29日に
「放射線等に対する対応についての基本方針」を公表しました。まずは一歩進んだことに感謝です。

印西の子供たちを放射能による健康被害から守ることができるのか。
子を持つ親は、そして地域は何をすべきなのか。
講師の体験談を聞きながら、いっしょに考えてみませんか。

【日時】平成23年10月2日(日)
開  場:14:00
開  始:14:30
終了予定:16:30
【場所】印西市文化ホール 多目的室
千葉県印西市大森2535番地
TEL0476(42)8811
【定員】90名
【会費】500円 
【アクセス】・JR成田線木下駅から徒歩15分
・北総線 千葉ニュータウン中央駅よりちばレインボーバス木下駅行き15分 市役所前下車すぐ
【駐車場】駐車のスペースが限られておりますので、お越しの際はできるだけ公共交通機関等をご利用ください。
【主催】放射能から子供を守る会@印西
    ブログ(
http://ameblo.jp/inzai-mama/
    申し込み・お問い合わせ先(
inzai.mama@gmail.com

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講演依頼など、様々な問い合わせは、まずメールでお願いします。また、具体的なご相談も、コメント欄でなく、直接メールしてください。僕と話したい方は、直接メールが早いです。スカイプや電話でも対応しますから。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 


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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (熊本人)
2011-09-22 03:54:13
当方九州在住です。
記事内容とは少しずれますが、先日関東周辺では集団熱中症(体育祭の練習等)が多発したという報道がされていましたが。
ニュースを見ながら私は非常に違和感を感じました。

今年も確かに暑いし、特に今年の夏は節電が大きく影響したことは否定できません。
病院でも熱中症と簡単に判断し、マスコミもそのように報道するでしょうけど、放射線障害の影響がそういう形でも現れる可能性はあるのではないかと思ったのです。

しかし、熱中症が余りにも多くないでしょうか?
その点においても非常に危機感を感じています。
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無脳症発生率 (1000人に7人)
2011-09-22 07:30:01
ちょっと怖くなりますね。
年間にすれば確かに7000人~1万人の胎児がかかる病気なので、医師は「珍しく無いんですよ」と言いますが、全体で見たらです。
この手の話しは普通しませんから、木下さんの所に上がる声は全体の1万分1にもならない筈なのに、何人もいるのは不自然と言うべきでしょう。
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中野区民(脱出予定) (Unknown)
2011-09-22 08:29:24
中野区は東京23区で3番目に貧乏な区です。何も望むことはありません。逃げれば良いだけの話です。
娘(25歳)は4月に避難させました。それでも遅かったかな、と心配ですが。
国保の遠隔地保険証の件で区役所に電話したとき、発行理由を「原発からの被曝を避ける避難のため」と伝えました。
「は?避難ですか?」しばし沈黙。あの数十秒の沈黙が相手(若い女性職員)にとってどう受け止められたか今でも気になります。
一笑に付されたか警鐘になったのか。
近所で幼い子供を見かけるたびに胸が痛みます。

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気になる症例のまとめ (こにゆみ)
2011-09-22 08:55:06
ご存知の方も多いと思いますが、
医師の方のブログで、気になる症例をまとめていらっしゃいます。
しばらく前から見させてもらっていますが、有意義な情報満載のブログです。

http://onodekita.sblo.jp/article/47851102.html
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「無脳症児をめぐる医学的・倫理的・社会的・法的諸問題」より一部抜粋(1998-10-30) (Unknown)
2011-09-22 10:07:32
無脳症の発生頻度は、地域、人種等により格差が認められる。
出生1000に対し、アメリカでは0.72~0.74%、日本では0.64~0.78%、そしてイギリスにおいてその発生頻度は高く3.3~6.4%と報告されている。

単純計算では、日本では1年間に推計800~1000人の無脳症児が存在する。
日本における先天奇形発生頻度としては、口唇裂、口蓋裂、口唇・口蓋裂についで4番目に多い奇形である。

母体の年齢別外表奇形発生順位では、母体年齢20~34歳の第1位である(1972~1991年の集計による)。
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子供たちの健康 (祈り)
2011-09-22 10:21:28
木下さん、いつもお世話になっています。

「放射線の影響は、ニコニコ笑っている人には来ないことが動物実験で明確にわかっています。

毎時100マイクロシーべルトを超さなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。

だから、(子供たちには)外でどんどん遊ばせてもいい」。

耳を疑うような発言を繰り返した山下俊一氏。単なる事態の矮小化のためではなく、裏があるようです。

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-886.html

やや陰謀説に傾いたサイトかもしれませんが、子供たちの健康や命より利権を優先する恐ろしい動きが垣間見えます。真っ先に避難させるべき福島や周辺の子供たちを、どうすれば守れるのか、涙が出ます。
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Unknown (はる)
2011-09-22 10:30:05
はじめまして、いつも拝見させて頂いています。木下様のお気持ち、大変に察する所がありますが、この放射能汚染の問題がすでに、解決不能である事が正解なんだとかんがています。だからといって関東を中心とする全域に避難勧告など現実的に無理で、食品の制限基準なども、同様にパニックを誘発するんじゃないかとかんがています。国のちぐはぐな対応からはかなり、深刻にまたは、正確に今の状況を把握しているとみて間違いありません。でも、本当にパニックが起きたらどうしますか?。食べ物の奪いあい、無政府状態、それは日本全土に及ぶかもしれません。その事に関してどう思いますか?私は現政権がきちんと対応しているとは思ってはいませんが
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君死にたまふことなかれ (よさのあきこ)
2011-09-22 11:55:36
日本政府が福島の放射能汚染物質を日本中に拡散させているのは、単なる無知ゆえか、それとも何らかの意図があるのかを考えていましたが、最近アップされた動画の中でバスビー博士が以下のようなコメントをしているのをみつけました。

*要約
日本政府は近い将来、放射能汚染地域で白血病、癌、心臓病を発症した子供達の親が、病気の原因は福島第一原発による放射能汚染だとし、日本政府に対して集団訴訟を起こすであろうと予想している。
訴訟の根拠となり得るのは、「(本来なら)汚染されていない地域(西日本など)との罹患率の差」である。ところが放射能汚染物質を日本全国に拡散して日本人全体の白血病、癌、心臓病の罹患率を上げてしまえば、罹患率の地域差がなくなり、訴訟において日本政府は有利となる。
日本政府はこの目的のために放射能汚染物質の日本全国への拡散を行っていると思われる。

(つまり白いハンカチの黒いシミを隠すためにハンカチ全体を黒く塗りつぶして、そんな黒いシミは最初からなかったんです、と言い逃れようとしている。)

http://leaksfree.com/2011/09/urgent-info-japan-fukushima-radiation-what-is-being-done-youtube/

この動画の中でバスビー博士は福島の子供たちのために自ら立ち上げた以下のサイトを紹介しています。日本語で書かれていますので、子供を持つ親には非常に有益な情報が沢山あると思います。

Christopher Busby Foundation for the Children of Fukushima

http://www.fairewinds.com/ja/updates

巨悪とはまさに巨大な悪意だ、と思うこの頃です。
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大ボヤキ大会 (怒髪天)
2011-09-22 12:39:30
週刊新潮 9/29号


奈良林直(北大 大学院) 三橋紀夫(東京女子医科大) 澤田哲生(東工大) 松本義久(東工大)

奈良林直 「放射性廃棄物は保管できるが CO2は回収できない」 (奈良林先生は東北 及び 首都圏にたまりまくってる放射性廃棄物を『回収して保管できる』そうです。是非 北大にお願いしましょう

「山下俊一先生も…医学的知識に基づいて正確に発言した結果 吊し上げられた」(そりゃ お気の毒)

「牛乳を捨てたのは間違い! チーズにすればよかった。1年経てば放射性物質は減衰し 安心して食べられるようになる」(メグミルク特濃でチーズ作って プレゼントしてあげましょう)

(北大 大学院ねぇ…近頃の大学院って『就職浪人収容所』ですから…)


三橋紀夫「チェルノブイリでは甲状腺ガンでは9人しか死んでません」 「紫外線の方が危ないのに放射線になると急に神経質になる」 (東京女子医大ねぇ、また 厚労省から 特定機能病院の取り消しを受けないように気をつけないとねぇ)


小心者っぽい松本義久は置いといて 澤田哲生はずるい! 座談会なのに 微妙に言質を取られないような発言ばかり、様子を見て『手のひら返し』の術を繰り出すつもりか?


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今日〆切!経産省パブコメ (NAKASIMA)
2011-09-22 12:51:57
経産省が、東京電力の会計規則を改正することについて、パブリックコメントを募集しています。知りませんでした・・・。

この改正案は、原発事故の賠償の負担金を実質的に電気料金の原価(営業原価)に組み込むもの。原価に組み込めば、自動的に電気料金に転嫁されることになるとのこと。

今日までです。どうぞご意見を!!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620111033&Mode=0

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