ミンスクにおける子供の疾病について驚く報告。2008年のものです。ミンスクは放射線管理地域に入っていません。およそ300Bq/kg程度の汚染エリアだろうと思われます。東京23区よりも汚染は低いとみられます。
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ミンスクにおける子どもの疾病経過
2008年4月20日(日)23:26発表
チェルノブイリ – 17年後
「汚染されていない」地域において明らかな疾病の増加
1997年から2001/2002年にかけて、ミンスク市のある病院が異なる家庭環境の子ども達を対象に定期的な健康調査をおこなった。長くミンスク市に住んでいる家庭の子ども(ミンスクグループ)と、チェルノブイリ事故後にミンスク市に移住させられた家庭の子ども(移住グループ)を比較した。
いずれのグループでも、疾病の増加は愕然とするほど明白である。移住グループの子ども達における影響は、より深刻である。
このことは以下のデータが裏付けるものである。
腫瘍の頻度 (0〜14歳までの10万人の子どもを調査)
1997 1998 1999 2000 2001
ミンスクグループ 299.4 298 427 503 496.7
移住グループ 1068.8 1004.7 1015 903 1106
気管支喘息の頻度 (0〜14歳までの10万人の子どもを調査)
1997 1998 1999 2000 2001
ミンスクグループ 675 790 909 1000 1118
移住グループ 1058 979 1176 1006 2000
慢性疾患を患う子どもの数(%)
1997 1998 1999 2000 2001
ミンスクグループ 15.5% 16.7% 21.0% 22.2% 23.6%
移住グループ 29.0% 33.2% 40.1% 43.7% 50.5%
身体障害児および身体障害の前段階の子どもの数(%)
1997 1998 1999 2000 2001
ミンスクグループ 0.9% 1.2% 1.1% 1.16% 1.3%
移住グループ 1.3% 1.4% 2.4% 2.7% 3.0%
完全に健康な子どもの数(%)
1997 1998 1999 2000 2001
ミンスクグループ 6.4% 4.5% 3.8% 3.5% 3.7%
移住グループ 3% 3% 2% 0.9% 0.3%
以上のデータについて、移住グループの子ども達の非常に多くがミンスク市で生まれているにも関わらず、ミンスクグループの子どもよりも病気になる頻度が高いのは何故かという疑問が沸く。
これは、年齢の高い子ども達は幼少期に原発の近くに住んでいたため、また、年齢の低い子ども達は成人したチェルノブイリ被害者の子ども達であるためと考えられる。
また、移住グループの子ども達は学校の長い休みの間、汚染された地域に住み続けている祖父母や親戚の家で過ごすことが多く、経済的困窮から汚染地域の食品を大量にミンスク市へ持ち帰っていることも原因と見なすことができる。
しかし、ミンスク市その他の「汚染されていない」地域出身の家庭の子どもたちの健康状態が継続的に悪化しているのは何故だろうか。1986年の事故当時に、ミンスク市とその周辺は放射性降下物の影響をそれほど受けなかったとされているが、それは間違いなのだろうか。ミンスク市およびその周辺で売られている食品は、当局が主張しているように安全ではないのだろうか。
以下の調査結果は、両方のグループの子ども達を合わせた数字である。子ども達の健康状態が悪いことを上記データに加えて証明するものである。
様々な疾患の増加(%)
1997 2001
骨および筋肉の病気 1.3% 2.9%
心臓疾患 13 % 22 %
眼の異常 17 % 24 %
腫瘍 4.9% 10 %
内分泌障害 6.4% 8.7%
悪性腫瘍および脳腫瘍の頻度 (10万人の子どもを調査)
1997 1998 1999 2000 2001
悪性腫瘍 57 73 77 104 121
脳腫瘍 15 20 25.8 46 56
奇形および先天性の心臓疾患 (10万人の子どもを調査)
1997 1998 1999 2000 2001
奇形 1191 1366 1374 1683 1906
心臓の欠陥 706 895 950 1287 1504
2001年にこの病院で生まれた856人の新生児のうち、完全に健康だったのはたった3人だけだった。
甲状腺疾患(甲状腺炎)および甲状腺にしこり (1000人の子どもを調査)
1997 1998 1999 2000 2001
甲状腺炎 0.48 0.5 3.4 6.76 29.4
甲状腺しこり 0.96 1.8 3.4 4.0 25.9
これらの驚愕的な数字は首都ミンスク市で得られたものである。この事実を報道するベラルーシの新聞、ラジオ、テレビはない。ベラルーシ政府は、チェルノブイリ事故の影響は克服したとしている。4月にミンスク市でこの問題の管轄機関を訪れた「チェルノブイリの子どもたち」に対し、当局はそれを何度も強調した。最新の調査状況に関する情報は公表を差し止められている。
もう一度強調するが、ミンスク市は汚染されていないと見なされている地域である。モギリョフ州やゴメリ州などの放射性降下物に重度に汚染された地域で比較調査をすれば、どれほどの結果が出るであろうか。
エーファ•バルケ
(翻訳 Eisberg)
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江東区の講演会は定員のため受付終了です。定員を当初より百人以上増やしましたが、これ以上は不可能ということです。
そして昨日、私は【原発なくそう!九州玄海訴訟】の原告に加わりました。(まだ送金して、書類を送っただけの段階ですが、自分にもこんなことができるのだと感激しました)
http://no-genpatsu.main.jp/index.html
すべての原発を止める一環として玄海原発を止めることに賛同される方なら、5000円(訴状に添付する印紙代等に充当される)で、誰でも原告に加われます。1万人以上が目標=まだ千人にも満たないようですが、募集は続いていきます。
私のように東京から参加でもOK。私は傍聴はぜひしたいですが、義務ではありませんし、無理せずあちらに移ってから行こう!と決めております。
今九州に縁のある方もない方も、どうかご参加を!!玄海をはじめ、日本中の原発を止めましょう!!
小出氏の見解
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(小出氏)
私は埋めてはいけないと言ってきました。
もともと放射性物質というものを産業廃棄物処分場に埋めたりする、そのことがいけないことだったわけです。
ただ、どうしようもない状況で、国の方はそれぞれの自治体で勝手に燃やして勝手に埋めろと言ってるわけですけれども、どっちも正しくありません。
今現在の各自治体の持っている焼却施設で燃やすようなことをすれば、放射性物質は空気中に飛散していく可能性が強いですし、埋めてしまえばもう取り返しがつきませんので、埋めてはいけません。
ですから、私は基本的には今の日本の国の指示に、全て反対です。
ただしですけれども、この番組でも私は聞いていただいたと思いますが、膨大に既に・・・存在してしまっている震災瓦礫をこのまま放置することはできないと私は思っています。
私が何よりも望んでいることは、子供たちを被曝から守るということです。もちろん、大阪の子供たちも被曝から守りたいですし、各地の子供たちも守りたいですけれども、福島の子供達だって、私の願いの中には含まれています。
今のまま放置しておくような、瓦礫を放置しておけば、福島の子供たちに被曝がますます集中してしまうと思いますので、何よりもすばやく行動をとらなければいけないと思います。
一番大切なことは、福島現地に専用の焼却施設と早急に作って、そこで焼くということです。
専用の焼却施設を作るべきと。それにはやはり特別な施設が必要だってことですね?
(小出氏)もちろんです。ただし、それだけでは到底もう間に合わない状況がありますので、私は各自治体で引き受けるべきだと実は言ってきて、皆さんから怒られ続けていますが、子供たちのトータルの被曝を少しでも減らすためには、それしかないと私は思っています。
ただし、そのためには国が言っているようなやり方はダメで、現在の焼却施設に、きちんと排気系統に放射能と除けるようなフィルター等を取り付ける必要があります。その上で焼くことは、私は受け入れざるを得ないと思っています。そして出てくる焼却灰は、各自治体で埋めてはいけません。それはもともと東京電力、福島第一原子力発電所の原子炉の中にあった東京電力のれっきとした所有物が、今汚染物として出てきているわけですから、東京電力にお返しするのが筋なわけですし、これから福島第一原子力発電所の事故収束のために大きな石棺をつくったり、地下に遮水壁を作ったりするために膨大なコンクリートが必要になりますので、その原料に使って、福島第一原子力発電所に持ち帰るのがいいと思います。
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小出先生は今はっきりと「子供の被爆の痛み分け」をすすめているのです。あまりにもショックでした。脱原発・反原発の姿勢を小出先生から学んだ人も多いと思います。木下さんもインタビューに行かれていますし、全国の原発を廃炉にしたいという人たちの根拠となってたと思います。
きのう放射能防御プロジェクトの医師による瓦礫受け入れ反対の記者会見を見ました。
やはり、医師のお墨付きは心強い。
でも小出先生は医師の立場ではない。
そして、「子供全体」を「自分の子ども」でないという思想で生きているからあの発言になると思いました。たしか小出先生は「そもそも子どもというのは生まれてきても死ぬかもしれない存在、だからもしそうなっても、思い入れないようにあえてどこにでもあるようなありふれた名前をつけた」というような意味のことを著書の中で書いています。
実際、お子さんがひとり先天性の病気で亡くなっています。
小出先生の反原発の姿勢はすばらしいし、共感するけれど、自分の子供に関する愛情の持ち方を今回の瓦礫の問題に反映してはいけない。
世の中には不妊治療の末、やっと生まれた子供もいます。
子どもが親より先に逝くことを前提になどしていません。それほどまでの汚染が環境中にでてしまったということでしょうが、それを広げない努力と英知が今を生きる大人に求められているのです。国内の汚染が少ない地域、諸外国、地球にすむ多くの生き物に対しても、責任があるのです。
全国の子供を守るためには福島の子供を、つらいことですが強制的に集団疎開させたうえで瓦礫を封じ込めるべきです。
瓦礫は、放射性物質だけでなく、化学物質、泥、雑菌その他などが、まだらについた状態です。とても分別はできませんし、正しい線量の測定も不可能です。
瓦礫は使用済み核燃料と違って、崩壊熱を出していませんので焼かずに埋め立て処理するしかないと思います。
(使用済み核燃料は、小出先生の言うように埋め立てず、人の目で見て地上で管理しなければならないと思います。)
そして埋め立てたところは政府管理区域にするしかないと思います。
↓
http://blog.livedoor.jp/aoyama211111/archives/52204773.html
「被曝の痛み分け」を拒否することは、「わがまま」でもなければ、「利己主義」でもなければ「福島差別」でもありません。
日本国憲法第25条にある、生存権そのものです。
政府に「子供の集団疎開」と「瓦礫封じ込め」を同時に求めていく運動が必要なのではないでしょうか?
医学的知見、産廃処分や法的な知見、市民の運動につないで、瓦礫拡散を絶対に阻止しなければ、日本は内部被ばくで滅びることでしょう。
反原発・脱原発運動で連日頑張っておられる全国のみなさん、最新の小出先生の見解をどう思われますか?私はショックです。焼却して焼却灰だけ東電に送り返すというのは納得いきませんし、根本解決になっていません。
「鳩山邦夫 自民党へ復党意欲も自民党内には離党復党を繰り返す鳩山氏に不信感があり拒否反応を示す議員多し」
鳩山「オレだって東電からのお歳暮ほしいもん」
自民党「オレたちの取り分が減るからヤダ」
自民も民主もない、都も道も府も県も、省庁も市役所も町役場も 経団連も労働組合も
今まで日本を牽引してきたと思われていた組織が 実は日本を破壊する根源だとわかった今 これらを何とかしないと もう部分改修では どうにもならないところまで来ているのだという事を国民全員が覚悟しなければならないんですよね。
この改革に私自身ついていけるかどうかわかりません。途中で波に呑み込まれ沈んでしまう危険性の方が大きいだろうと思います。
それでも日本は変わるべき! 変えるために何かを始めなければ。
もともとワクチン接種に懐疑的でしたが、3.11後ますますその思いは強まっています。
原発 電力会社 国 マスコミ 御用学者
ワクチン 製薬会社 国 マスコミ 医師会
という、原発と全く同じ縮図が見えてきたからです。
本当にワクチン接種は必要なのか?服反応、後遺症のリスクを冒してまで。
この問題も放っておくと、のちにとんでもない事になりそうな予感がします。
例え、今の子供たちが、大人になって、子供を生むようになり、遺伝子異常で、流産しても、死産になっても、不妊になっても、奇形を生んでも、全て、自然の摂理そして自然淘汰でかたずけられるのですね。
どんなに、有毒な化学物質にさらされて、免疫力の低下で、癌になろうとも、糖尿や、心臓病や、あらゆる病気になろうとも、それは、病気になった人が淘汰されるべき弱い人だったというだけになるのですね。
全て自己責任、ということですか?まるで、弱肉強食の獣のおきてですね。
弱いものが淘汰されるのは当たり前なのですね。
日本は、そういう国であり国民性なのですか?
だから、自然によって、淘汰される国民性と天が判断したのでしょうか?地震が多すぎます。
でも、獣なら、人間としての正常なDNAの配列を取り上げられても文句はいえません。
日本人が、人に弱みを言えないのも、「獣は弱ったものを襲う」という思いゆえでしょうか?
でも、日本人は心のある人たちがいると私は思います。木下さんも、その1人です。
CMを見ていると、ワクチン接種させることが親の愛情の表れであるかのような、反対に受けさせないのは親の責任を果たしてないぞと脅されてるような、これもひとつの洗脳ではと感じます。
毎日ご多忙な木下様の健康を大変心配しています。くれぐれもご自愛ください。
そして、木下様の深い愛が、木下様の大事な方に届きますようお祈りしています。
埼玉県のHPにこのような文章が載っています。
『〇県民の皆様へ
現時点で本県の放射線量は、健康に影響を及ぼす状況ではありません。
このため、放射線の測定は必要ありません。
県民の皆様の御理解、御協力をお願いします。
〇埼玉県に避難して来られた皆様へ
これまで避難された方々に放射線による健康の被害は発生していません。このため、放射線の測定は必要ありません。
なお、体の不調を感じられる方は、窓口に相談ください。 』
本当に県民をバカにしています!!
瓦礫受け入れも表明している埼玉県…、本当に悲しい限りです。
今回の『ミンスクにおける子どもの疾病経過』を転載してもよろしいでしょうか?
知事にこの記事を送って読んでもらおうと思っています。
http://kokuzou.blog135.fc2.com/blog-entry-2062.html
私たちが神経質でクレイジーだという一般の人達にこそ、こうした報告を知ってほしいです。
マスコミの責任は大きいです。
東電や政府のデタラメ報道を垂れ流すのは平気なのに、正しい情報は決して流さない。