「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

長井健司さん殺害の抗議会見詳細

2007-10-17 04:48:59 | 署名などの報告(会の活動報告)
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html


会見がおこなわれたのは、日比谷にあるプレスセンターです。
日本記者クラブのホールで行われました。
プレスセンターはジャーナリストのメッカとも呼ばれる場所ですが
現役の若手記者はたぶんめったに出入りすることがありません。
僕らには敷居が高い気もしたのですが、ジャーナリズムへの暴挙ということを
訴える場としてはもっともふさわしいと思い、この場所で会見をおこないました。
会見を行ったのは、鳥越俊太郎さん、田丸美寿々さん、徳光和夫さんです。
鳥越さんの番組、ザ・スクープの黄金期を支えたのが長井さんも所属していた
APF通信社。桶川のストーカー殺人などの取材をおこないました。
このとき、山路代表の片腕として取材を担当していたのが長井さんです。
田丸さんはいくつかの長井さんの企画をTBSの報道特集で放送した際に、
長井さんと話をしたり、酒を飲んだこともあるそうです。
徳光さんはみなさん一番わかりにくいと思いますが、実は二十年ぐらい前、
おそらく長井さんがテレビで駆け出しの頃、
バラエティ番組のADとして長井さんと数回接したことがあるそうです。
バラエティ向きでないそのたたずまいと、
裏腹のやさしい微笑が思い出されるそうです。
三人それぞれの立場から会見が進みました。
田丸さんはジャーナリズムのあり方を強く訴え、
取材に対するテロ行為と訴えました。
このブログでも何回も掲示している抗議文を読み上げていただきました。
また、鳥越さんはまず山路さんからのメッセージを代読しました。
山路代表は今回の事件調査や役所への対応などに追われていて
会見にはこられなかったのですが、
メッセージが届いていました。
短いものなのでメッセージを掲示しておきます。
「この度は御心配をおかけして申し訳ありません。
長井さんの件でマスコミの皆様にご配慮いただきまして、ありがとうございます。
事件よりこれまで処理におわれて、気がつけば外の仲間が署名を行い、
7000人もの署名をいただき、今日の会見となりました。
驚くとともに、ありがたく思っております。
我々は、独自に真相究明にあたっていてその調査におわれ、
本来きょう伺うべきところなのですが、
ごあいさつできない非礼をお許しください。
よろしくお願い致します。 APF代表 山路徹」
その後、紛争取材を知る、鳥越さんが今回の事件の問題点を語り
「長井さんの死を無駄にしない。抗議し、無駄にしないという動きが
日本にもあることを伝えたい」と話しました。
徳光さんはテレビの仲間として、フリージャーナリストが
テレビ番組に提供する素材が報道・情報番組の実は背骨となっていて
黙るわけにはゆかないと話しました。
この後、きょう出席できなかった石丸次郎氏のメッセージを代読していました。

参加された記者は、
ほとんどのテレビ局と、ある全国紙以外の大手新聞すべて、
複数の雑誌などです。
(ぜひこられなかったメディアの方も今後はよろしくおねがいします。)
すでに夕方や夜のニュースや新聞サイトで取り上げられています。
サイトのアクセスはこれまでで、最高レベルで、
我々もかかわっているメディアの影響力を痛感。
メディアを見た皆さんがアクセスしていただいたようです。
署名も1000人近く増え、8000人に届く勢いです。
本当にありがとうございます。
アクセスしていただいた皆さん、署名をしていただいた皆さん、
そして報道していただいた皆さん。本当にありがとうございます。
まだまだ序盤戦です。引き続き皆さんの力を貸してください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html
この署名目標は十万人
一万人を超えた段階でミャンマー大使館に抗議の手渡しを行います。
今月下旬がめどにしています。署名フォームは、https を使っているので、
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」
といったメッセージが署名書き込み時に出ることがありますが
セキュリティ上の問題はありません。
いたずら目的の書き込みを防ぐ目的で、httpsを利用しているため
こういうメッセージが出ているだけですので
無視して先に進んで署名してください。問題はありません。

抗議文を引用しておきます。
======================================

ミャンマー連邦
タン・シュエ国家平和開発評議会議長殿
駐日ミャンマー連邦大使館
フラ・ミン特命全権大使殿

抗議文

 2007年9月27日午後、貴国のヤンゴン市内にあるスーレーパゴダ付近で、
取材中だった映像ジャーナリスト、長井健司氏が、貴国軍治安部隊の軍人に
至近距離から銃撃され、殺害されました。
自国の国民に対するミャンマー軍の一方的な暴力による制圧行動について、
国際的な取材活動をしていた日本人ジャーナリストの生命を、
警告もなく銃で奪ったことは、
殺害を前提とした意図的かつ残虐な取材妨害行為であり、
国際社会の一員として、また日本人として、
我々はこの行為を断じて許すことはできません。
しかも貴国の当局は、
長井氏が亡くなるまで手離さなかった
ビデオカメラとテープを未だ返却していません。

われわれは貴国治安部隊軍人による長井氏の殺害について強く抗議します。
また、長井氏の殺害の経緯を明らかにするとともに、
犯人の特定と厳罰を求めます。
遺品であるビデオカメラとテープも内容の消去など一切の改竄を許さず、
返却することを求めます。

       

ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会
(事務連絡先)
〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  

=====================================
  
ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議して、
抗議文の趣旨にご賛同をいただける方の、署名をお願いいたしております。
ご賛同いただける方は氏名と肩書きをお願いいたします。

呼びかけ人(順不同)2007/10/15現在

鳥越俊太郎(ニュースキャスター)
田丸 美寿々(ニュースキャスター)
テリー伊藤(演出家)
徳光和夫(司会者)
麻木久仁子(タレント)
綿井健陽(ジャーナリスト)
石丸次郎(ジャーナリスト)
佐藤和孝(ジャーナリスト)
高世仁(ジャーナリスト)
櫻井よしこ(ジャーナリスト)
北村肇(ジャーナリスト)
江川紹子(ジャーナリスト)
井上トシユキ(ジャーナリスト)
河上和雄(弁護士、元東京地検特捜部部長)
紀藤正樹(弁護士)
田島泰彦(上智大学教授)
苫米地英人(脳機能学者)
前田日明(格闘家)
--------------------------------------

抗議文の趣旨にご賛同いただける方は
氏名(フルネーム)と肩書き(職業か所属先)を
署名のためのインターネット上のフォームに書き込んでください。

物理的に手書きの署名の必要はなく、
お名前と肩書きをこのブログでリンクしているフォームに書き込んでください。
署名フォーム(クリック→)https://hal.sakura.ne.jp/syomeis/sign
携帯電話はこちら(クリック→) http://hal.sakura.ne.jp/sign.html


肩書きは具体的な所属先でも、
「会社員」などの一般的なことばでもかまいません。
もちろんネット環境になんらかの問題がある場合は
メールやファックス、郵便物などで署名を頂いても結構です。

なお、会には電話も一応ありますが、
電話番をお願いしているだけの状態ですので
何かご連絡のある方は(メディアなども)
できるかぎりメールでご連絡をお願いいたします。


「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/(ブログ) 
nagaikenji20070927@mail.goo.ne.jp(メール)
 〒1060032
港区六本木7-8-25永谷リュード六本木306  
TEL 03-3746-0065
(平日10時から17時で対応)
FAX 03-5772-1127

なお、このブログはリンクフリーですので
いろいろご紹介してください。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/
       







最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
抗議 (柿見喜久)
2007-10-17 13:36:09
衝撃的な出来事でした。まるで映画のようなシーン、でもこれが事実なんだということ。軍隊の持つ非情な性格、沖縄問題の日本軍と同じ凶暴性と本来国民を守る立場が国民を殺戮する残虐な集団であることの証明です。長井さんが私の住んでいる愛媛県出身者だということもありますが、ミャンマー政府を許せません。今治から来ている近所の奥さんは、今西高で長井さんのこと覚えているそうで、残念がっておられます。なにもできませんが、抗議署名が10万人届くこと祈っております。
返信する
署名フォーム (くにぽん)
2007-10-17 17:38:50
少なからず不安な気持ちになったので、

署名フォームは、https を使っているので、
「このWebサイトのセキュリティ証明書には問題があります。」
といったメッセージが署名書き込み時に出ることがありますが(中略)問題はありません。

という断りを今後の記事でも、リンクのそばに小さく添えるのはどうでしょう?
手間は多少増えるでしょうが、ご一考いただければ嬉しいです。
返信する
署名フォーム (事務局)
2007-10-18 02:26:47
すべてのリンクのそばにすべて
断り書きを添えると
たぶん煩雑になるのが一因でそこまでしていません。
断り書きが多すぎると見やすくなくなることを
恐れての措置です。
もう少しいろいろ考えますが、
とりあえず了解下さい。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。