「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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九月に入ってから出産の異常が増えているという東京・多摩地域の産科クリニック

2011-09-21 11:00:43 | 福島第一原発と放射能

 この週末、三連休となりますが、明後日の9/23(金・祝)と9/24(土)に広島県の福山市と尾道市で講演会に伺います。 ご関心のある方はおいで下さい。24(土)の夕方には名古屋付近でトークミーティングもあります。

木下黄太講演会 IN 福山・尾道
「放射能ほんとうに大丈夫?」
 

『東日本大震災が西日本に与えた影響、未曾有の大震災と原子力発電所の事故から半年あまり。お米や牛肉の汚染や、震災廃棄物の広域処理など「心配ありません」と言われているけど本当に大丈夫なの?
震災以降独自の取材を続けておられる、木下さんをお迎えして、実際の現場から見えてきたものをおうかがいします。』
 
9月23日(金・祝)
午後5時30分~8時(開場5時)
広島県民センターふくやま文化交流室
住所:福山市東桜町1番21号(福山駅より徒歩5分、市役所北側)
TEL:084-921-9200
参加費:500円(資料代含む)
定員:120名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 福山、申し込みは極力メールでおねがいします。
080-5609-1651
メール:
hukuyama9@gmail.com(にった)

  

9月24日(土)
午前10時30分~午後0時30分 (開場10時15分)
尾道商業会議所記念館2F議場
住所:尾道市土堂1-8-8(JR尾道駅より商店街を徒歩5分)
TEL:0848-20-0400
参加費:500円(資料代含む)

 定員:75名(要予約)
主催・申込:一歩の会 in 尾道、申し込みは極力メールでおねがいします。
090-9148-2155
メール:
hamadendenden@mail.goo.ne.jp(浜本)

 

 名古屋近辺に9/24(土)とんぼ返りして、トークミーティングをおこないます。僕が到着する前に、放射能測定器の解説会もおこないます。
 
放射能防御プロジェクト中部 トークミーティング
 
 
9/24(土)の16:00スタート19:00終了
会場:愛知県あま市甚目寺観音法花院(甚目寺という、愛知では名刹の境内です)
 
参加費:五百円  当日直接おいで下さい。

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 東京の多摩地域の産婦人科のクリニックの情報です。そのクリニックは年間出産数が四百人弱。月間で六十人程度出産されるそうです。その際に、畸形や死産なども含めて出産の何らかの異常がおきる割合は、年間1人か2人程度。0.5パーセントくらいだそうです。ところが今月既に3人でそのような状況がおきはじめているそうです。『9月は始まったばかりなのにもう三人もそんなことになり今後を心配しております』と、その方もおっしゃっています。勿論、出産にまつわることはいろんな要素がありますが、頻度が増しているかどうかを慎重に調べなければなりません。しかし、原発事故発生から半年をすぎたこの時期から、出産にまつわる様々事象は、顕現化してくる可能性があります。

 他にも下記のような報告が、これも多摩地域から来ているので紹介します。

『府中市の小学3年生の息子さんが、5月の連休中に風邪で寝込みました。熱が38度くらい続き1週間ほど風邪の症状だったのが、微熱が続きだるい、だるいといって布団から出てこなくなってしまったそうです。連休が終わり学校に行きたくないからかと最初は思っていた親御さんも、あまりのだるさを訴える息子さんの様子がおかしく、さらにぶつけてあざになっている足がなかなか治っていないことにも、気がつき病院にいったところ「白血病の疑いあり」とのことで総合病院を紹介され、精密検査をすぐにすることになったそうです。結果は陰性だったそうですが、あまりに内部被爆の初期症状に似ているので、そういったところ、「まさかー」と笑われてしまいました。よく聞いてみると3月か4月かに二回ほど雨にぬれてびしょ濡れで帰宅してきたことがあるとのこと。今は元気に学校にもいっているので、きっとそんなことも忘れているようですが、心配です。』

 

 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp



 

 

  ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます。

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10/1(土)東京・立川市で講演会。 10/2(日) 千葉・印西市で講演会。

◎立川講演会 『被曝から子ども達を守る為に今、私達が出来る事』

日程・10月1日(土)
場所・東京都立川市 アミュー立川(立川市民会館)5階第一会議室
立川市錦町3ー3ー20  (無料駐車場が会館に隣接してあります)
最寄り駅・JR立川駅  南武線西国立駅

時間・受付13時半から 講演14時~16時

参加費500円

参加ご希望の方は、連絡先・田口
kabu@auone.jpまでご連絡下さい。

◎印西講演会 放射能から子供を守る!木下黄太講演会開催決定!!
10月2日(日)木下黄太氏を千葉・印西市に迎え、講演会を開催します。
放射能の問題について、次々と具体的な対応を打ち出す近隣の自治体を尻目に、
対応方針を明らかにしてこなかった印西市もようやく重い腰を上げ、8月29日に
「放射線等に対する対応についての基本方針」を公表しました。まずは一歩進んだことに感謝です。

印西の子供たちを放射能による健康被害から守ることができるのか。
子を持つ親は、そして地域は何をすべきなのか。
講師の体験談を聞きながら、いっしょに考えてみませんか。

【日時】平成23年10月2日(日)
開  場:14:00
開  始:14:30
終了予定:16:30
【場所】印西市文化ホール 多目的室
千葉県印西市大森2535番地
TEL0476(42)8811
【定員】90名
【会費】500円 
【アクセス】・JR成田線木下駅から徒歩15分
・北総線 千葉ニュータウン中央駅よりちばレインボーバス木下駅行き15分 市役所前下車すぐ
【駐車場】駐車のスペースが限られておりますので、お越しの際はできるだけ公共交通機関等をご利用ください。
【主催】放射能から子供を守る会@印西
    ブログ(http://ameblo.jp/inzai-mama/
    申し込み・お問い合わせ先(inzai.mama@gmail.com

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講演依頼など、様々な問い合わせは、まずメールでお願いします。また、具体的なご相談も、コメント欄でなく、直接メールしてください。僕と話したい方は、直接メールが早いです。スカイプや電話でも対応しますから。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp




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48 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
講演会 (東京西部在住)
2011-09-21 13:39:47
木下さんの講演会、是非一度参加したい、できるなら遠方でも…と思っているのですが、土日に限られれますか?平日の方が子供を預けやすいので、平日に講演をなさっていただけたら本当に有り難いです。

先程テレビで…野田さんがアメリカで「来夏には住民の納得の上で原発を再開したい」と話しているニュースを見ました。“脱原発”はダメでもいきなり他国での推進発言は認められるのか!?この国はどこか、本当におかしい。奈良、和歌山…続く台風の被害が甚大で、避難勧告が百万人以上に出され、東日本大震災の被災地もこれからの進路にあるというのに、国・国民に気持ちが向かない首相。福島第一で命がけで働いている人や被曝し続けている子供達に心よりそう発想もないのか。何を最優先にしているのか。本当に天罰が下るよ。それに泣くのは私達国民なんですが…
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そろそろ除染の話をしよう (マイケル・ヨンデル)
2011-09-21 13:45:10
チェルノブイリで放射能に汚染されなかった湖があるそうですが、つまりは、その湖の土壌が放射能を中和させる力を持っているということになります。日本は一刻も早く国際協力を申し出て解明に動き出すべきです。日本の他の原発も、中国の管理の甘い原発も、絶対いつの日かトラぶります。放射能を撒き散らすのは福島第一だけでもう十分!日本はいつまでモタモタしているのか?
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更新、ご苦労様です (福島の看護士)
2011-09-21 14:20:05
こちら↓をご覧下さい。

http://www.hicare.jp/09/hi04.html

被曝の量が問題です。
心配されるお気持ちは解りますが、
陰性だったら、あまり気にせず様子を見た方が良いですよ。
お母様も病気になってしまいます。

奇形などについてもそうです。
すぐには表れるものではありません。

↓は、木村真三さんの雑誌対談での発言です。

木村:今回の事故で可哀想なのは、福島県に住む妊娠中の女性です。報道では、生まれてくる胎児に先天的異常があることを恐れて中絶したり、子作りを控えたりする女性がいると言われています。これは全くもって必要ないことです。遺伝的な影響が出るとしても、それは2~3代先で発現するようなものではありません。

また、これも木村さんの発言ですが・・・
(福島県民でも大丈夫だと言うことです)
安心材料↓として載せておきます。

ただしはっきり言っておかなければなりません
が、僕は福島県内でホールボディカウンターを使って80人くらいの方々の内部被曝を調査しています。その結果で言うと、ほとんど身体に影響のないレベルなんです。高くても0.25ミリシーベルトで、この数値は現在身体の中に入ってしまった放射性セシウムが全部排出されるまでに受ける総被曝料線量を計算した数費です。この程度なら今のところは心配する必要は全くありません。

木下さんの頑張りは、尊敬に値します。
木下さんが伝えていることは真実だと思っています。
私は、木下さんを否定するつもりは無いです。
ただ、これも真実として掲載していただきたいのです。お願いします。

これからも、応援していますよ。
あまり頑張りすぎないでくださいね。

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自然の力 (東葛地域在住)
2011-09-21 15:00:34
「チェルノブイリで汚染されたかった湖」というのは「アレクセイと泉」というDVDをみるとわかるようです。

「風の谷のナウシカ」でも人が汚しまくった土や水や大気を自然が長い年月をかけて浄化していく、というようなことを言っていましたね。

今回の東北・首都圏放射能汚染も、どれだけ人が頑張って除染しても、やはり時間がかかるでしょう。
だから子どもや妊婦は避難すべきだと本当に思います。

東葛在住の私の周りも、特に幼稚園以下のお子さんが常に風邪を引いていたり、熱や肺炎、喘息、手足口病、突発性発疹などで体調を崩しています。
これが低線量被爆のせいなのかはわかりませんが、やはり今までの印象から比べると多いと思います。

私も東葛から避難すべく家族と大バトルを繰り返し、ようやく動けそうです。
木下さんのサイトから情報を得ているおかげです。
ありがとうございます。
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全国の1割弱の出産児を対象にしたデータ (わらふに)
2011-09-21 15:07:29
全国の1割弱の出産児を対象にした調査結果(下記)、2001~2006年の奇形児出産頻度は、1.7~2.0%。

http://www.icbdsrj.jp/data.html

こういうデータも併記した方が誤解がないと思います。
(さらに死産、統計にのらない奇形などもあるでしょうから、ブログ記事の産婦人科クリニックの異常出産率(0.5%)は、元々低いのではないかと)

母数を増やす+データの偏りを減らすという意味でも、他の病院・クリニックのデータも精査してみたいですし、何より福島のデータが気になります。

※可能な限り、このクリニックも追跡調査して、10月以降もデータ公表して頂ければと思います。
(被曝の影響は妊娠3ヶ月までが大きいと言われているので、10月~来年1月出産の情報は重要ではないかと思うので)
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台風15号は夜には福島へ… (Unknown)
2011-09-21 15:12:24
『台風が福島方面に行きませんように。。。』との祈りむなしく、どうやら直撃のようです。燃料プールが倒壊しませんように…

★福島第一原発の汚染水処理施設の現実
http://kariyatetsu.com/blog/1367.php

野田総理の原発再開発言、日本中に拡散してゆく放射性物質、自分も咳が止まらずかかりつけの病院の待合室で鬱々としていたら下記のようなニュースが目に飛び込んできました。

★RSウイルス感染症:04年以降最多 乳幼児の肺炎注意
http://mainichi.jp/select/science/news/20110921k0000e040021000c.html

★ダメ押し
政府からセメント業界に放射性物質を混ぜるように通達が出ているんですね。
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/110728.html

放射能 みんなであびれば 怖くない
-- 詠み人: 日本政府--
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除染より避難では。 (1月から妻子避難させる者です。)
2011-09-21 15:17:07
除染も重要でしょうが、避難することの方がより重要だと考えています。
チェルノブイリ事故の際に除染作業された方々のその後を調べて思うに、現段階では避難という選択肢を取りつつ、放射能の拡散を防ぎ、そして除染の可能性を探ることになるかと考えています。
すみません、個人的な意見を述べさせていただきました。
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悪平等 (いち日本国民)
2011-09-21 15:32:48
今回の原発の件で日本の悪平等主義という悪い面ばかり目立ってしまっている気がします。
ちいさい子の運動会で最後はおててつないでゴールインで皆一等賞というアレのマイナスバージョンに思えます。

「痛み分け」とすら言っている政治家がいることが象徴的です。
こと放射能に関して「痛み分け」などしてしまったら日本と日本人が滅びます。
どうして政府はせめてまだ比較的きれいな関西より西や北海道の地域の汚染をより守ろうという視点を持たないのでしょうか。
不思議でなりません。

ただでさえ日本は少子高齢化なのに今回のような記事を読むとぞっとします。
個人的には3.11以降、ただちに妊婦を首都圏から避難させていればある程度防げたかもしれない事態だと思うと余計に憤りを覚えます。
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カラスが減った? (都民)
2011-09-21 16:01:06
東京都西部在住です。最近、カラスが減った印象があります。皆様はどうですか? 鳥類は放射能に感受性が高いとも聞いています。
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Unknown (しみん)
2011-09-21 17:04:36
木下様いつも割り込むようなコメント失礼します。
このことはご存知でしょうか?


東北文教大松だ浩平教授 国の暫定基準値の500bq/kgは全面核戦争時の食物の汚染上限

http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/09/500bqkg.html

妊婦、子供たちが無防備に食事していたら。。。
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