「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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オリンピック対応で「東京を国家戦略特区」提言のNHKニュースに、僕が感じた違和感、自ずと解ること。

2013-09-13 14:45:00 | 福島第一原発と放射能

僕は伝わらないと言う事をずっと考えています。

実はきのうから、FBで、あるニュースに関しての違和感をずっと伝えているのですが、その反応を見ていると、複数回、僕が説明しても、僕の言い方が悪い為なのか、こちらが感じている中身が伝わりません。

これは、きのうのブログ記事に関しても同じ伝わらない事を考えていて、こちらは個人の病状に関わることなので、一定程度は抽象的に書かざるを得ないのですが、汚染調査の専門家として被曝を懸念していた人が、それまでの身体的な問題も存在した可能性は否定はできませんが、調査をしたこと(しかも福島よりは、どちらかというと関東甲信越の高度汚染地)の事象と、多発性骨髄腫の発症という事態がおきている現実を伝えました。実名で書けば、センセーショナルになりますが、当然個人に関することなので限界はあり、書いていません。だから、一見伝わりにくい記事にはなっている可能性は考えましたが、それでもこの位は読めるし、読んだら起きていることの意味は分かるだろうと考えていました。

しかし、何というか反応が違うんです。説明しにくいのですが、他人事感がすごく返ってきます。

もしかしたら「多発性骨髄腫」という病名についてきていない可能性もあるのかとも思いました。これは、そう書いていないだけで、「ガン」です。骨髄は骨の中にあって、造血機能があります。ここの形質細胞に異常がおきて、血液の悪性腫瘍となるものです。

こういうことが、被曝を懸念し、調査もし、講演活動も一定程度されていた(名前で検索すれば分かるレベル)、汚染に関しての専門家が、ついには傷ついて、病の床にあるほどなんです。でも、この話が、そこまでシビアであることの実感が、皆さんに伝わっている気が、僕にはしないのです。

一体、何を読んでいるのか。

というか、本文をほんとに読んでいるのか。

どこまで分かりやすく書かないと、僕が書いている意味が伝わらないのか。

こんなことをずっと考えています。分かりやすく書くのが、いつもよい訳はありませんし。

そして、きょう書くのは、NHKがきのう伝えたニュースの話です。このニュースを、実は耳で聞いていて、僕はおかしいと違和感を持ちました。其のことを、昨日から複数回、FBに書いていても、その違和感が伝わっていません。反応がずれています。このずれ方は、僕には致命傷に見えています。何が致命傷かというと、そのニュースが流すテーマが、そもそも被曝を懸念する皆さんには、許しがたいモノであって、その許し難いという感情が吹き上がっていて、このニュースそのものの中にある、ちょっとしたおかしな文言を見落としているのです。僕はそのニュースを聞いた瞬間に違和感を感じて、だから書いているのですが(テーマ自体が気に入らないだけで書こうなんて思いません)、これを事細かには説明していませんが、複数回提示したら、気がつくだろうと思って、書いていますが、きちんと気づいた反応がありません。

だから気がついていないのだと思います。

本当に危惧しますが、いくらこちらがいろいろ考えて、示唆するように促して、一定程度書いても、伝わっていないと言う事です。あからさまに、ここがこうで、これがまずいという流れで、明示しない限り、伝わらない場合が多いことを圧倒的に想定しないとならないと言う事です。これはまずいと思っています。なぜなら、きちんと思考して考えている人が、読んでいる人の中で、少ないと言う事がはっきりしているように思えるからです。少なくとも、文脈や文意というものを正確に読み取る作業を、皆さんがこのブログなどを読んでいて、適切に行っていない可能性を、もっと深刻に僕は考えるべきという状況です。賛同にせよ、反対にせよ、読めていないところで、成立するのかという気がします。批評などは、更にです。


これはNHK政治部の特ダネです。ニュースでの扱いも大きいです。まず内容をきちんと読んでください。

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130912/k10014473751000.html
五輪向け東京を特区に規制緩和
9月12日 7時18分

五輪向け東京を特区に規制緩和
政府の経済財政諮問会議の民間議員は、2020年に東京で開かれるオリンピックとパラリンピックをアベノミクスの「第4の矢」と位置づけ、東京を特区に指定し、大胆な規制緩和を進めることなどを求める提言をまとめ、13日の会議で示すことにしています。

政府の経済財政諮問会議の民間議員を務める東京大学大学院の伊藤元重教授ら4人の民間議員は、2020年に東京で開かれるオリンピックとパラリンピックを安倍政権の経済政策・アベノミクスの「第4の矢」と位置づけた提言をまとめました。
提言では、政府が創設を目指す「国家戦略特区」に東京を速やかに指定し、今後3年から4年をめどに、医療や教育、それに都市計画などの分野で大胆な規制緩和を進めるよう求めています。
さらに、外国人からの要望が多い、無料で使える無線LANの整備や両替やクレジットカード決済の利便性の向上を図るほか、ビザの発給条件を緩和してアジアからの観光客を拡大すべきだとしています。また、競技施設をはじめ、首都高速道路の改修など、インフラの整備にあたっては、財政負担をできるだけ少なくするため、公共施設の建設や運営を民間企業が行う「PFI」と呼ばれる手法を最大限活用することを提案しています。民間議員は、13日の経済財政諮問会議で、この提言を示すことにしています。

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何がおかしいのかわかりますか。

この記事を読むと、「特区にしなくてもできることはたくさんある」「アメリカの手先」「TPPの先駆け」「関連業界だけが潤う」というような、このことを許せないという感情ばかりが、みなさんの反応を見ていると噴き出しました。

僕はそんなことを言いたい為に、この記事を書いているのではありません。

そんなことは、それぞれの反応の是非はともかく、ある意味タイトルだけの反応で、そんなことの為に言うべき話は何もありません。

だって、これは、そもそも東京五輪の為に、東京を規制緩和の特区にするという提言のニュースですから。そんな是非は、あえて言う必要もありません。

わかりませんか。

この記事は、記事の中に違和感のある話が紛れ込んでいるから、ニュースを耳で聞いた時におかしいと思って、僕は確認作業をしました。それで、スクープ記事として、NHK政治部が出稿して、朝からずっと放送していたニュースとわかりました。その違和感のある個所について、記者やデスクが意識的にどこまで考えて出稿したのかは、わかりません。その違和感のある個所に関しての、文言が少なく、僕がデスクだったら、そこの話に拘って出稿するなら、必ずデスクとして、文言の注釈を何か書き添える部分が、書き添えられていません。だから、そこの部分に関しての拘りというよりも、1日早く提言内容の骨子が分かったから、スクープとして出したニュースなのだろうとおおざっぱには思います。それでも、NHKの画面を確認すればわかりますが、このニュースで、僕が感じている違和感の大元になっている文言も、スーパーとして表示されています。


まだ分かりませんか?

「東京五輪を日本の経済浮揚の契機とする目的⇒東京を『国家戦略特区』で規制緩和」という趣旨のニュースが、嫌なことはよくわかりますが、こんな話は、東京五輪決定の時点で、方向性としては想定内です。五輪特需が目的で、開催するのですから、放射能汚染を無視して、そもそも踏み込む話ですから。

でも、普通に考えて、特区を設けるまで言うのは、オリンピックを直接開催することによって、経済メリットを最大化するために言い出す話で、まず真っ先に上がるのは、都市計画や設備投資に関しての、規制措置を緩めるという話の筈です。だって、ハコモノを東京に作るために、大都市をさらにいじって、東京五輪対応にするために、規制緩和するのが本質というか、最優先事項の筈ですから。

しかし、このニュースで伝えている話の、まず最初にあがっていることは違います。

「医療などの分野で大胆な規制緩和」です。


もう一度確認します。東京五輪というお題目で、東京が規制緩和の特区になるというNHKのスクープニュースで、その規制緩和として、まずあがっているのは、医療です。

東京五輪という名の下に、なぜ医療が真っ先にあがってくるのか。

同日の、他のニュースでも、「医師不足」という話から、看護師の役割を増やすための規制緩和という話も伝わっています。

なぜ、東京での7年後に向けた作業の中核に、まず医療という文言が入ってくるのか。

どうして、東京特区として、まず医療の規制緩和と言うのか。

ニュース不信、マスコミ不信はわかりますが、マスコミは何にも伝えていない訳ではありませんし、おきている事象を丁寧に辿れば、おのずとわかることがあります。このニュースにも。

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【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

 

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

 前売り/1000円  当日/1200円

*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

 予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp

  

【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

 

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

 

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com

 ★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』

 


 

【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

 

『放射能健康被害の現状と対策』

 

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

 


 

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【バンダジェフスキー博士講演DVDに関しての注意】

 

7月中に申し込まれた皆さんには、こちらから入金内容を記したメールはすでに送信しております。 

 

しかし、まず5%の方には、メールが届いておりません。 

 

こちらに頂いているメールアドレスを間違えているか、受信設定の為と思われます。 

 

また、メールの受信設定をもう一度ご確認下さい。特に携帯電話のアドレスの方は。 

 

こちらからは、@yahoo.co.jpのホストから送信します。 

 

また、こちらからのメールが、あなたの迷惑メールフォルダに、誤って入っていることも想定されます。

 

いま一度、ご確認下さい。 

 

一昨日より、8月に申し込まれた方も、順次送信しています。同じくご確認をお願いします。

 

受信された方から、入金頂ければ、順次発送しています。

 

 なお、何かお問い合わせのある方やメールが見当たらない方などは、バンダジェフスキー博士の2013講演ホームページより、お問い合わせ下さい。⇒⇒⇒

 

http://bandazhevsky.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/

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  健康被害と思われる症状が、更に深刻化しています。 

 

  報告、相談はまずメールください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp         

 

    事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。 

 

   「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。被曝から2年半が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は危険です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。早く移住してください。」

 

  甲状腺の検査、甲状腺のエコー検査、さらにふつうの血液検査のうち、血液像の検査(白血球、特に好中球)や異型リンパ球の確認、大人の女性はサイログロブリンの数値も確認した方が良いと思います。


 

 



 


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