「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ウクライナ国立軍事医学研究所ホリシナ副所長との対話。東京から荷物到着後、英国在住家族におきた異変。

2013-11-09 04:28:45 | 福島第一原発と放射能

この女性は、ウクライナ国立軍事医学研究所に現在副所長として勤務。その前は国立科学アカデミーの小児科学部や公衆衛生局で勤務されていました。医学博士。オリハ・ホリシナさんです。『チェルノブイリの長い影』の筆者です。研究者の側面と、子どもを中心に医療に従事している感覚、さらに政府しかも軍事的な所属でもあるというところで、うまく釣り合いをとっておられるようです。

しかも聡明で、なおかつ感じの良い女性で、しかも人柄の良さがにじみ出ていました。被曝を懸念して世間に訴えかける女性でも、人によって、その本性は随分違うものですね。

『チェルノブイリの長い影』は、とにかくわかりやすく被曝でおきる健康被害の情報を、世界に伝えて、1人でも多く救いたいという気持ちで、彼女が書いたものだそうで、無料のパンフレットしか考えていなかった為、日本で本として販売されていることを知り、驚いていました。印税もわたっておらず、そうしたお金があるなら、子供達を救うために使いたいと話されていました。

ホリシナさんとの話は、今後開催予定のウクライナ報告会などでも、詳しくお伝えします。

さて、ロンドン講演を聞いた、イギリス在住の日本人女性から届いたメールです。都内に住んでいたお母さんにおきている身体症状。そのお母さんの引越荷物が、イギリスに届いた後、今度は元々イギリスにいた、娘さん一家に、おかしな身体症状が頻繁におきている話です。

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お忙しい中、ロンドンで講演をして頂き本当にありがとうございました。ネット上では311後、ほぼすべての情報を入手し、頭では分かっていたのですが、実際に木下さんとお会いして直接お話を伺い、あらためて日本の厳しい状況を再確認できました。
母の甲状腺は引き続き、検査をし経過をみたいと思います。実は昨日も彼女はぶつけていないのに足に痣ができていて、講演帰宅後は下半身全部、1時間以上こぶらがえりになったようです。
2年半を経て、急性の症状ではなく、他の慢性的な症状に変わって来ているのではないか?と推測しています。
今日はたまたま次男を医者に連れて行くので、ついでにその医者(母の主治医)に木下さんから頂いた土壌汚染の資料も見せ、エコー検査やもっと精密な検査ができないか聞いてみるつもりです。
母だけではなく、母の引っ越し荷物で家族は被爆した感じもあります。実は母の荷物が来てから長男は2日に一度の割合で、鼻血、次男も鼻血、アトピー悪化、急に喘息になり、家族全員頻繁に口内炎発症。犬と私は下痢が続き、口の中は小さい水泡が数個、常にあります。そして主人は夏に心臓の手術をして、執刀医に「もしこのまま気が付かなかったら突然死していた」と言われる程、危機に迫っていました。
でも自分の中ではこれらが本当に母の荷物でなったのかどうかの証明が全くなく、誰にも言う事もできませんでした。

9月に新しい家に引っ越し、母以外は家族全員、症状がなくなりました。多分放射性物質を前の家に置いて来たのだと思います。これで実際に汚染地帯に行かなくても被爆を簡単にしてしまう、実例だと思いました。

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先日、こちら(英国)の医師にも木下さんから頂いた土壌汚染データやネイチャーのサイトよりあゆの汚染マップも見せた所、非常に興味を持って頂き、母に関しては少しずつもっと検査を行なってくれることになりました。
そしてイギリスでも被爆についての研究や治療をしている機関も探してくれるとの事です。この医師が言うには殆どの放射能、被爆研究者は広島に行っているそうです。
それとは別に引っ越した隣りの家にケンブリッジ大学の免疫学者が住んでおり、今回の原発事故の件も興味があるようなので、何か文献や遺伝子レベルでの新しい研究があるのかなど尋ねてみます。(今では遺伝子操作で目の色、身長、遺伝の病気を治せるので)
これから多くの日本人が被爆症状を発症していくと思いますので、国内だけでなく、各国でもそういう対処をしてもらえる体勢を整えるのも悪くないと考えています。
広島、長崎のような人体実験ではなく、「治す」努力をしてくれる機関が必要です。
私は医者でも科学者でも政治家でもジャーナリストでもない、単なる非力な一般市民ですが、自分ができる範囲で頑張っていこうと思います。

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【11/23(土) 木下黄太 ウクライナ報告会 in 東京】

◆日時 11月23日(土)開場 18:15 開演 18:45(~20:45予定)

◆会場 目黒区中小企業センター[ホール]
◆要予約 「こくちーず」よりお申込みください。
 http://kokucheese.com/event/index/125860/
◆参加費  990円
 ※当日現金でお支払い下さい。座席のいらない幼児は無料です。
 ※座席指定はありません。
◆託児はありません。

◇ホール内はすべて禁煙です。ホール内での飲食(ガムなども含む)はご遠慮ください。弁当の空き箱、ペットボトル、空き缶、その他のごみはすべて持ち帰りください。

◇会場までのアクセス
 http://www.megurokuchushokigyocenter.jp/access.html
 交通(電車) 目黒駅から徒歩12分
 交通(バス)
  JR渋谷駅から 渋41または渋72 「田道小学校入口」下車 徒歩2分
  JR目黒駅から 黒02/黒06/黒07/黒98 「権之助坂バス停」下車 徒歩5分

主催 放射能防御プロジェクトTOKYO
問い合わせ(メールのみ)rdp.jimu.kanto@gmail.com

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12/8 (日) 午前 熊本(詳細は追って)  熊本市総合体育館青年館

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 【12/8(日)夜  木下黄太ウクライナ報告会in福岡】

◆開場:18:15/開演:18:45(終演:20:45予定) 

◆会場:福岡市西部地域交流センター「さいとぴあ」1階多目的ホール 

(福岡市西区大字女原607-1/ JR筑肥線「九大学研都市駅」徒歩1分) 
http://www.saitopia.info 
◆参加費:1,000円  

◆参加予約方法:「こくちーず」より申込み (*入場方法は当日先着順)  

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/125331/ 

◆託児あり:要予約、定員になり次第締め切り 

 

託児のメール予約アドレス⇒rdp-child@goo.jp 
託児料金/お子様1名につき800円前後予定 
ご希望の方は、件名「12/8託児予約」、保護者氏名、当日連絡が取れる携帯番号、お子様の名前(ひらがな)、年齢、性別、アレルギー有無、をメールでお知らせ下さい。このアドレスから数日内に返信しますので、受信できるよう設定の確認をお願いします。必要事項に漏れがあると予約完了となりませんのでご注意下さい。 
 

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12/15(日)午前  神戸(詳細は追って) 葺合文化センター 大ホール 

 

12/15(日)夜  大津(詳細は追って) 旧大津公会堂 3階ホール

 

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4 コメント

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さきほど申し込みいたしましたが (Neco)
2013-11-09 12:33:17
申し込み後に、こちらを読んでビックリです。
私も慢性の下痢と口の中の水ぶくれのようなものがずっと続いています。2011年5月までは群馬におり、その後、東京へ引っ越しました。突然の鼻血は昨年一度だけ経験しました。救急車を呼ぶほどの酷い頭痛も何度かありましたが、CTを撮っても原因不明でした。
30代後半という微妙な老化のお年頃なので、なかなか見極めがつかないのもあるのですが、昨年12月の選挙結果にビックリして以来、コツコツと情報収集をはじめました。そろそろ一年になりますので、当日のお話を参考に、東京から避難すべきか、どこへ行くべきか(以前暮らしていたアメリカはイヤなのでなるべく日本国内がよいのですが)結論を出したいと思っています。いろいろ大変なこともあるかと思いますが、応援しています。
よろしくお願いいたします。

PS こちらのお話にあるお母様の容体が良くなりますよう、祈っております
返信する
ロンドン!! (なつかしい・・)
2013-11-10 01:22:21
ロンドンの方の
次にアパートに入られた方、気の毒ですね。
仕方ないですが、、簡単に加害者になる所が怖いです

実は私も横浜から持ち帰った衣類に放射能が付いて
いたらしく、こちらで洗濯した後も放射線が出てました。
 (0.16uシーベルト)
知らずにこちらの環境を汚してしまったと反省してます。

メラミンのお椀も1つ強く放射能を出しており、
5~11CPM 、β測定可能なやつで測定。
こちらで捨てれないので、こんど帰った時に捨てようと思っています。

講演に来ていたキャサリンハムレットさん、
ひょっこと来た感じで、
なんかあの感覚好きです。

こんな有名な方がと感想が多いですが、イギリスって、
一般人も有名人も普通に社会的活動しますよ。

困ってる誰かの為に何かするのは、人として、
普通の行動っていうか、、当たり前って感じで。。

あんな風に名のある人も普通の人として行動します。

自分の優れているとこ以外は人と同じっていうか、
(基本あまり一般人有名人とか区別して考えない)
  なんかそういう感覚があります。

あの感覚がとても好きです。

日本では、有名人と一般人はまったく違う種類の人間
のような扱いで、 一般人がまるで下等国民みたいに扱う雰囲気がありますが、

一般人も有名人も同じように行動するのが普通って
感覚があって、そこが好きです。
日本人も見習ってほしいです。(木下さん含め)

もすこし、名も無い一般の人に対しても敬意を持つ
社会になったら、

この原発問題とか、食品偽装とか、雇用問題とか、
狂った社会は終わるんではないでしょうか?

誠実さや謙虚さを忘れ、名も無い人が名も無い人を
、少し有名になれば他者を、バカにする。
そんな日本に違和感を感じています。

ロンドン在住の方のよ自分の出来る範囲で頑張るって
言葉、いいなあって思います。
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引越して快方に向かった身体の異変 (スズナ)
2013-11-10 11:47:43
当方は一昨年秋から何回かコメントしてきたように、愛知在住でしたが仕事柄触っていた茨城からのモノ由来での身体の異変が起きた可能性があり、思い切って西日本(九州)に避難し、以降我が身をもって変化を知れて恐ろしいです。

変化、全身の筋肉の異変についてのみの話ですが、ようやく最近になってから力を入れられるようになってきたことに気付きました(でもまだ様子見します)。少なくとも、体感的にマシになるまで二年以上かかるということでしょうか。もちろん個人差はあるのでしょうが。
一昨年は力が入らない(重いモノを持つのが苦痛)、痺れるような、攣りそうな感じの状態でしたが。
※念のためほとんどのモノは処分して越してます。
返信する
痣について (ある被爆二世)
2013-11-10 14:09:04
私も最近、足に大きな痣ができ、痛くもないし、ぶつけた覚えもないので、急に心配になりましたが、ネットで調べた限り、痛かったり全身にできない限りは、治療の必要はないようです。
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