「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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放射能ミストシャワー回避も出来ない原発事故現場。最悪酷暑でも電力不足ない日本に原発は不要という論理。

2013-08-13 22:15:42 | 福島第一原発と放射能

松山に戻ってきました。喉の体調不良が続くので、ホテルにいて、手短に書きます。

41度も超えるような史上最悪の酷暑が日本国内では続いています。これだけ、酷暑が続くとクーラーは全開していると思います(僕の居所はクーラーなしの扇風機ですが。ちなみにホテルのクーラーは全開しています)。日本で電力需要が最大となるのは、こうした夏のピークで、まさにこの時期です。一年間で、これほど電力を使う時期はありません。

なのに、ことしは節電と言う話はほとんど聞こえてきません。

なぜでしょうか。

去年の状況からもそうですし、そもそもエコ対応、電力を多く使わなくて済む機械やシステムが多くなったため、電力の使用量が減っているからです。

足りるんです。今位、使っていても電力は。

すこしセーブしてみんなが使う。電力依存一辺倒にしない程度で、電力はまかなえることが、ことしの酷暑が証明してくれました。

そうするとはっきりしたことがあります。

全国でほとんどの原発が動いておらず、電力がまかなえるのであれば、原発はいらないということです。

原発は必要悪だから、続けるという論理は完全に崩壊しました。

電力会社と原発メーカー、原発を導入した政治勢力とそれに協力したマスコミ、さらに下支えした官僚システムの為に原発を続けなければならないというだけであって、本質的に人間や国家存続にとって、原発は必要悪ですらなくなれました。

必要ないんです。原発はまったく。

再稼働もさせる必要がありません。なぜなら、電力は足りているから。

人の命や健康を奪う可能性のあるシステムを稼働させる必要は100%ありません。

原発がないと、エネルギー供給ができないと言っていたことは、完全なうそになりました。

こうなるまでは、其の嘘を推進側も信じていたかもしれませんが、その信仰は完全に捨てて下さい。原発はいりません。不必要です。

こんな基本的な事さえ、政府も電力会社もメディアも押し黙ったまま、「何市で41度」だけニュースにしています。41度になっても、電力が足りているなら、原発はいらないという当たり前のことさえ、誤魔化し続けています。

ここまで誤魔化したら、誤魔化す人には、誤魔化す組織には報いがくるだけだろうと僕は思います。

本当に、東京の有力者、政治家、官僚、経済人、マスコミ人は甘すぎます。こんな基本的な事も、誤魔化し続けるとあなたたちが追いつめられるだけです。タイムリミットは迫るだけですから。


 福島第一原発の現場で、免震棟で作業をしていた東電社員10人が、頭や顔に放射性物質が付着していたという話です。まず、放射能ミストシャワーを浴びる状態であった可能性が高いそうですが、だとしたらこのミストの散布過程のいずれかに何か欠陥があるということです。こうしたリスク想定を為されずに、事態が進行していたとしたならば、現場レベルでこうした欠落がいろんな形で散発的におきている可能性が高く、たまたまその一つが露呈したに過ぎないと思います。本来、汚染回避がまずは対応可能な免震棟でも、こうしたことがおきているなら、その問題は相当深刻だということです。

 またこれが、ミストシャワー以外の原因となると、さらに深刻です。汚染は思わぬ形で至る所にあって、それが免震棟にあるとなると、収束などという言葉は影も形もなくなりますから。


嫌な予感ばかりしますね。


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【8/31(土)木下黄太×野呂美加 放射能ぶっちゃけトーク IN 京都】

申込受付⇒http://kokucheese.com/event/index/107258/

【講師】 放射能防御プロジェクト 木下黄太 
     チェルノブイリへのかけはし 野呂美加氏 

【参加料金】 
前売り:1000円  
当日 :1200円 

※当日託児はありませんのでご了承ください。
※子供連れの方は膝上の場合無料、お席の必要な方は別途お申し込みください。
※1申込につき1席の予約になります。 
 2名以上でお越しの際はお手数をかけますが個々にお申し込みください。  

※受付をスムーズに行うため、つり銭が出ないように料金をご用意ください。 

※講演会の31日(土)当日のキャンセルは出来ません。 
キャンセルは30日(金)午後9時までにお願いいたします。 
(期日以降のキャンセル、または無断欠席の際は、後日実費をご請求いたします。) 


2013年8月31日(土曜日)  
13:30開場 14:00開演 16:30ごろ終了 定員280名 

ひとまち交流館・京都 (京都市下京区河原町五条下ル) 
大ホール  

尚、親睦会的な2次会の案内もこのこくちーず内で行っています。人数限定。併せてお申し込みください。

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【9/1(日)名古屋木下黄太×野呂美加 放射能ぶっちゃけトーク 

詳細・申込⇒http://kokucheese.com/event/index/105356/

 「放射能防御プロジェクト」 木下黄太  

「チェルノブイリへのかけはし」 野呂美加氏 


二人のトークセッションです。またこのイベントをきっかけに 放射能防御プロジェクト中部で 
情報交換、勉強会など交流も増やしていきたく思います。 

是非御参加下さい。(前売り1000円 当日1200円) 

※託児はありませんのでご了承ください。 
子供連れの方は膝上の場合無料、お席の必要な方は別途お申し込みください。

 2013年09月01日(日曜日) 13:30開場 14:00開演

   東別院会館 ホール 

 (愛知県名古屋市中区橘2-8-45)

    ★当日、終了後に、まだ確定ではありませんが、放射能を懸念している、いろんな人たちが、交流できる飲食会を開催する計画があります。完全なオフ的なイベントです。これも併せてお伝えします。

 



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