本当にありえないことが、突然に起こり続ける時代になってきました。
放射性物質は、原発のみならず、実はいろんなところで、扱われています。
そうしたことで、思わぬトラブルが生じることがあります。
酷い時には、東海村の臨界被曝事故のような話も起きます。
そして、今回は、このような重要な放射能事故情報が、「低レベル」とか、「微量」とかいう言い方が公には為されているという状態です。
これがまともな社会と果たしていえるのでしょうか。
きのう夕方に、京都市左京区の京都大学医学部付属病院・旧産婦人科病舎にある「RI(放射性同位元素)低レベル実験室」で、実験中に火災が発生したそうです。京都大学ホームページより引用した地図、この81番が該当ポイントになります。
18:15から3時間45分燃え続けたそうです。
そして、京都の消防当局は、現場で直後に0.5μSv/hを検出したということです(測定器は現在不明)。
3人が煙を吸い、1人が念のため入院と伝えられています。
とにかく、事故発生から、6時間は経過していますが、この時点で降っている雨に、京都市内や近辺の方は、あたってはならないと思います。
また事故現場周辺には、思わぬ核種が残存している疑いは拭えません。
これを報道機関は問題が無いかのように伝えていますが(京都大学の説明もそうでしょうが)、鵜呑みにしていいと僕にはとても思えません。
相当量の放射性物質が、煙として周辺に拡散されたとみるべきです。
深夜ですが、内部被曝に詳しい、物理学者の矢ヶ崎克馬名誉教授(琉球大学)に先ほど電話で聞きました。
「どの時点で、0.5μSv/hを計測したのかによりますが、私の感覚では8万ベクレル程度の放射性物質が環境に放出された怖れがあります。」
矢ヶ崎先生に伺った内容は、メールマガジンで緊急増刊にて、これからかなり深夜ですが、配信してお伝えいたします。
いずれにしても、放射能クライシスはいろんな形で、顕在しつつあります。大変な事態です。
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