「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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福島市、突然死2人の高校で、生徒2人が甲状腺がん、うち1人は兄弟全員が疑陽性。野呂さんのトーク感想。

2013-09-04 23:08:36 | 福島第一原発と放射能

 福島からの情報は断片的に情報が入ってきます。福島市内のある高校で、甲状腺がんが二人出ていると言う事です。まあ、こんなことを問題ない等という連中が偽物なのは、もうはっきりしているし、これを誤魔化すことは、日本政府は最終的にはできないと僕は思います。

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福島市で突然死の生徒が二人出た高校で、今度は甲状腺がんの子が二人出たと聞いています。
一人は住まいは二本松市で、兄弟が全員疑陽性ということです。

その高校のすぐ近くの美術館図書館は春に十数万Bq/kgの汚染が計測されたと聞いています。

私は6月末に甲信越で移住の下見に来て帰りの高速の松川パーキングで子どもは喉に痰が詰まると訴え翌日朝に嘔吐。
その日から移住までの3週間体調不良で、私と息子は毎朝吐き気と頭痛、ダルさが酷くて息子は殆ど学校に行けず、小児科で診てもらうと血尿が出ていた。血圧も82-60と低かった。
血尿は2週間前の大きい病院での検査まで続いていて血液検査の結果も少し良くなかった為に腎臓の専門の病院で診てもらうようにと言われ、移住先の公立病院で受診。血液検査を見て全く異常がないし、「こちらでも甲状腺の検査をしたら60%の子供に嚢胞があったから全く問題ないし心配しなくてもいい」と言う医師で、唖然としました。


そして息子は自律神経が悪いとの診断でしたが、どう考えてもおかしい事ばかりで検査の結果を聞きに行っただけです。
娘も蕁麻疹のようなものが足と手のひらに出て、かなり酷くて、同じ病院で受診しましたが、蕁麻疹ではないと言われただけで、ステロイドを出されて終わり。移住後、一週間は全員吐き気とダルさ、頭痛が続きました。
喉の詰まりと痰が絡むのは一ヶ月近くなってようやく治まってきて、皮膚に針が刺したようなチクチクとした痒みはなくなりました。
でも2、3日に一度はダルくて動けなくなることがありました。

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 避難先で、甲状腺エコーで、結局結節とどれだけ診断されたのかというきちんとした情報も検証せず、小さいのう胞の割合が同じ(これははっきり言ってエコーの見方で何とでもできるレベル)と言い出す、甲信越の医師の知性を僕は相当に疑います。

山下俊一氏が言っている本当の意味をこの医師達は逆に誤認しています。少なくとも問題があるのは、5ミリ以上の結節と極端に大きいのう胞のみ。これが甲信越で多くいるならわかるけれども、そういう話でないことで、無意味な安心を与える感覚は医師失格とも言うべき話と思います。僕の中では、医師不信どころではないし、対照群検査というスタイルで、結局福島の子ども達をおしとどめ、人体実験に加担しているという話です。不愉快極まりない医師達です。

 

 「チェルノブイリのかけはし」の野呂さんから、ぶっちゃけトークに来られた皆さんへのお礼とか、僕への感想が届いたので、そのまま掲載しておきます。野呂さんという人の柔軟さがとても良くわかる文章だと思いましたし、僕という人間のスタンスを、あの短い日程で、野呂さんがとてもよく理解されていることにちょっとびっくりしました。僕もとても興味深い2日間でした。また宜しくお願いします。

 

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木下黄太さんとのぶっちゃけトークin京都、名古屋
お越しいただいたみなさまありがとうございました。
ぶっちゃけという割には、個人名でてないやん!と期待はずれ!とお叱りのメールもあったそうですが、会場の雰囲気がとてもよく、心地いいので言いたい怒りがなんだったか忘れてしまったということもあります。
今回、いつもはチャットばかりの木下さんですが、ゆっくりお話を聞くことができました。
テレビ局にいた人なんだなぁと。そこで、仕事をしていた日本人なのだとよくわかりました。
飛行機や宿のお手配から、どこで食事をするまで、ずいぶん細かく設定され、細かい報告をいただき、普通ボランティアで、
そこまではできないのですが、ああこれが社会の常識なんだと気づきました。

いつもアバウトに適当にしている自分に反省。
そういう一般社会人の目でみたら、反原発運動がどんなにいびつでおかしな洗脳がまかり通っているか、おまえら非常識だろ!という叫びが木下さんの叫びだったんですね。
日本の反原発運動の中に、「妥協」する組織を入れ込んできたほどの推進派のあの手この手。今は小泉さん自らが、反原発派の中にトロイの木馬として入ってくる。
そういうことに対する勘所はさすがにテレビ局にいたかたです。


しかし、今のマスコミは完全にジャーナリズムの精神を捨てきったのですから、もう存在意義は、なんなのだろう?
声をあげられない、彼のようなディレクターやプロデューサーたちは、じっと息をひそめているのか?
新聞社にもいるはずです。みんな知らないふりをしてる。
たぶん、あとで良心の呵責に耐えられず、自殺するかなと私は思う。

今の日本がおかしいと気づく勘の良さ。
これはね、記者の勘、刑事の勘(これはずれること多いかな)、などありますが、本能に近い、母親の勘も同じ。
生物としての直感。人間社会の中にいて、これを失えば、自分なりの信号を失えば、社会的に殺されることもある。今のように。だから、その勘は生存本能ともいえるかもしれない。これが弱いか強いか、鍛えているか、放棄しているか、人間の種としての強い弱いはそれにつきる。

 あたまでっかちになって、放射能の先生について、あれこれ数字をひっぱってこのぐらいなら安全とやっている人間は、種として生き残れるかどうかわからない。
もっと、うなれ!もっと、さけべ!もっと怖がれ!もっと疑え、もっとかみつけ!
毛が逆立つほどの、敵に囲まれているようなそんな状況なのに、子供を守ってウーとうなっている猫ほど一生懸命にも生きていない人間になるな。
 

 さて、木下さんはバンダジェフスキーのときからのどが痛いと言っていますが、あれだけシャウトしていたら、治る暇ないね。
 俺にとんまな質問スンナ!すでにそれは、会場へのお約束のようになっていて楽しかったです。
 木下さんは東京の人たちの仕事ぶりがおかしい、といっていて。確かに話が進まない感あるよね。別の東京から避難された方も、東京の人の仕事が遅くなっていると。間違いも多い、そういう感覚。これが本当の放射脳。
ついこの間もあったな。
なんて私も思いながら、手配いただいた飛行機の時間をまちがって乗り遅れた自分がここにいる。私も放射脳ですね。
 しえええ、恥ずかしくて言えない。みなさん、ありがとうございました。

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来月、旭川、札幌、函館で講演しますが、札幌ではまた、野呂さんとジョイントします。

【10/4(金)木下黄太講演会 IN 旭川】

18時開場 18時30分開演・終了21時

場所:旭川市建設労働者福祉センター(愛称/サン・アザレア)3F 座席数・・・156席
    旭川市5条通り4丁目  
  ★施設の有料駐車場あり

前売り/1000円  当日/1200円
*旭川講演の前売りチケットは、珈屋Lamp(旭川市末広東1条1丁目7-6)で購入するか、
 住所・氏名・電話番号を明記の上、下記のメール宛にご予約いただくと、
 当日受付にて「前売り」扱いで清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ ezonokurohune@yahoo.co.jp


【10/5(土)木下黄太&野呂美加 ジョイント講演会IN 札幌 】

場所:佐藤水産文化ホール   座席数:140席
   札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階 
   *札幌駅南口、ロータリー正面(南口から2分)
  
時間:13時開場  13時30分開演・終了16時30分
   *14時30分頃より野呂さんが入り、一時間程度は野呂さんがいる状態です。

前売り/1500円  当日/1700円
*札幌講演会の前売りチケットは、住所・氏名・電話番号を明記の上、
 下記のメール宛にご予約いただくと、当日受付にて「前売り」扱いで
 清算いただけます。

予約メールアドレス⇒⇒⇒ junko@concierge-junko.com


★両会場とも、託児室はご用意しておりません。両会場とも主催は『蝦夷の黒船』


【10/6(日)木下黄太講演会 IN 函館】

『放射能健康被害の現状と対策』

14:00~16:00
会場:北海道教育大学函館校7号館第14講義室(函館市八幡町1-2)
資料代:500円 
※事前申込必要なし。主催「道南内部被曝を学ぶ会」 090-8265-4658

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