「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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今中哲二氏とバンダジェフスキー博士のLive。講演会場で民主党擁護の反原連、大量置きビラという迷惑。

2013-07-16 07:28:09 | 福島第一原発と放射能

【警告】

 バンダジェフスキー博士に対して、医療行為を装った営利目的でのアプローチや、自己宣伝目的でのアプローチが、専門家セミナーまわりでおきています。そうした輩は判明次第、徹底的に排除します。

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先日の記事。

ゴメリ赴任後の検査で肝臓が思わしくないと言われたバンダジェフスキー博士。懸念した同僚女性は既に死亡。

ここで紹介した一部内容に関して訂正です。

〈私の誤訳です。正しくは「炎症反応を伴わない肝障害」です。長時間通訳してると集中力が途切れてミスすることがありますが、典型的な例です。〉

博士の話は、スピードも速く、多岐にわたり、たしかに通訳泣かせです。今回の通訳の方は、どの会場でも評判がよく、博士との相性もよいため、他の選択肢は考えられません。今回の通訳は、相当負荷が掛っていて、僕らの方では相当感謝しています。

前回、かなり多くの通訳をつかいましたが、一長一短あり、また専門通訳会社がトップレベルでいれてきたという通訳が、セミナー会場の廊下で、博士のしゃべり方にクレームばかりつけてきたことがありました(こういう通訳は理解不能です)。

前回は通訳トラブルも多く、そうしたさまざま内情もわからずに、前回のセミナーのDVDをなぜ出していないだの、今回の通訳の言い回しが人の心をつかんでいないだの、ツイッターの中だけ、そういう文句をいう人がいます。

だったらあなたが全部運営をして下さい。もっと適合する通訳がいるなら連れてきてください。そんな人が、ここかしこにいるのなら。

 こういう人は、ほんとに、もう来なくてよいです。株式会社で、相当な利益をあげるビジネスとしてやっているなら、こういう批判も甘受しますが、大半がボランティアスタッフで、連合体では、現実は限界があります。というか、これでもまともに運営できている方だと思います。こんなことも理解しないという人達とはいったいなんなのかと僕は思います。少なくとも、株式会社という枠の中で20年、我慢ということを覚えてきた僕からすると、こういう文句をいえばすむと思っている感覚は理解できません。というか、批判をするなら、もっとこういう情報を提供してほしいというような生産的な話をするべきであって、こんなことばかり言う、特にツイッターの生息者は、いったいなんなんだろうと思います。つまらないです。

 というか、文句をいう人達ではなくて、文句を言われているスタッフがいなかったら、開催そのものができません。何もしない人間がここまで、文句をいうなら、徹底して闘いますから、そのつもりでいて下さい。僕はそういう輩は許さないです。

 また、きのうの京都講演で、反原連のチラシが大量に置かれていました。誰が置いたのかがわかりません。この団体と僕は関わる気もないのは、ブログ読者は御存じのはずです。嫌がらせのように大量にビラを置かれました。しかも、ほぼ、だれも取っていっていません。原発事故対応を隠蔽した民主党に△マークをまだつけて擁護するようなビラを見ただけで不快です。しかも、両面カラー刷りが大部数です。どういうおカネが入っているのか、その点だけが気になります。

 さらに、京都では講演会で思わぬことがありました。来場者の数と、参加費の金額の総額が、違い過ぎていました。一人二人ならミスもあり得ますが、十人相当程度は金額が少なかったです。残念ながら、すりぬけて入っている人間がいるとしか思えません。今後は、チェックを細かくおこなうことにするしかありません。こうした人たちが現実にいるのであれば、対処するしかありません。本当に残念なことです。

 講演の内容自体は、博士も京都でリラックスして行われていたと思います(京都はレベルが高いと常に言います)。お昼は満員で、夜の部も200人程度の参加だったと思います。

僕は若いころ、先天性奇形の研究をしていて、受賞もしていた。被災地での研究申請を出すと、紙の上で作られた医科大学の学長になった。なぜなら、医師がその地を危険だから、みんな出て行ってしまったから。被災地の人々の研究を知る提案をした。当時の自分たちの状況は、今の福島の状況と似ている。」

 こういうご本人が、ゴメリ医科大学に関わっていった経緯を、昼の部の冒頭、すこしお話になりました。彼は、リアリストで、尚且つ、権力サイドとのネゴシェーションも可能なタイプの人だったのは、知っていましたが、ある意味、そうした状況で、まず汚染地に飛び込む選択を本人はしていました。彼はこういう人物です。

さらに、心疾患のことを話していると、さらっとこういう話が飛び出します。

最近、ベラルーシでは癌や心疾患の統計が出なくなっている。何故だかわかりますが。隠しているからです。状況が酷いからです。」

こうした事実を、隠さず出そうとする博士の感覚は僕はとても共感できます。

 さて、夜の部には、元京大教授、市民環境研究所代表の石田氏と、京大助教の今中哲二氏が、バンダジェフスキー博士京都講演夜の部に来場していました。

石田先生は、日本の現況を憂う発言とバンダジェフスキー博士への謝辞がありました。

この後、今中先生の質疑になったのですが、こういうツイートを参加者がされています。

《会場の空気が一瞬張り詰めたのは、観客席に来ていた今中哲二氏とパンダジェフスキー博士のやり取り。司会の木下黄太氏は今中氏に「質問があればどうぞ」と振ったのだが、質疑応答の後、今中氏が「また時間のあるときに議論しましょう」と述べたのに対し、パンダジェフスキー博士は「議論をすることに関心はない。仕事をしなければいけない。ぜひ一緒にEUのプロジェクトに参加して下さい。」ここで会場大拍手。》

 僕はあんまり空気が張り詰めた感迄は感じておりませんが、両者の最後のやり取りと会場の反応は、ツイートで書かれているような、こんな感じだったと思います。実はこの前に今中先生が「自分たちは物理学者なので、ミリシーベルトやグレイという単位で考えているので、その点で博士はどう考えているのかを聞きたい」という質問があり、博士が「医師の立場でいうと、物理学者のそうした話は意味があるとは思わない。実際に、身体に異常が起きていることを対応している立場からすると、物理学者のシーベルトなどの概念に拘る感覚がナンセンス」と一蹴されていました。この状況の後、ツイートをされたやりとりになり、京都講演夜の部では、たしかに大きな見せ場になったなあと、その時に僕も思いました。

 こういう生のやりとりを通して、人は考えることが多くなると思います。講演というLiveの醍醐味がここにあるのです。僕のテレビ的な感覚では、その状況の雰囲気全体が大変に興味深かったです。

 今中先生とバンダジェフスキー博士は、終了後にも、挨拶されたそうなので、お互いに、生産的なことができればよいと、僕は念願しています。

さて、残るは、徳島講演⇒東京で外国人特派員協会会見⇒東京講演⇒東京セミナー⇒取材対応⇒離日ということで、後半戦になってきました。前半よりは日程は緩くなっていますが、頑張っていこうと思います。特に、選挙情勢も気になる、東京講演は、いろいろと考えないとなりませんから。

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徳島講演、四国唯一の開催!

 

いよいよ明日夜!!!

【7/17(水)バンダジェフスキー博士徳島講演 with 木下黄太】 

 

 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 

場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

 

・前売り扱いのメール申込:info@panda.eek.jp 

 

「申込者のお名前、参加人数、参加者全員の名前、電話番号が必要事項」

 

・前売り扱いのこくちーず申込

 

 http://kokucheese.com/event/index/96047/

 

・前売りチケット販売。小山助学館、平惣各店、徳島大学生協など。

 

 日時 7月17日(水) 18:00開場  18:30スタート 20:30終了予定

 

場所 あわぎんホール(郷土文化会館)4F大会議室

 

 料金 前売り&予約1200円 当日1500円  定員300名 座席のいらない幼児は無料

 

保育無しですが、一時待避用として和室を借ります。(音声だけでも流せないか検討中)

 

電話問い合わせ 070-6434-6318(柏木)

 

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東京は参議院選挙前日の土曜開催!サプライズ企画中!!

 

【7/20(土)バンダジェフスキー博士東京講演 with 木下黄太】

 

開場13:40 開演14:30  場所:新宿文化センター 大ホール

 

e+お申込み⇒PC用購入ページ

 

http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P0100P002103383P0050001P006001P0030001

 

携帯用購入ページ

 

http://eplus.jp/m/msys/T1U55P0010844P0100P002103383P0050001P006001P0030001?uid=NULLGWDOCOMO 

 

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4 コメント

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7月16日、山本太郎、演説をツイキャス(ネット実況中継)で見よう!! (Flying Lady)
2013-07-16 10:10:15
7月16日、山本太郎の演説場所の情報です。

ぜひ山本太郎のツイキャス(ネット実況中継)で彼の演説をリアルタイムで見て下さい!!毎日見れます!!
http://twitcasting.tv/yamamototaro0

山本太郎演説スケジュール
http://imahahitori.com/schedule/
7月16日(火)
新宿東南口 12:00~13:00
調布 14:00~15:00
府中(北口、南口) 15:30~16:30
聖蹟桜ヶ丘「聖蹟桜ヶ丘駅前交差点付近」17:00~17:30
多摩センター(パルテノン大通り)18:30~20:00
夜立ち 多摩センター
※時間は多少前後することがあります。ご了承下さい。

山本太郎公式ツイキャスが見れない場合は、次の個人ツイキャスで見れる場合があります。
http://twitcasting.tv/jack_furuchan
http://twitcasting.tv/wako_66/
http://twitcasting.tv/mshr_tweet

☆この情報は、みなさんもどんどん拡散して下さい。
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カリウム40との違い (豊島耕一)
2013-07-16 17:49:27
12日の福岡講演を聴きました.とても勉強になりました.生体内でセシウムはカリウムと同じような挙動をし,しかもカリウム40は体内に70Bq/kgあるのに,なせセシウム137が影響するのか,との疑問から,セシウム137の崩壊様式を見直してみました.すると,崩壊の10%が荷電粒子(電子)2本を,さらにそのうちの大半がさらにもう1本,つまり都合3本もの高速電子を発します.これによりセシウム137を抱え込んだ細胞は「マルチヒット」により回復不能なダメージを受けるのではないか,との推測をしています.詳しくはブログ記事をご覧下さい.「ペガサス・ブログ版」です.
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福岡講演でのチラシ (原発いらない)
2013-07-16 19:03:55
木下さんがブログで取り上げている反原発のチラシについて気になったのでコメントいれます

もしかしたら今手元にあるチラシの事かもしれないと思いました。
両面カラーで、原発について各党の政策を評価の尺度として◎○△×ーで評価しているものではありませんか?
たしかに民主党は△になっています。

もしそうだとしたら福岡講演の会場入口で、アンケート等と一緒にまとめて手渡されました。
福岡講演参加者は全員持っているのではないかと思います。

別チラシの事でしたらスルーしてください。
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京都講演 (行方一)
2013-07-17 17:43:25
京都講演で「勘定あって銭足らず」があったようですが前売りの対応も出来ていなかったようです。メールで事前に申し込み印刷した返事を受付で出す、とあったのでそのようにしたら何も言われないので1,500円出したらそのままでした。私の様にした人はいなかったようです。まあ差額はカンパと考えます。
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