「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

[去年避難の男児、医師が「ありえない」と言う甲状腺石灰化]について記事訂正。浜松、15校学級学校閉鎖。

2014-01-17 21:32:12 | 福島第一原発と放射能

 記事を訂正します。訂正部分は千葉からの移住者に「甲状腺石灰化」が見つかったという話です。この記事中で該当部分は一部削除し、訂正の為追加記載いたしました。 

==============================================

きょう届いたメールで、あつかましい人がいるので言及します。

まず、お子さんに健康被害が出ているとか、どうしても病院が見つからないとか、その方が本当に困っていることなら、どなたでも対応します。

また、こういう情報が私のところに独自にあるのですが、見解を聞きたいとかであれば対応します。

 しかし、ネットでまわってきたサイトニュースの正誤を僕に教えろといってくるのは、人間として正気の話ではありません。しかも、その人とこれまでやりとりを全くしていないケース。なんでそういう人に僕が解説をしないとならないのでしょうか。知りもしない人のコンピュータ返答機では僕はありません。

 いいですか、3年近くが経過して、緊急対応の状況ではありません。被曝の実状は変化はありませんが、原発自体からいまだに放射能ももれていますが、それでも時間経過とともに、燃料は冷えている筈で、急速に危険な事態があるのではありません。

 恒常的な危険に囲まれていて、それがへらないどころか、少しずつ危険が増えている可能性を否定できない現実です。

 こうした時に、何らかの情報提供をして、僕と情報交換や話がしたというなら、理解しますが、ネット上で流通している情報の真贋を僕にメールして判断させようとするのは、何か根幹から間違っています。しかも、こういう人は、これまで、やりとりがなかったりしますので。

 実は、これまでやり取りのない人から、突然何かを要求されるように聞かれる話が増えていて、正直当惑しています。僕のブログ情報を見て、質問したいという話でもなく、その人の一方的な認識と推測に基づいて、僕に対応するように言うメールがきます。その人や家族に健康異変が起きている相談でもありません。はっきり言って、ヤフーの知恵袋みたいな対応をさせようという感覚です。社会通念での常識がほぼない人々としか思えません。こういう方の対応に時間を取られるのは、本当に無駄です。こういう中で、酷い事例が多くなっているのは、放射能戦時下の日本で、時代の病がすすんでいることの反映だとも言えると思います。


 しかし、そういう方と異なり、本当にシビアな局面がおきていて、相談される方も当然多くいらっしゃいます。この方のメールいろんな事態がおきていることを何回かやり取りしている方がいて、そのお子さんに、異変が起きている報告がありました。千葉の八千代から去年の春に避難して、今は愛知県の東三河エリアに住んでいらっしゃいます。八千代とは比較にならないすが、微細な汚染はある地域への移動です。頂いたメールを時系列でお伝えします。

===============================================

(2013/5のメール)

4月の半ばに千葉の八千代市から、愛知県の東三河エリアに遅くなりましたが移住しました。

愛知県の東部なので微妙なラインだと思いますが、良い変化があった事、悪い変化があった事のお知らせと、相談でご連絡させていただきました。

上の娘は震災後、たまたま持病の検査(夏)で貧血が見つかりました、春にあった学校の検査では異常はなかったです。
サプリメントで鉄を補給で様子をみてましたが、個人の小児科で再検査したところ、鉄剤を飲まなくてはいけない位の数値になっていて、 二年近く鉄剤をのんでました。


移住後、1ヶ月で学校で血液検査がありました。貧血がなくなりました。ただ白血球が1500あるので再検査です。


(2013年7月のメール)

血液検査のご報告と、血液検査をしていただいた病院でエコー検査をしていただけたのでご報告と思い連絡しました。
 
移住先の総合病院で検査ができました。
 
娘15歳と、私40歳の2年前の原発事故以降の白血球増加で、娘は小児科、私は血液内科での検査をまずしました。
 
家族二人が原発事故以降の白血球増加で再検査との事で、小児科の先生がとても気にしてくれて、進んで下の息子4歳の血液検査もしてくれました。
血液検査の検査は、3人とも異常なしとの事でしたが、先生に素直に甲状腺検査はできませんか?と聞いたら、震災後のスクリーニング検査と言う理由で検査していただけました。私は、内分泌科、子供たちは小児科ですが。 

私と娘は異常なしだったのですが、息子に1、4ミリ嚢胞ありで3ヶ月後再検査になりました。
 

(2014年1月17日のメール)

息子の甲状腺の検査結果、石灰化といわれました。

千葉県八千代市から昨年の4月に愛知県の東三河に移住して3回目の検査で新しくできていたそうです。

病院では再度血液検査と胸のレントゲン撮影をして来週水曜日診察で今後の経過をどうするか判断するそうです。

この病院のお医者さんも5歳の子供の甲状腺に石灰化はありえないと言ってました。

結果次第では小児甲状腺専門の先生の処へ行くそうです。今後家庭での生活はどうしたらいいでしょうか?

本当に何度もすいません。

千葉では姪2歳が鼻血がでる。母が胸が痛いなど声を聞くようになりました。

本当に何度もすいません。

==============================================

 先ほど、この方とは、お電話でもお話しいたしました。血液は好転されていたので、安心していたのですが、下のお子さんの甲状腺に一部石灰があるようです。1ミリ程度ののう胞があるよりも、5歳位の幼児が、甲状腺に石灰化というシグナルが出ていることは、重要ですし、例は多くないと思います。

 有体に言えば、石灰化はよいお話ではありません。今後の検査などで、状態を精査する必要があります。

  さらに、この女性の2歳の姪御さんは、八千代で保育園に通っているそうです。そして、保育園に行きだしてから、鼻血が突然に出るようになってきたという事です。僕には、汚染が一定以上ある場所での外遊びへの懸念が強まります。


《2/6訂正記載》

 この記事において記述している石灰化について、そのデータを僕の方がお願いして、都内の医師と確認しましたが、石灰化という悪い状態では全くないという事です。こちらで信頼する東京の医師(被爆に関して理解している)にもデータを確認してもらいましたが、全く「石灰化」の兆候はなく、甲状腺画像を見る際に、よくおきている誤認ではないのかということです。「木下さん、同様のミスをしている医師は他にもいて、同じようなことは何回か知っていますよ」とその医師から言われました。僕も相談者も、地元病院での診察がもとになっていたため、確認ができる話ではありませんが、訂正いたします。甲状腺画像の診断ミスと思われますから。

このため、この記事の記述を一部削除、訂正し、あらたに付け加えました。


勿論、この方たちのお子さんが被曝に関して、懸念しなくて良いという話でもありません。甲状腺石灰化という部分についての訂正の話です。

======================================

明日です。会場にゆとりがありますので、予約なしでも直接おいで下さい。

厳しい映像上映がありますので、ご了解ください。

【木下黄太 ウクライナ報告会in一宮】

2014年1月18日(土) 13:30開場 14:00開演 (16:30終了予定)

アイプラザ一宮 (愛知県一宮市若竹3-1-12)⇒一宮勤労福祉会館。駅の中の施設ではありません。 

詳細&申込http://kokucheese.com/event/index/132774/

メールでも申込可能。下記に「お名前(申込者全員)、人数(四名以下)、電話番号」をメールください。

rdpchubu0118@excite.co.jp 

========================================

 児童が下痢と嘔吐になり、学校閉鎖か学級閉鎖に、浜松の15校の小学校でなっています。原因はノロウイルスと言われていますが、自校調理式の為、共通食材しか直接原因の可能性は考えられないようです。みかんパウダーを練り込んだパンと牛乳、かつおだし位の様です。こうした状況が、わずか9キロ半径程度のエリアでおきている異様さには注意して下さい。静岡新聞などのサイトが伝える情報には、特に注意したほうがよいです。

 僕は子供たちの異変が、何かの原因がトリガーとなっておきたにせよ(ノロウイルスの可能性が高い)、そのアンカーとなる状況が、子ども達の中に従来からあったのではないのかという懸念を拭えません。浜松はいろんな要因で、微妙な場所ですから。注意して下さい。

「付記」パン工場からノロウイルスが見つかったそうです。

======================================

僕のメールアドレスはnagaikenji20070927@yahoo.co.jpになります。


 




 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。